球界トピックス

3月17日
オープン戦結果:F2−6D Bu3−11YB BW1−2S C6−1H L9−2M


甲子園:阪神2勝0敗
G  200010000  3
T  20110000×  4
勝:星野2勝0敗
負:桑田1勝1敗
S:伊藤1勝0敗1S
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 阪神相手に屈辱の2連敗!
前日、名手・川相をスタメンフル出場で起用した事により、投打が噛み合う快勝を収めたと言うのに、その教訓は全く生かされる事なく、この日も2番には「1番の打撃スタイルを変えるつもりは毛頭ない!」と暴言を吐いているガッツな貴公子・仁志、ショートには福井が入り、体調不良のソーサ元木を指名打者としてまで起用されているにも拘わらず、名手・川相はベンチに追いやられる絶望的な布陣。巨人は初回、今夜の松井さんが戦列復帰した事で再び5番へ降格した破戒僧・清原が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振して放ったあわやスタンドインのタイムリー二塁打により、2点を先制したものの、川相不在ではそのリードも束の間。先発・桑田がゼブラ今岡,悠久の若虎・桧山にタイムリーを浴びて、あっと言う間に同点に。更に、3回にはPLの後輩・片岡に勝ち越しタイムリーを許すと、続く4回には藤本にタイムリーを浴びて、4点目を献上。川相不在で粘りに欠ける巨人打線は阪神先発・星野の真骨頂であるのらりくらりとした投球に翻弄され通し。5回にガッツな貴公子・仁志のタイムリーで1点を返したものの、6回以降、繰り出される阪神のリリーフ陣に抑え込まれ、あと1点が一向に届かない。1点差の儘、迎えた土壇場9回、二死から阿部がヒットで繋いだものの、ここでソーサ元木に代わって出てきたのが、名手・川相…ではなく、何故か左門。その左門はあえなく空振り三振に倒れて、ゲームセット。川相が悪夢のフル欠場に終わり、敗れるべくして敗れた巨人はこれで開幕カードの相手である阪神に2連敗。8回に登板したルーキー・真田が三者凡退の好投を見せたのが、唯一の明るい材料だった。

 恐怖の始球式! ミスター・ルーキー、惜しくも破戒僧・清原暗殺に失敗!
尚、この日、始球式に参上したのが、阪神の救世主ことパートタイマー覆面投手のミスター・ルーキー。トップバッターでもないのに、打席に入った破戒僧・清原に対して、ミスター・ルーキーは「本当は(映画の時の様に)予告フォークを投げたかったけど…(フォークじゃ、抹殺出来ないから)」と頭部付近へ速球を投げ込む殺人投球を展開。清原は辛うじてこれをかわした事で大事には至らなかったが、星野監督は「あそこでガーンと頭にでもやってくれれば、ウチは大分、楽になったのに…」と未遂に終わった清原暗殺に無念の表情清原抹殺は自分の仕事と確信している織田裕二は危うく先を越されそうになり、肝を冷やしたものの、殺人投球の見本を見せて貰った事で本番へのヒントを掴んだのか、不気味な笑いを浮かべていた

 ヤーナル、6回1失点の好投! 石毛監督、未だ開幕投手選びに難航!
日本の李ボンジョムこと石毛監督が「開幕投手はジャンケンででも決めるか!」などとほたえた途端に、アピールする気をが失せ、張り詰めていた緊張感が切れてしまったのか、15日には金田が左手人差し指に血マメを作り、翌16日には小倉が右前腕屈筋付着部炎で、次々と先発候補がリタイアする緊急事態に陥っているオリックスだが、そんな中、この日、先発したヤーナルが6回を3安打1失点に抑える好投を見せた。これに対して、石毛監督は「開幕最有力候補だな。でも具も川越もいる。まだ決めてないよ」。流石に「ジャンケン」の一言は封印したものの、開幕投手指名を迷っているのは間違いない。いつまでも態度をはっきりさせないでいると、「ジャンケン」でなくとも、密かに「アミダ」で決めたのではないか?と誤解されうる危険性もあり、内部崩壊阻止の為にも、一刻も早い決断が待たれる所だ。

 大友、生涯初の3連発! オープン戦で早くも打ち止めか!?
水島新太郎と癒着を謀り、現実でも2ホーマーしか打っていない年に恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカベン パロ野球編」で1試合2ホーマーなどと、身分不相応の大活躍をして以来、右肩に重傷を負って手術に至るなど、ケチがつきっぱなしの大友がこの日、生涯初となる3打席連発をかました。オープン戦だと言うのに、早くもペナント2年分のアーチを打ち尽くしてしまった事になり、また2年間は一発が出ないかと思うと「(水島の呪いは)本当に怖いくらいですよ」とがっくり。伊原監督も「(水島の呪いにより)悔しい思いをしてきただろうし、(水島の呪いから)復帰して精神的にも強いものを持っている」と気休めを言うのが精一杯だった。