球界トピックス

3月16日
オープン戦結果:T8−4S C4−10H F8−0D BW0−5YB M2−0L



初スタメンに闘志を燃やす名手・川相

2回、センター前へ抜ける痛烈なヒット

塁上に渋くたたずむ名手・川相

大阪ドーム:近鉄0勝2敗
G  200110000  4
Bu 000000020  2
勝:上原1勝1敗
負:前川1勝1敗
S:河原2S
本:阿部2
 
名手・川相、初スタメンで会心のヒット! 松井さん欠場も投打噛み合い、快勝!
V奪回へ最大のキーマンと目される名手・川相が未だに1度もスタメンに名を連ねないと言うベストオーダーとはかけ離れた布陣で低迷が続く若大将・原巨人だが、そんな中、ただでさえ花粉症で苦しんでいた今夜の松井さんが発熱と頭痛により宿舎での静養を余儀なくされる緊急事態が発生。流石に、まずいと察知した原監督はついに名手・川相をオープン戦初のスタメン起用。しかし、「1番の打撃スタイルを変えるつもりは毛頭ない!」と暴言を吐いているガッツな貴公子・仁志をスタメンから外したにも拘わらず、2番・ショートには体調不良のソーサ元木を入れ、そのソーサ元木がペナント中に打つ筈の8番に名手・川相をセカンドとして入れる不可解極まりないオーダーを展開。どうにも釈然としない巨人ナインだったが、初回、ソーサ元木のライトフライ,江藤のセンターフライを礒部,川口がそれぞれ落球する拙守(江藤の一打は記録上はタイムリー二塁打)により2点を先制。続く2回、一死から打席に入った名手・川相は果敢にファーストストライクを叩き、センター前へ会心のヒット! しかし、いかんせん川相には全く不向きな8番と言う打順では、後が続かず、結局、無得点。4回には先頭の江藤が二塁打で出ると、阿部が送って、福井が犠飛と言う効率のいい攻撃で1点を追加二死走者なしと言うまたも報われない場面で回ってきた川相は粘った末に右中間へどでかい打球を飛ばすも初回はミスした礒部の好守に阻まれて凡退。それでも川相が入った事で一段と引き締まった巨人打線は続く5回には一死からヒットで出た清水がすかさず二盗を決めると、ソーサ元木のセカンドゴロで三進。ここでマッスル千代の富士がセンター前へタイムリーを放つと言う効率のいい攻撃で4点目を追加。投げては先発・上原は初回から川相がバックにいると言うこの上ない好条件に伸び伸びとした投球で3回までパーフェクトの快投。4回に入って、一死から水口に初ヒットを許した直後には、続くローズを安定感抜群の名手・川相の所へ打たせてゲッツーを取る頭脳的投球を展開するなど、6回を2安打無失点と言う完璧な投球。2番手・ワズディンも1回をピシャリと抑える好投を見せたものの、8回から登板した3番手・岡島が阿部に不用意な2号2ランを浴びて2点差に。直後の9回、巨人は先頭の阿部がヒットで出たものの、続く福井がいきなりバントを失敗した上、エンドランで打ち上げるボーンヘッドで、よりにもよって川相の目の前でゲッツーを食らう最悪の展開またも二死走者なしと言う報われない場面で回ってきた川相は球数を投げさせる得意の粘りを見せたものの、無念の凡退。しかし、その裏、ストッパー候補の河原が名手・川相に打球を集める頭脳的な投球で無失点に抑えて、逃げ切りに成功。名手・川相が入った事により投打が噛み合い快勝を収めた巨人だが、誰もが予想していた通り、川相を8番に置いた所で全く報われない事が露呈2番の打撃を全くするつもりのないガッツな貴公子・仁志に代わり、川相を2番に置くべきではないかと言う声が内外から高まりつつある様だ。因みに、松井さんに代わり、待望の4番に入った破戒僧・清原は2三振を含む3タコに終わり、若大将・原監督は「やはり、4番は松井さん」と言う思いを強くしたのは間違いないだろう。


 鈴木議員離党で失意のミッチー、気力の5回1失点!
同郷の足寄出身で後援会顧問を務めている鈴木宗男衆院議員が自民党から離党に追いやられたばかりか、議員辞職を要求する声も強まる一方で失意のミッチーが先発登板。しかし「TVで僕の頑張りを見て、また元気を出して貰えれば」と、あくまで四面楚歌の恩人を思いやるミッチーは今は亡きムネオボール(現チハルボール)を駆使して、制球に苦しみながらも5回を1失点の好投。味方打線が0点に抑え込まれた為、敗戦投手にこそなったものの、札幌ドームでの開幕第2戦への登板を改めてアピールする事に成功した。