球界トピックス
3月7日
オープン戦結果:Bu6−8C M5−2F H3−8L
札幌ドーム:巨人0勝1敗
T 002024000 8
G 200001002 5
勝:伊達2勝0敗
負:春風亭半ケツ0勝1敗
本:今夜の松井さん2,3、ゼブラ今岡1、ヒットマン後藤1、福井1

茂雄暗黒政権の再来!? 遅過ぎた川相投入で松井さんの2発も空砲!
脱茂雄イズムを着々と図り、機動力野球を打ち出している事で周囲の期待も大きい若大将・原巨人。しかし、この日の試合を見たファンは、抱いていた期待が無惨に打ち砕かれるのではないか?と言う不安に駆られた事だろう。左太腿痛が完治し、ようやく一軍合流となった名手・川相がスタメンショートと思いきや、何と風邪による胃腸炎で欠場濃厚と見られていたソーサ元木が強行スタメン出場し、川相はベンチへ追いやられたのだ。溜まりかねた今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2号先制2ランを放ったものの、オープン戦初登板のカリメロが久々の実戦登板だと言うのに川相が不在と言う不安感からバタバタとした投球で3回に同点にされると、2番手・春風亭半ケツも5回、絶不調の濱中に2点タイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上。そして、続く6回にはFA移籍の前田がゼブラ今岡に満塁弾を叩き込まれれる始末。しかし、どれだけ点差が開こうと勝負を捨てない男・川相の檄に奮起した巨人はその裏、今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目のアーチ。9回からようやく名手・川相がセカンドに入ると、この回からマウンドに上がったアルモンテは絶大な安心感から伸び伸びとした投球で無安打に抑える好投を展開。しかし、その裏、川相は4人出塁しなければ回って来ないと言う最悪の打順に置かれてしまっていた。絶望感に打ちひしがれる中、ヒットマン後藤,福井が川相に回らないならば一発に賭けるしかないとばかりにアーチを掲げて、3点差に詰め寄ったものの、最後は左門が凡退して、万事休す。結局、川相は打席に立つ事なく、開幕カードの相手・阪神に惨敗。まるで茂雄暗黒政権を彷彿させるかのごとき一発依存野球,非効率的な川相起用にナインは一様に不安を隠せなかった。原監督はシーズンに入ってもこういう采配を揮ってしまうのか!? それとも、開幕カードの阪神相手にあえて川相を隠したのか!? 後者であるならば、救いはあるのだが、果たして…!?
左:川相不在で不本意な投球に失意のカリメロ
真田、韓国・三星相手に2回をパーフェクト投球!
次々と選手を不振に陥れた茂雄のキャンプ行脚で接待投球を強いられながら、川相信者だった為に茂雄の関心が薄かった事も幸いし、手抜き投球で軽くあしらうしたたかさでコンディションを崩さずに切り抜けるなど、評価は鰻登りの真田が、この日、ジャイアンツ球場で行われたファームと韓国・三星との親善試合に2番手として登板。MAX145kmの速球とツーシームが冴え、2回を無安打2三振のパーフェクト投球を展開した。3日のダイエー戦に続く好投に淡口二軍監督は「今日の様な投球を見せられると、早く一軍で投げさせてみたくなるね」と満足気。しかし、右肘に張りが出ているのが心配な点で、この日も3回投げる予定を縮めている。15日の広島戦で再び一軍登板の可能性が示唆されているが、鹿取ヘッドコーチは「明日、明後日の体の状態をみないと何とも言えない」と慎重な姿勢を崩さなかった。
抜け出せないトンネル! 篠原、悪夢の3発5失点で轟沈!
恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカベン パロ野球編」で山田太郎に不敗神話を打ち砕かれる呪いの予言エピソードを描かれて以来、長期に渡る不振に陥っている篠原が今季も立ち直るきっかけを掴めないでいる。この日の西武戦で8回からマウンドに上がったものの、小関,カブレラ,中嶋聡と3発を叩き込まれて5失点と言う無惨な内容。更に、9回から登板のペドラザも簡単に失点を許すなど、不安定な投球。そんな中、救いだったのは先発・星野が4回1失点とまずまずの好投を演じた事。マメを潰すわ、左脇腹を痛めるわと故障続きでスロー調整が続いていただけに、今季初の実戦登板で昨年は対戦防御率12.60とメッタ打ちを食らった西武相手に結果を残せた事に「課題として投げたシュートがよかった。まずまずですね。ホっとしています」と安堵の表情を浮かべた。