球界トピックス

3月6日
オープン戦結果:D2−4C Bu8−2BW YB6−1L


 名手・川相、左太腿痛完治! 札幌シリーズでついに一軍合流!
V奪回へ最大のキーマンと目される名手・川相が帰ってくるキャンプ中に左太腿裏を痛め、二軍で居残り調整となっていた川相だが「普通に練習する分には、全く問題ない」と順調な回復ぶりで相変わらずケガに強い所をアピール。7日から始まる札幌シリーズで、ついに一軍合流。ショートのレギュラーで本命視されるソーサ元木は、この日、体調不良を訴え「風邪による胃腸炎」の診断で静養を余儀なくされた。左脇腹痛でリタイアしているニックンはハーフバッティングを再開したものの「まだ、少しかばってしまう感じ。実戦復帰は様子を見ていかないと分からない」と再発への不安を隠せない状況。福井は打撃ではそれなりに結果を残しているものの、守備面で課題が残る状態で、売り出し中の十川孝も走塁では元気な所を見せているが経験不足は否めないなど、ショートのポジション争いは混沌としてきており、川相はこの機に確実に結果を残して、開幕スタメンを狙いたい所だろう。

 三冠王献上ショック! 失意の小倉、いきなり2発被弾のメッタ打ち!
昨年は全て先発登板だったにも拘わらず、パ・リーグ漫画を描いているくせに全くパ・リーグの試合を見ていない水島新司により、抑えのエース扱いされた上、山田太郎に三冠王確定アーチを献上すると言う最悪の形でシメられて失意のどん底にある小倉が開幕カードでぶつかる近鉄相手に先発登板。恐怖の疫病神漫画でのあまりにも酷い扱いに精神的ダメージから回復しきれない小倉はいきなり先頭の大村に一発を浴びると、一死一塁となった後、中村にもスタンドへ叩き込まれ、無惨にも3失点。「オープン戦だし、悪い部分が今のうちに出て、本番は打たれない様にしたい」と強がるのが精一杯だった。一方、そんな疫病神漫画に触発されて、天才児・殿馬や不吉霊三郎と言った強い神通力の持ち主が実際にはいないにも拘わらず、運否天賦のアミダ野球を打ち出し、またも空転に終わる惨敗を喫した石毛監督は激昂。試合後、緊急ミーティングを開き、ナインに対して、うさ晴らしの説教三昧をかましたが、ナインは一刻も早くアミダ野球の方針を何とかするべきと不満顔だった。

 インフルエンザ禍でますます野戦病院化! オープン戦4連敗とどん底状態!
次々と故障者が続出し、野戦病院状態の中日だが、追い打ちをかけるかの様に山崎武,岩瀬,山北の3人がインフルエンザにかかって、ダウン。この日の広島戦では新助っ人・ブレットはこの日も3三振と相変わらずの扇風機ぶりで、巨人からFA人的補償で獲得した平松が2失点とまたも期待を裏切るなどで引き分けを挟んで4連敗。オープン戦6試合で未だに白星がなく、最悪のチーム状態が続いているとあって、山田監督も「いい話題を提供出来なくて申し訳ないね」と顔を曇らせた。とりあえず、インフルエンザが広まるのを恐れ、7日は急遽、休養日としたが、これが転機となるか?

 ニューヒーロー・稲嶺見参! 5回パーフェクトの会心の投球!
中日に負けず劣らすの野戦病院状態で先発ローテもまるで固まっていない横浜に突如、彗星のごとくニューヒーローが現れた。昨年、僅かに1試合に登板しただけの2年目左腕・稲嶺はこの日、西武戦で先発登板すると、最大風速22.9mと言う悪状況の中、5回をパーフェクトに抑える完璧な投球を展開。カブレラを三振にとるなど、キレのいいスライダーが冴え渡った。稲峰は「風のおかげですよ」と照れ隠ししたが、2月21日の日本ハムとの練習試合でも4回を無四球無失点に抑えるなど、秘められた力は開花に向かっている。待望の先発候補の台頭に森監督は「大きな自信になっただろう。今後は色々試したい」と顔をほころばせた。