球界トピックス

3月4日
オープン戦結果:H1−4S


宇部:巨人0勝0敗
F  000110100  3
G  21040000×  7
勝:小野仁1勝0敗
負:正田0勝1敗
 
脱茂雄イズム、着々と進行! 小野仁,清水の元幽閉コンビが大活躍!
相変わらず、川相が欠場とベストメンバーとは程遠い布陣ながらも、桑田の力投に脱茂雄イズムに光明が差して意気上がる巨人の先発は小野仁。茂雄暗黒政権下では堪え性のない指揮官の前に、一軍昇格即先発即降格と言う地獄のローテーションを強いられてきたが、フォーム改造による制球難を隠れ蓑に暗殺まで図ろうとした(未遂だったが)茂雄の失脚により、チャンス到来とばかりに気迫十分の小野仁は3回を無安打無失点の好投を展開。一方、打線の方は2回までにタイムリーなしで3点を奪う効率のいい攻めを見せると、4回には四球を挟んで4連打のつるべ打ちで一挙4点を追加。茂雄暗黒政権下では左に弱いなどと言い掛かりでしかない嘘っぱちの理由で幽閉されていた清水もこの日放った3安打はいずれも左腕からと、左投手相手でも全く苦にしない事を見せつける大活躍大敗している時でないと好投しない西山は2失点と不安を残したが、酒井,ジョーベ博士もきっちり抑えて、結果を残した。川相と同じく元造反五人衆の一角・桑田効果の余韻で快勝を収めた巨人だが、万全を期す為にも一刻も早い川相の合流が待たれる所だ

 新人研修会にルーキー86人が集結! 真田、寺原との比較対象扱いに不快感!
この日、横浜市港北区のホテルでプロ野球新人選手研修会が開かれ、(入院中の中日・高橋を除いた)86人のルーキーが参加した。毎年恒例となっている警察庁による暴力団対策,国税局による納税の基礎知識の説明を行われた他、元巨人の悪太郎・堀内氏が講師として登場し、講演を行った。堀内氏は「寺原君(ダイエー)は20年連続20勝を目標に背番号『20』を選んだと聞いたが凄い事。目的を高く持つ事はいい(18勝も出来ないから背番号『18』は嫌だ、などとほたえたどこぞのワガママメジャーリーガーとはえらい違いだ)。後はその為に考え、工夫する事だ」と熱弁。これに対して寺原は「印象的な話だった。いい勉強になった」とコメント。この寺原に散々比較されまくって、嫌気がさしている真田(巨人)は取材陣から握手をしているシーンの撮影を求められ、どう見ても引きつった作り笑いでお茶を濁すと「自分は自分なんで比較されたくない」と憤慨した様子で会場を後にした。

 オマリー臨時コーチ、「特命コーチ」として正式契約!
開幕までの臨時打撃コーチとして招聘されていたオマリー氏に対して、阪神はこの日「特命コーチ」と言う肩書きで正式契約を結んだ事を発表した。「技術もそうやが、配球を読むのが上手い。バッテリーのミーティングにも出て欲しい。外国人の攻め方の参考になる」とキャンプ中の指導を高く評価した星野監督がシーズン突入後も引き続いて残って欲しい意向を示した模様で、快諾したオマリー氏は「4年間在籍した阪神の一員として、私もいい仕事をしたい。若い選手に自信を付けさせ、手を取り合い、日本シリーズに繋げたい」と抱負を語った。オマリー氏と言えば、一部では世界一下手とさえ称された「六甲おろし」のCDが評判だが、昨年、「六甲おろし」熱唱リサイタルを開いたトラさんは早くもライバル心を剥き出しにしている。尚、契約金1000万円、年俸2000万円(いずれも推定)の1年契約で背番号は「89」に決まった。

 開幕投手決めた! 藤井、9連続三振の快刀乱麻!
ワガママ放題の石井一がメジャーへ亡命し、V2が不安視されているヤクルトだが、石井一に代わる左腕エースとして期待されている藤井が先発登板。速球はMAX138kmと特別、走っていた訳ではないが、変化球のキレが抜群で、強力ダイエー打線を相手にバッタバッタと三振の山を築き、4回を投げ9者連続を含む11奪三振と言う快投を演じた。公式戦なら日本タイとなるこの快記録に藤井は「ダイエーは凄い打線だから、集中力はあった。三振がいっぱい取れたのは嬉しい」と喜色満面。貫録の投球で開幕投手を内定させた左腕に若松監督も満足気だった。