球界トピックス

2月28日


 三者首脳会談で永久追放・池永氏の処分解除に否定的見解!
この日、東京・内幸町の日本野球機構にて、川島コミッショナー,豊蔵セ・リーグ会長,小池パ・リーグ会長による三者会談が行われた。前日、「黒い霧事件」により、球界から永久追放処分を受けている元西鉄の池永正明氏の処分解除を求める請願書が提出された事で検討が行われたが、当時の処分が妥当なものであるとして、処分解除に否定的な見解を示した。しかし、主人公に三冠王を獲らせたいが為に史実選手に八百長をさせる様な疫病神漫画を見過ごし、スパイ疑惑事件の時も「クロ」と断定出来ないから「疑わしきは罰せず」として「シロ」としながら、「クロ」と断定出来た訳ではないにも拘わらず、永久追放とした池永氏への処分が果たして本当に妥当なのか?と、球界首脳への嫌疑の声は強まる一方だ。

 若大将・原監督、個性派揃いの打線に「レインボー」命名!
この日、若大将・原監督は今季の巨人打線について「自分の中では『レインボー』という言葉を大切にしたいと思っている。アーチ(本塁打)と言う意味もあるが、1人1人に色々な個性があって、それが合わさっても美しい。響きもいいしね。レインボー何とか打線とか、レインボーがつくのがいいね」と「レインボー」に引っかけて命名する意向を示した。茂雄暗黒政権時は明度や彩度が違うだけの同系色揃いと言った印象が強かっただけに、脱茂雄イズムを目指す原監督は昨年とは違う色を出そうと躍起だ。しかし、虹色は色相こそバラエティに富んでいるが、明度や彩度にはメリハリがない。最終的に決め手となるのは、やはり一際、渋い輝きを放っているいぶし銀の存在をどこまで尊重出来るかだ選手の個性を生かしきる野球で勝つにはいぶし銀の存在は必要不可欠なだけに原監督の手腕は注目される

 ドミニカ・テスト生のラミーレスと正式契約へ!
広島は二軍キャンプにテスト生として参加していたドミニカ共和国・カープアカデミーのラモン・ラミーレス投手(20)と正式に選手契約を結ぶ事を決定。選手枠が1つ余っていた事で、カープアカデミーから来日していたラミーレス,マテオ,パサラの3投手を補強メンバー候補としていたが、22日の東京ガスとの練習試合に先発し、147kmの速球とキレのいいスライダーを見せたラミーレスを採用する事になった。尚、選から漏れたマテオ,パセラの両選手は今後も練習生として二軍に帯同する模様。

 左右の19年目コンビ、シート打撃で好調をアピール!
野口を初め、投手陣が次々とリタイアする野戦病院と化している中日だが、ここにきて山本昌,紀藤のベテランコンビが調子を上げて来ている。現在、二軍で調整中の二人は、揃ってシート打撃に登板。故障者続きとあって、前日、山田監督から檄を飛ばされたと言う山本昌は11人に対して、1安打5三振言う完璧な内容で格の違いを見せつけると、紀藤も同じく11人で3安打2三振とまずまずの内容。山本昌はキャンプ中盤に右太腿裏を痛めて、二軍調整を余儀なくされていたが、それもほぼ回復しており、一軍再昇格も間近。一方、紀藤も「近年稀にみる好調さ。去年の今頃は右肘が痛い痛いって死んでましたから…」と順調な仕上がりで、この日の速球はMAX144kmを記録。先発ローテ枠が手薄になっている事で絶好のチャンスと見ているベテランはローテ入りへ確かな手応えを掴んだ様だ。