球界トピックス
2月26日
オープン戦結果:BW5−11YB
野口、左肘に違和感で開幕ピンチ! 相次ぐリタイアに山田監督、激昂!
投手陣がケガ人続出の中日だが、今度はエース・野口がリタイア。この日、紅白戦に先発した登板した野口だったが、いきなり左肘に違和感を訴え、予定の2回を待たずに1回で緊急降板。急遽、那覇市内の病院で精密検査を行った。球団側はまだ検査結果を明らかにしていないが、野口はキャンプ開始当初から左肘に不安感を覚えており、ブルペンでの投げ込み数も昨年の半分程度に留まるなど、スロー調整を余儀なくされていた状態で、検査結果が軽症としても、更に、調整が遅れるのは必至とあって、開幕へ黄信号が灯ったと言っていい。中里が階段転落で投手生命の危機に瀕し、朝倉が風邪で二軍落ち、山本昌が右太腿痛、霊感投手・落合は右肩に不安を抱えた儘で、昨年からリハビリモードの川崎も依然として復帰のメドが立たないと言った状況で追い打ちをかけるかの様な野口のリタイアにぶち切れた山田監督は「今年の故障者は投手ばかりでどうなってるんだ!? これじゃいつまで経っても一緒。そろそろ俺が介入せんと、もうアカン!」と激昂。これまでコーチ陣に任せていた投手陣の調整に自ら介入する意向を示した。
鉄人・キュラソ星人、右脇腹痛でまさかのリタイア!
鉄人・キュラソ星人が右脇腹を痛めて、練習を早退する緊急事態が発生。完全燃焼野球を貫く為、キャンプ初日から発熱に見舞われたにも拘わらず、点滴を打ってまで強行参加したのがたたって、余計にコンディションを崩していたキュラソ星人は遅れを取り戻す為に怒濤の振り込みを行ったが、これがまたしても裏目に出てしまった格好だ。流石の鉄人も「オープン戦は行くつもりでいるが、場所的に(悪くなると)怖いから…」と不安を隠せない。リハビリ三羽烏が順調な仕上がりを見せているだけに、今まで五体満足であり続けたキュラソ星人が故障とは何とも皮肉な展開だ。キュラソ星人のリタイアに危機感を覚えたか、成長著しい長谷川がこの日、不滅の完全燃焼野球を伝承するかのごとく、右手親指,小指,右足裏と3か所から血をにじませながら、プロ最高の315球の熱投を展開した。
ポスト・マルちゃんにハスキー,ズレタらをリストアップ!
着々と脱茂雄イズムを進めている若大将・原政権だが、ポスト・マルちゃんとして、ロッキーズ傘下の3Aに所属したブッチ・ハスキー外野手(30),カブス傘下の3Aアイオワに所属のフリオ・ズレタ一塁手(26)をリストアップしている事が明らかになった。特に、本命候補とされているハスキーはメジャー通算7年間で642試合に出場し、86本塁打の実績で、マリナーズやメッツ時代にはピアザやグリフィーJr.らに代わって4番に座った経験もある右の大砲。昨年は3Aながら、打率.323 19本をマークしており、また外野だけでなく、一、三塁も守れるとあって、守備面でも使い勝手が良さそうだ。本人も日本球界への売り込みを行っており、順調にいけば獲得に至る可能性も十分に考えられるが、土井球団代表は「実際に見てからでないと」と慎重な姿勢を見せており、今週中にも編成部員を派遣して、2選手の調査を行う模様だ。