球界トピックス
2月23日
オープン戦結果:T4−3L D4−7F YB11−5S
茂雄、キャンプ行脚第9弾! 完全燃焼軍団、茂雄のアドバイスを一蹴!
あまりのヘッポコ采配に現場を退いた巨人・終身名誉監督の茂雄は暇潰しの春季キャンプ行脚第9弾として、セ・リーグでは最後となる広島の日南キャンプを視察訪問。例によって、広島ファンでもない茂雄信者ばかりが殺到し、閑散とした雰囲気に慣れていた広島ナインは呆れ果て、球団関係者は対応に大わらわ。完全燃焼野球が身上である広島の猛練習は毎年の事なのだが、巨人でチンタラやっていた事に慣れていた為、激しい衝撃を受けてしまった茂雄は「各地を取材してきましたが、(優勝は)カープの声が多いですし、実証として裏付けさせられましたね。開幕からの勝率によっては一気に飛び抜ける可能性もありますよ、エヘヘヘ〜」と相変わらずの誉め殺しモードを展開。また、寺原(ダイエー),霊感投手・松坂(西武)ら、数々の犠牲者を出してきた恒例の接待投球には、エース・佐々岡が登板。セ・リーグの球団は茂雄逆効果を警戒して、接待投球を控える傾向にあったが、佐々岡は茂雄ごときに潰されまいと真っ向から挑み、303球の熱投を展開。この投球数にも完全燃焼野球で鍛えられている佐々岡は五体満足で切り抜けて、不敵な笑みを浮かべた。佐々岡潰しに失敗した茂雄はキムタクに目をつけ、擬音と謎の英語連発のアドバイスで攪乱させようと目論んだものの、適当に聞いているフリをして、黙々と自分の練習に打ち込んでいたキムタクは茂雄のアドバイスなどいらんとばかりに紅白戦で会心の2安打。またも空転した茂雄は全体練習後もしぶとく居残り、特守を敢行した東出,新井にも謎のアドバイス。しかし、これ以上、守備が下手になりようもない2人だけに、これまた茂雄逆効果は発動せずに済みそうだ。
ハタハタ石井、猛打爆発! レギュラー獲りへ猛アピール!
弁当の売上に多大なる貢献をしてきたにも拘わらず、ロッテをクビになった将棋伝道師・ハタハタ石井がオープン戦初戦で3安打2打点の大活躍。最悪でも進塁打を意識し、いずれも右方向へ飛ばすチームバッティングに森監督も「状況に応じたバッティングが出来る。何の心配もいらないし、心強いよ。存在感を見せてくれたね」と満足そうな表情。新天地でのレギュラー獲得へ必死のハタハタ石井は「レギュラーだったらオープン戦でヒットが出なくてもいいけど、僕の様にそうじゃない選手にとってはやっぱり嬉しい」と猛アピールが出来た事に笑みを漏らした。
ゼブラ今岡、サヨナラタイムリー! 星野監督、初陣で劇的勝利!
オープン戦開幕戦となる西武戦で先発を任された谷中はかつて霊感投手・松坂の影武者をやらされた古巣相手に怒りのピッチングを展開し、5回を2失点とまずまずの投球。3点ビハインドの9回には、一死満塁から藤本の走者一掃のタイムリー三塁打で一気に同点に追い付くと、ゼブラ今岡のタイムリーでサヨナラ勝ち。初陣を見事に飾った星野監督は「チームに粘り? まだ早い。こんなの当然の事やないか。勝ち負けにこだわらんが、負けたら気分悪ないか。だが、勝ったからといってミスを水に流す訳にはいかん」と引き締まった表情を繕いながらも、笑顔は隠せなかった。