球界トピックス

2月22日


 中里、階段転落で右肩故障! 今季絶望どころか投手生命の危機!
今季、大ブレイクが期待されていた2年目の中里が重傷を負っていた事が明らかになった。右肘痛により、春季キャンプは二軍スタートを余儀なくされていた中里だったが、20日、読谷村の宿舎の階段から転落し、右肩亜脱臼で関節をも損傷してしまうアクシデントに見舞われたのだ。この日、名古屋に戻って精密検査を受けた結果、「右肩関節唇並びに関節包損傷」で全治3カ月と診断され、前半戦は勿論、絶望的で今季中の復帰すら微妙な状態。しかも、山田監督は「(投手として)致命傷になりかねない」、藤田チーフトレーナーも「肩の靱帯も損傷している可能性もある。完治しても150kmが戻るかどうか難しい。前の方の脱臼と言うのも良くないし、可動域も狭まるだろう」と語るなど、投手生命に関わる重傷である事を示唆。広報を通じて「とにかく1日も早く治して復帰したい」と語った中里は4週間は肩を固定して安静に努め、順調にいけば、6週間後にもリハビリを開始する予定だが、戦列復帰は正にイバラの道となりそうだ。

 名手・川相、宮崎居残り調整で治療に専念!
23日で巨人の一軍キャンプが打ち上げとなるが、左太腿裏の張りを訴え、別メニュー調整を行っている名手・川相は帰京せずに28日まで続く宮崎の二軍キャンプに帯同して居残り調整をする事が明らかになった。鹿取ヘッドコーチも「暖かい所で焦らずにやって貰いたい。オープン戦ではなく、あくまで開幕に照準を合わせて貰いたい」と語り、川島1軍トレーナーを専属トレーナーとして残留させるなど、V奪回へ最大のキーマンに首脳陣も配慮を欠かせない様だ。この日、秀美夫人が2922gの第5子(次女)を出産し、「とにかく元気で生まれてくれて良かった」と笑顔を見せた川相。左脇腹痛により長期離脱となる事が濃厚となってきたニックンの二軍降格が決定するなど、出場のチャンスは広がっており、新たに産まれてきた子の為にも、一刻も早く完治させたい所だろう。

 ルーキー・真田、オープン戦開幕戦にベンチ入り決定!
ドラ1ルーキー・真田が24日に行われる近鉄とのオープン戦にベンチ入りする事が急遽、決定した。あの茂雄をも軽くあしらって、選手生命の危機から脱するしたたかさに評価は鰻登りの真田。流石に、いきなり登板させる予定ではないものの、この将来有望なルーキーに首脳陣は実戦における一軍の雰囲気を体感させようと目論んでいる模様だ。