球界トピックス

2月15日


 激震! 名手・川相、左太腿痛でまさかのリタイア! V奪回へ早くも黄信号!
茂雄暗黒政権が終局を迎え、万全の体制でV奪回を狙いたい巨人だが、最大のキーマンと目される名手・川相がまさかのリタイア! 前日から訴えていた左太腿裏の張りがこの日も再発し、ウォーミングアップを済ませただけで大事を取って宿舎へと引き上げた。病院には行かず、アイシング治療を行ったが、16日の練習については、当日の状態次第と言う。大事を取ったと言っても、ケガには強い事で定評があり、我慢強い名手・川相だけに思った以上に重症なのではないか?と見る向きもある。造反助っ人・アルモンテが1カ所打撃に初登板し「こんな練習1回もやった事がないよ」と、またも練習メニューにイチャモンをつけながら、最速149kmの速球で16人相手に1安打の好投を見せるも、川相ショックで顔面蒼白の首脳陣はアルモンテどころではなかった。また、アルモンテとは対照的に大きな期待をかけられていた新助っ人・ワズディンも左膝裏に張りを訴え、午前中一杯で早退するなど、ここまで順調に思われた巨人宮崎キャンプもにわかに危険信号が灯り出した。

 土橋、左膝内側半月板損傷! 開幕どころか前半戦復帰も絶望的!
V2を狙うヤクルトも名脇役がリタイア。昨秋、左かかとの手術を行った影響から二軍スタートとなっていた土橋は左膝痛も併発させていたが、前日、西都市内の病院で診察を受けた結果、よりにもよって内側半月板損傷と言う重傷だった事が発覚。左かかとの回復具合が順調だっただけに何とも皮肉な展開となった。半月板損傷とあっては長期離脱を必至で、開幕は勿論、絶望的。前半戦どころか今季中の復帰すら危うい状況に顔を曇らせた若松監督だったが「前半戦(の復帰)は無理かもしれんな。やってしまったものはしょうがない(ダイエーから移籍の)浜名や城石,三木,野口らから、調子のいい者を使って埋めていくしかない」と、頭を切り替えるしかなかった。

 佐野、ドジャース傘下のマイナーと契約! 日本人トリオ結成へ意欲!
一昨年まで中日でプレーしていたテカテカ投法の佐野がドジャース傘下のマイナーチームと正式に契約する事が明らかになった。昨年、米独立リーグでプレーした佐野は今オフ、日本で初めて開催された12球団合同トライアウトに参加したのもの、国内からはお呼びがかからないでいたが「ドジャースが大きなチャンスをくれた。独立リーグとは違い、今度は上にメジャーがあるので頑張りたい」と笑顔を見せた。ドジャースと言えば、近鉄時代の同僚・野茂が復帰し、ワガママ言い放題の石井も加入したばかり。まずは2Aからのスタートとなる佐野だが、日本人投手トリオ結成へ向けて、今月末にも渡米する予定だ。

 葛西、コーチ業に専念! 事実上の引退宣言!?
もう遠山−葛西のツープラトンリレーは見られない!? 今季から投手コーチ兼任となっていた葛西だが、キャンプ開始から2週間を過ぎても、ミーティング参加や若手投手への指導等、コーチ業に専念するばかりで自らの調整は全く行っていない事が判明。葛西自身も「自分の事は二の次になっている。ミーティングや準備等で夜遅くなる事も多く、練習する余裕はない。これからも指導が中心になる」と語っており、事実上のコーチ専任宣言と言ってもいい。昨年は38試合に登板し、1勝2敗1S 防御率3.86の成績を残すなど、今季も貴重な中継ぎの一角として戦力になると思われていたが、今季終了後に正式に現役引退を表明する意向だ。この件について、竹田常務は「まだ引退についての話はしていない。契約は結んでいるので、あとは現場と本人の問題」とコメントを残した。ノムさん政権時は一時的に一塁を守らせる遠山とのコンビネーションが名物となっていたが、また一つノムさんの遺産が消える事になりそうだ。