球界トピックス

2月9日


 桑田、完全復活へ意欲満々! フリー打撃に志願のトップ登板!
この日、完全復活を期す桑田が投手陣のトップを切って、フリー打撃に志願登板し、91球を投げ込んだ。ここ数年「旧三本柱解体プロジェクト」を画策する茂雄にシメられ続け、不本意な成績が続いていたが、その茂雄が失脚したとあって、今年は復活を賭ける年と確信している桑田はストレートのみながら、清水のバットをへし折るなど、素晴らしい投球を展開。「(新ストライクゾーン導入に伴い)打者が立たないと感覚が分からないので、1人でも多くの打者に投げたかった。早めにゾーンの確認が出来れば、それなりに対策が練られる」と新ストライクゾーンを意識して高低に巧みに投げ分けて、手応えを掴んだ様だ。「チャンスがあれば、紅白戦も早めに投げたい」と意欲満々の桑田に若大将・原監督も「かなりいいんだろう。凄いペースで仕上がっているみたいだね」と顔をほころばせた。

 霊感投手・松坂、練習よりストラックアウトを重視!
この日、ブルペンで投球練習を行っていた霊感投手・松坂が71球を投げ込んだ所で右手のマメを潰して、自ら投球を中断を願い出た。幸い親指の内側とあって、比較的、投球には支障がない箇所とあって、一瞬、ヒヤリとした松沼投手コーチも「親指だから問題ない。痛いだけだろ」も一安心。しかし、練習後、松坂は「筋肉番付」のストラックアウト収録にはいけしゃあしゃあと参加。練習をサボったのはストラックアウトの為…としか思えない行動に首脳陣は呆れ果てるばかりだった。

 ジョニー黒木、初ブルペンも僅か10球で投球中断!
昨年、弁当の呪いにより、右肩痛を煩ったジョニー黒木だが、この日、初めて行った投球練習を僅か10球投げた所で、突如、中断。故障再発かと周囲に緊張感が走った。本人は「調子が悪かっただけ。良くない時は投げない方がいいと思った」と受け流したが、井上投手コーチは「違和感があったらしい…」と顔を曇らせている。「肩の状態はずっといいけど、今日はちょっと…。明日、また(ブルペンに)入るよ」と軽症を強調するジョニー黒木だが、開幕投手への不安は尽きない状態だ。