球界トピックス

1月25日


 第4の助っ人投手・バルデス獲得! 星野監督、成本のストッパー降格を示唆!
戦力補強を着々と進めている阪神だが、この日、ハンセル,カーライル,ムーアに続く4人目の助っ人投手として、ブレーブス等に在籍したマーク・バルデス投手(30=183cm 86kg 右投右打)を獲得した事を発表。30万ドル(推定)の1年契約となったバルデスはメジャー通算144試合で、12勝15敗4Sの成績。昨年は9試合で1勝0敗だが、3A(リッチモンド)では29試合で9勝11敗2Sをマーク。「外国人投手を見る時、まずフォアボールの数を気にするが、ビデオで見たらコントロールが良く、球にも切れがあった。落ちる球もあるし、スライダーもいい」と、バルデスの制球力の高さを評価する星野監督はストッパーとして起用する方針を明言。昨年、ストッパーを務めた成本については「よう頑張ってるが、1人じゃ心許ないから」とコメント。「互いに依存心が出て、責任をなすり合いかねない」と、ダブルストッパーは作らない方針を打ち出している事から、成本に対する事実上のストッパー失格宣言と言ってもいいだろう。これには怒り心頭の成本、「新しい戦力が入っても、その中で自分の能力を認めて貰って、負けない様にするのが当然。どんな外国人が来ても頑張る」とストッパーの座を死守する構えだ。

 若大将・原監督、愛読書は「世紀末リーダー伝たけし!」!?
この日、若大将・原監督が「ウチは若いチーム。一人一人がリーダーの意識を持って引っ張って欲しい。リーダーの中から(真の)リーダーが自然に出て欲しい」などと、突然、訳の分からない事を言い出した。どうやら「世紀末リーダー伝たけし!」にハマったらしい。最近になってコミックスを買い出したのか、原監督は現在、リーダー保育園でリーダー的存在を育成し、全員がリーダー的存在となった中で最もリーダー的な存在にリーダーバッジを与えると言う、かなり前の話を堪能している模様だ。

 日本野球規則委員会、着色バットの規制緩和を発表!
この日、都内で日本野球規則委員会が開かれ、公認野球規則の改正条項を発表。着色バットについて定めた野球規則一・一○(d)項の【注一】「我が国のプロ野球では、ダークブラウン(こげ茶)の着色バットを許可する」を削除し、今季からプロ野球で使用される着色バットの色の制限が緩和される事になった。昨年、エバンス(阪神)がアメリカから持ち込んだ薄い赤褐色バットの使用申請をし、特例で認められていたが、同委員会の許可を受ければ、これ以外の色でも使用する事が出来る。規制緩和と言っても「バットの素材に類する様な色。木目がはっきりと見え、塗料がボールに付着しない様な粗悪な物としない事」と条件を付けるなど、とんでもないカラーリングの物が幾らでも認められる訳ではない様だ。また、ユニフォームの規定についても、アマとプロが合同チームを組む五輪等の国際大会において、アマ選手も所属、連盟協会の規定に従って、プロ同様、商標入りのユニフォームの着用が認められると改正された。