球界トピックス

1月24日


 トム、正式入団決定! 恐怖の「ホームランキングトリオ」結成!
ギルバートに代わるショートを守れる助っ人が見つからず、DH候補の模索へ方向転換していた近鉄だが、かねてより交渉を進めていた元日本ハムの主砲・トムと合意に至り、この日、正式に入団を発表した。年俸40万ドル+出来高30万ドル(いずれも推定)の1年契約で、背番号は日本ハム時代と同じく「15」に決定。 昨年は左膝痛の影響で僅か34試合の出場に留まり、日本ハムから自由契約とされたトムだが、日本での通算5年間で113発を叩き込み、本塁打王2回、打点王1回を獲得するなど、実績は十分。調査の結果、左膝に問題はないと判断されており、体調さえ万全ならば、十分クリーンアップを任せられそうだ。「本塁打王が3人並び、厚みが増す」と大喜びの梨田監督はローズ,中村に続く5番打者として起用する意向を示した。トムは2月7日に来日し、即、日向の春季キャンプに合流する事になっている。

 川尻、4度目の交渉でようやく残留決定! 2004年オフのFA移籍を明言!
アメリカにいないタイプのサイドから繰り出すボールが日米野球でたまたま好結果に繋がってしまった事で増長し、球団側が固辞し続けているにも拘わらず、執拗にポスティングシステムによるメジャー移籍を志願して、契約未後悔の儘でいる川尻が、この日、兵庫県西宮市の球団事務所で4度目の契約更改交渉に臨んだ。星野監督の逆鱗に触れ、球団も一貫してメジャー移籍を認めず、任意引退の危機に直面した川尻は流石に観念し、残留を決意。1700万円ダウンの6800万円(推定)でサインとなった。しかし、依然として諦めきれない川尻は「夢は捨てていない。FA権を取るまでは阪神でやろうと思う」と最短で2004年に取得するFA権を行使してのメジャー挑戦を明言。その時には35歳の高齢となるが「(今オフ、メッツ入りした)ゴーグルさんも36歳。それを目指して頑張る」と意に介していない様だ。

 悠久の若虎・桧山、3度目の交渉も保留!
この日、甲子園球場内の球団事務所で悠久の若虎・桧山が3度目の契約更改交渉に臨んだ。初めて代理人の広政弁護士を同席させての交渉となった事で、年俸の再提示はなく、査定に関する説明を受けるに留まり、またまた保留。球団から了承を貰い、次回から単独交渉となる広政弁護士は春季キャンプ目前とあって「集中的に交渉したい。(キャンプインまでには)何とかなると思う」と早期決着を目指しているが、現状で希望額と提示額に1000万円以上もの開きがあるとあって、桧山本人は「納得出来る契約がしたいので、期限は考えない」と自費キャンプも覚悟している模様。

 新人王・大久保、あまりの存在感の薄さに愕然!
昨年、新人王を獲得した大久保ら若手5選手が、大阪天満宮の「初天神梅花祭」に揃いの法被を羽織って参加。新人王を獲得したにも拘わらず「未だに(近鉄が)優勝を決めた試合で(北川に代打逆転サヨナラ)満塁ホームランを打たれたと言わないと分かって貰えない」と、まるで「王さんから756号を打たれた人(=鈴木康二朗)」みたいな酷い言われように愕然流石に、弊社でも「北川から代打逆転サヨナラ満塁優勝ホームランを打たれた人」などと言う呼称は長過ぎるので使う予定はないが、ともあれ、大久保の今年の抱負は「顔を覚えて貰う事」と言うショボいものとなった。