球界トピックス

1月11日


 「世界の盗塁王」福本氏ら8人が野球殿堂入り!
この日、東京・文京区の野球体育博物館で野球殿堂入りを決める表彰委員会が開かれた結果、競技者表彰では、本塁打王2回、打点王4回、首位打者1回を獲得するなど「打撃の職人」と呼ばれ、中日,ロッテでは監督を務めた山内一弘氏(69)「草魂」で通算317勝(史上4位),2度のノーヒットノーラン、78試合無四球完投(史上1位)等、輝かしい記録を残し、近鉄の監督も務めた鈴木啓示氏(54)当時の世界記録となる通算1065盗塁を誇り、13年連続盗塁王,シーズン106盗塁(いずれも日本記録)など、盗塁記録を欲しい儘にした「世界の盗塁王」元阪急の福本豊氏(54),1958年に首位打者をゲットして、茂雄(巨人終身名誉監督)の新人三冠王を阻み、東映(日択)や台湾・味全の監督も務めた田宮謙次郎氏(73)の4人が選出。一方、特別表彰ではパ・リーグの初代専任会長・故中沢不二雄氏ドジャースに渡り、会長補佐兼国際担当を務めるなど、日米球界の交流に多大な尽力をしたアイク生原こと故生原昭宏氏,更に「新世紀枠」として選考範囲を広げた特別表彰では俳人、歌人として日本の近代文学史に大きな業績を残し、日本野球の草創期の普及、啓蒙に努めた故正岡子規ドジャースで首位打者を獲得するなど活躍を見せた、1934年に大リーグ選抜軍の来日の実現を図るなど創生期の日米交流に努めた故フランク・オドール氏と、計8人が殿堂入りを果たした。

 守護神・大塚、2度目の交渉も怒りの保留!
チームで唯一、契約更改を済ませていない守護神・大塚がこの日、代理人同席で2度目の交渉に臨んだ。球団側は前半戦に右肩痛で1ヶ月戦線離脱した事を理由に4400万円アップの1億3200万円(推定)を提示。これに対して、1億5000万円を希望する大塚は「がっかりした。プロとして譲れない線がある」と、またまた怒りの保留。「キャンプまでには何とか決めたい」と言う大塚の次回交渉は来週末に予定されている。

 セ・リーグに前例なし!? 入場料の一部値下げを決定!
この日、中日は今季、ナゴヤドームで開催される公式戦の入場料金を一部、値下げする事を明らかにした。値下げを行うのは巨人戦及び週末以外に行われる29試合分の内野席で約1割安くする予定との事。ただでさえ、サッカーW杯開催により野球への関心が薄れる事が危惧されている上、チームの顔でもあった星野監督が島野二軍監督まで強引にかっさらう悪逆非道ぶりを見せて、敵(阪神)に回った事により、年々減少している観客動員数がますます下がる事を恐れた故の方策との事だが、セ・リーグ事務局によれば、巨人人気のおこぼれを貰い続けた同リーグにおいて「入場料の値下げは前例がない」と言う。値下げした上で観客動員数に変化がなければ、1億5000万円の減収となる模様だが、これについて、小宮取締役営業担当は「観客を増やしてそうならないようにしたい。経営に余力のあるうちに、ファン層を拡大したい」とコメントを残した。