球界トピックス

1月10日 マスターズ・リーグ:福岡0−5大阪(優勝決定)


 ダイエー、身売りの可能性を再否定! ナベツネ、全面バックアップの意向!
主力4銀行が経営再建策として球団売却要請を検討している事が報道され、にわかに身売りの噂が再燃したダイエーだが、高塚社長は「これまでと何も変わらないし、銀行からも売却は要請されていない。業績が悪ければリストラの対象になっても仕方ないが、今はダイエー本体にもプラスになっている。福岡3点セット事業(球団,ドーム,ホテル)は営業黒字だから手放しても、ダイエーに得はなく、むしろデメリットの方が大きい」と、その可能性を改めて否定。また、これに対して、ナベツネは「いよいよ危なくなったら、(読売新聞は)九州に90万部あるんだから、観客動員をやってダイエーを助ける。ワンちゃん(王さん)の為にありとあらゆる事をやるよ。(年間)300万人集める様なセ・リーグにだって(巨人以外には)ない球団なんだから、簡単には潰せない」とダイエーの身売り阻止へ全面支援する意向を示した。尚、現場の最高責任者である王さんは「身売りは仮定の話。第一、球団を買う所がないのでは」と淡々としたコメントを残している。

 島野氏、ヘッドコーチ就任要請を受諾! 怒濤のところてん人事、正式発表!
中日からのヘッドハンティングされた島野氏がこの日、大阪市内のホテル阪神と交渉を行い、ヘッドコーチとしての就任要請を正式に受諾。背番号も「78」に決まった島野氏は「(星野)監督と共に、今年から勝負の年だと肝に銘じて頑張っていく決心をした。ここが最後の仕事場と言う強い決心で、胴上げを目標に一生懸命頑張っていきたい。優勝したいじゃなく、するんだと言う気持ちでやりたい」と新天地での意気込みを語った。阪神はこれに伴い、木戸コーチをヘッドコーチからバッテリーコーチへ回すなど、怒濤のところてん人事となった新体制を発表。待望の参謀奪回に成功した星野監督は「(島野氏は)私の右腕どころか、両腕両足と言っても過言ではない。中日時代、ゲームを捨てようとした時などは私がよく叱られた。キャンプが待ち遠しいのは久しぶりだ」と、してやったりの表情を浮かべた。

 福原、2度目の交渉も保留! 次回から代理人単独交渉へ!
越年交渉となっている福原が、この日、甲子園球場内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨んだ。5000万円を希望する福原は初めて代理人を同席させての交渉となったが、球団側の提示は前回同様3800万円(推定)と上積みはなく、両者平行線の儘、保留。長期戦も辞さない構えで、2月からのキャンプが自費になる可能性も覚悟していると言う福原だが「トレーニングもやっているし、野球に専任したい」として、今後は代理人の岡田弁護士による単独交渉を要求した所、これについては認められた事で幾らかすっりした表情を見せた。