球界トピックス
12月27日
名手・川相、驚異の職人技! スポーツえらい人グランプリ獲得!
毎度毎度、茂雄の奇行を取り上げては、持てはやすしか芸のない日本テレビの「徳光&所のスポーツえらい人グランプリ」だが、今回、和製オジーと詠われる堅実無比のプレーで数多くのファンを魅了する名手・川相が見事、グランプリに選ばれた。バント練習において、まず初球を一塁線へ確実に勢いを殺して転がすと、2球目に寸分違わぬラインで転がしてぶつけると言う正に、稀代の犠打職人たる驚異的な神業テクニックを見せつけた事が高く評価された模様。長期に渡り、茂雄から圧力をかけられ続けていた川相だが、茂雄が現場を退いた途端のこの受賞は、茂雄が監督の権限で日本テレビにかけていた圧力の効果が消えたのではないか?とすら思える絶妙のタイミングだが、真実は定かではない。ともあれ、この受賞に川相は「(あと20個と迫る)犠打世界記録を少しでも早く達成出来る様に頑張りたい」と力強く宣言した。
石井一、ポスティングシステムでのメジャー移籍で合意!
この日、石井一が東京・新橋の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨んだ。ゴーグル(メッツ),谷繁(中日),ハイツ田口(オリックス)と果敢にメジャー挑戦を仕掛けている中、数年前からメジャーメジャーとほたえていたにも拘わらず、ただ一人、テロにビビって、今オフのメジャー入りを断念し、一時は家族の事を持ち出して、生涯ヤクルト宣言をかまして、球団側の5年契約を受諾する意向を見せていた石井一だが、前回の交渉では、一転して、メジャーへの思いを蒸し返す一貫性のなさで、結局、5年契約を拒否。「今回、残留して、翌年即FA移籍では球団に申し訳ない」などとほたえていたのは完全なフェイクで、2年契約すら交わす気は毛頭ない石井一に対して、一銭も入って来ないFAよりはポスティングシステムの方がマシと考える球団側は、再び、今オフ中のポスティングシステムによる移籍を容認する事で合意に達した。ヤクルトは近日中に日本のコミッショナー事務局を通してメジャー側へ石井一が契約可能である事を通知する予定。
交渉後、石井一は「何となくプロに入った僕にとって(メジャー挑戦は)初めての夢。その夢に向け、素直に結論を出した。勝負したかったし、それなら早い方がいいと思った。メジャーでは色々チャレンジをしながら刺激的な野球人生の終わりを迎えたい」とコメントを残した。
谷繁、中日入団記者会見! 中村の移籍志願を正式に了承!
横浜からFAで中日移籍が決定した谷繁が、この日の午前中に横浜の球団事務所へ退団の挨拶に訪れた。大堀球団社長ら球団首脳と会談後、谷繁は「(メジャー断念は)残念だとは思っていない。(移籍によって)自分がレベルアップしたいと言う事を分かって貰いたかった」とコメント。その足で名古屋に飛び、中日の入団会見を行った。契約金込みで総額12億円(推定)の4年契約を結んだ谷繁は「12球団No.1の投手陣をリードしたかった」と中日を選んだ理由を語った。背番号は今年まで韓国の石毛宏典こと李ボンジョムがつけていた「7」に決定。また、これに伴い、球団への強い不信感から移籍を志願していた中村に対し、球団幹部が協議の末、移籍を認める方針を固め、年内にも金銭を含めたトレードを画策する模様。既に、複数球団から打診が来ているとの事だ。
破戒僧・清原、大トリ更改! 総額20億の4年契約でサイン!
前日、週刊ポストとの訴訟に勝利し、勢いに乗る破戒僧・清原が東京・神田錦町の球団事務所で巨人の大トリとして契約更改交渉に臨んだ。首位打者に輝いた今夜の松井さんが出塁しまくった効果により、打点を稼ぎ、悲願の初タイトルが見えたにも拘わらず、リーグ2位の併殺打を喫するなど、肝心な所でチャンスを潰しまくり、結局、ペタジーニ(ヤクルト)に抜かれて、まざまざと「無冠の帝王」ぶりを見せつけた破戒僧・清原に対して、清水には僅か800万円しかアップさせない異常極まりない渋チンぶりを見せていた球団側は何と1億5000万円アップとなる年俸4億5000万円(推定)+出来高の総額20億円にも上る4年契約を提示する狂気の大盤振る舞い。勿論、清原はこれに一発サイン。秋季キャンプをボイコットするなど、若大将・原監督との確執もあり、破格の4年契約は最初の2〜3年のサボタージュに繋がる可能性も大と危惧する声も少なくないが、相変わらず、外面のいい清原は「巨人を優勝させる為に自分のベストを尽くす。個人の成績を上げる事でチームが勝つ事に繋がる」と優等生的なコメントを貫いた。
小久保、球団史上最高年俸で文句なしの一発サイン!
この日、福岡ドーム内の球団事務所に主力選手が揃って訪れ、年内最後の契約更改に臨んだ。初の盗塁王に輝くなど、自己最高の成績を残した井口はタイトル料込みながら、5900万円アップの1億円(推定)で一発サイン。待望の大台到達に「希望以上に上げて貰った。来年は打率3割も達成したい」と喜色満面。また、チーム二冠王の主砲・小久保は6000万円アップの2億4000万円(推定)と言うJ.マッケンジーを500万円上回ったばかりか、1995年の秋山に並ぶ球団史上最高年俸に「球団がトップの評価をしてくれて、すんなり押せました。額も額なんで、気が引き締まりますよ」と納得のサイン。大満足の二人とは対照的に僅か6勝とローテの柱としての期待を大きく裏切った若田部は1200万円ダウンの5800万円(推定)に「交渉とは言えなかった。ビデオを流しているのと一緒くらい一方的だった」と怒りの保留で、移籍志願発言までかました坊西に続いて越年が決定。また、ベテラン・秋山は82試合の出場に留まったものの、その大きな存在感でチームを引っ張った事が評価され、現状維持の1億5000万円(推定)でサインし「若手に負けない様にいいスタートを切りたい。あとは1年1年、目一杯頑張る」と来季に向けて意欲を見せた。
前略・三澤興一&的山、3度目の交渉で渋々サイン!
開幕直後は茂雄の嫌がらせ采配によって飼い殺される憂き目に会わされ、ファームで日テレ・馬場アナと談笑する日々を過ごしていたものの、6月末に飼い殺し政権からの亡命を果たして、近鉄入りした事で活力を取り戻し、無傷の7勝をマークするなど12年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した前略・三澤興一が3度目の契約更改交渉に臨んだ。8000万円を希望していたところ「アップはアップ。ただ、1年やってナンボ。開幕からいたら、(7勝)7敗していたかもしれない」などと言いがかりとしか思えない屁理屈をこねる球団側の低評価にぶち切れていた三澤だったが、前回より100万円の上積みを勝ち取り、渋々ながらも1900万円アップの7100万円(推定)でようやくサインした。
また、同じく3度目の交渉となった的山も500万円アップの3800万円(推定)で白旗。残る日本人選手は既に、越年更改となる事が確定している大塚のみとなった。
オツ、2度目の交渉! 仰天2000万円の上積みに笑顔の更改!
この日、オツが所沢市内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨んだ。前回の交渉で2000万円アップの提示を保留された球団側は4000万円アップの1億7500万円(推定)と言う、何と前回より2000万円も上乗せする極めて異例とも言える提示。水島新司の呪いにより、またも優勝を逃したからとは言え、球団側が初回提示をいかに渋っていたか露呈した格好だが、勿論、オツに不平がある訳もなく、納得のサイン。あと15勝と迫る通算100勝について「
来年中に是非やりたい」と意気込みを見せた。これで西武の日本人選手は全員が更改を済ませた事となる。