球界トピックス
12月18日
星野監督、就任会見で早くも打倒巨人宣言! 片岡との直接交渉も決定!
サッチーが脱税容疑で逮捕された事により失脚したノムさんの後任として監督就任要請を正式に受諾した星野氏の就任記者会見が大阪市内のホテルで行われた。「久しぶりにこんなに大勢の報道陣に囲まれて柄にもなく緊張している。相当なプレッシャーを楽しめないと大変だと、この席に座り思った」
と緊張気味の星野氏だったが、指導方針を問われると「阪神を戦う集団にしたい。グラウンドでは目をつり上げて火の玉のごとく戦う選手を育てたい。(選手が)やるべき事をやらなかった時、私は鬼になる。ファンが『何だAクラスか、優勝争いで負けたのか』と言う高いレベルに早く持っていきたい」と熱っぽく語った。プロ入りの際、巨人入りを熱望しながら、フラれてしまった為に巨人を目の敵にする様になったにも拘わらず「ガキの頃から阪神ファン。(選手として)私を指名してくれなかったのは残念だが、夢の途中で声がかかり、つくづく幸せな男だと思う
」などと、調子のいい事をぬかしながらも「(打倒巨人は)私の人生そのもの。アンチファンの為にも頑張らなきゃ。だからこそジャイアンツも強くあるべきだ。東西が強くなければ日本のプロ野球は盛り上がらないと昔から考えている」と相変わらずの巨人への敵愾心を剥き出しにした。また、FAで交渉中の片岡に対して、会見後に直接電話を入れ、19日に都内のホテルで交渉の場を設ける事が決定している。
谷繁、メジャー断念!? 中日移籍が濃厚か!?
メジャー初の日本人捕手を目指し、横浜からFA宣言した谷繁だが、メジャーを断念し、中日へ移籍する可能性が強まってきた。残留を強く要請する向きの見えない横浜に見切りをつけた谷繁は17日の段階で横浜・大堀社長と直接会談を行い、残留しない方針を伝えたとの事で移籍は確実な状況だが、第一志望としていたメジャー行きだが、本命と思われたマリナーズはデビッド捕手の獲得により撤退。パドレスを初めとする他球団も新庄(ジャイアンツ)が入団時に最低年俸20万ドルで契約してしまった事を慣例視するかの様に低条件とあって、折り合いがつかない状態。現正捕手・中村と大モメ覚悟で熱意ある電話攻勢を週一以上のハイペースでかましてくる中日に心が傾きつつある様だ。
人的補償のユウキ、入団発表で打倒近鉄を宣言!
FAで近鉄に移籍した加藤の人的補償として指名されたユウキの入団発表が神戸市内の球団事務所で行われた。人的補償プロテクトリストから外された事で怒りに燃えるユウキは「近鉄キラーになります。抑えがいのある打線だと思う」と早くも打倒近鉄へ意欲を見せた。尚、登録名は近鉄時代同様に「ユウキ」とするとの事。背番号は「21」に決定した。
ハイツ田口、最終決断は30日をメドに!
オリックスからFA宣言し、去就が注目されているハイツ田口だが「希望的観測では30日前後。そのまま行き先を決定。今年中に決めたい」と30日に最終的な決断を下す方針を明らかにした。現在、オファーが来ているのは星野新監督がラブコールを送る阪神に加え、メジャー4球団があり、あとはオリックスに残留の道と六者択一状態。メジャーに関しては、クリスマス明けにも実技テストを行う予定となっており、その数日後にされるであろう条件提示が出揃った所で代理人のアラン−ニーロ氏と比較検討する模様だ。
オツ、微増に留まり怒りの保留! 越年覚悟で徹底抗戦を示唆!
6年連続で2桁勝利をあげたオツが、この日、契約更改交渉に臨んだ。球団側は完投が僅かに1つで投球回数も165回1/3と少なめでリリーフに負担をかけた事を指摘し、2000万円アップの1億5500万円(推定)と言う厳しい提示。これに対して、1億8000万円を希望するオツは「投手陣全体の評価が低い気がする。今まではすんなりと押してきたが、もうそろそろ言うべき事は言っていきたい」と保留。「次の交渉は27日だが、それがダメなら自主トレが終わってからになる。周りのみんなからも言われる。頑張ってくれという感じ。ボクが上がらないと下も上がってこない」と越年交渉も辞さない構えを見せた。