球界トピックス
12月17日 マスターズ・リーグ:札幌2−8東京
忍者・桑田、ダウン提示に無念の一発サイン! 岡島、上積み勝ち取り大台突破!
茂雄の「旧三本柱解体プロジェクト」の為にシメにシメられまくった桑田がこの日、東京・神田錦町の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。1000万円ダウンの1億9000万円(推定)と言う球団側の提示に対し、私情と根拠のない閃き一辺倒と言う茂雄の理不尽な起用法により、本領を発揮しきれなかった桑田は「現状維持くらいと思ったのに…。(茂雄のヘッポコ起用により)こんなに辛い年になるとは思わなかったが、(自分が指導者になった時の反面教師として)将来に生かしたい。(抵抗した所で茂雄のヘッポコ起用に難癖をつけても世間は茂雄の味方なので無駄なあがきだし)駄目な時は自分から折れる事も大事」と一発サインし、肩を落とした。先発投手としての適性に絶対の自信を持ちながら、茂雄の一貫性のない起用法により振り回された事に堪え忍んできた桑田は「僕は“忍者”ですから。忍ぶ者と書いて忍者。(茂雄のヘッポコ起用に対して)僕は耐え忍んできたんですよ。忍者は斬られたら終わりですから…。しかし、僕は先発投手。点を取られても試合を作るゲーマーでありたい。来年ダメなら辞める覚悟。先発じゃなければ二軍でもいい」と引退覚悟で先発に対するこだわりを露わにした。若大将・原新監督は既に、桑田を先発一本で起用する方針を明らかにしており、両者の思いは一致している。不信感に苛まれた今季の不振を払拭出来る期待は十分持てるだろう。また、新助っ人ストッパーを獲得したいが為に画策された「ストッパー失脚プロジェクト」の煽りを受けて、最優秀救援投手のタイトルをむざむざ逃した岡島が2度目の交渉。中継ぎの地位改善へ徹底抗戦を示唆していた岡島は前回より900万円の上積みを勝ち取り、3000万円アップの1億500万円(推定)で悲願の大台を突破し、ようやくサイン。茂雄のヘッポコ継投の余波で白星を消されまくって、昨年と同じく2桁勝利に届かなかった春風亭半ケツは1500万円アップの5500万円(推定)の提示を受けながらも、茂雄への怒りは収まらずに保留した。
星野氏、監督就任要請を正式に受諾! 久万オーナー、大喜び!
サッチーが脱税容疑で逮捕された事により失脚したノムさんの後を受けて就任要請を受けていた前中日監督の星野氏だが、この日、都内で会見を行い「(久万)オーナーによ宜しくお願いします、と電話で伝えた。すっきりしたと言うか、心に決めたと言う実感が湧いてきた。決め手は、OBやファン、後援者の方立ちと色々な形で話をして、お前はユニフォームを着てここまで大きくなった、野球人なんだと言う事だった」と監督就任要請を正式に受諾した事を発表。翌18日に大阪市内のホテルで就任記者会見を行う予定だ。これを受けた久万オーナーは「受諾の連絡を受け、喜んでいる。彼の筋の通った行動に感心すると同時に改めて新監督を託したい男だと思った。是が非でもチームの立て直しを果たし、ファンの期待に応えて欲しい」と喜びを表した。
吉岡、大幅3600万円アップで大台突破! 日本シリーズでの雪辱を誓う!
自分を越える可能性を秘めた生え抜き三塁手を潰す事に命を燃やす茂雄の陰謀により、「巨人選手のサルガッソー」と言われる近鉄へ島流しにあわされながらも、腐る事なくレギュラーを勝ち取った吉岡が、この日、大阪市内の球団事務所で契約交渉に臨んだ。打点,本塁打で自己ベストを更新し、リーグ優勝に大きく貢献した事を評価した球団側は3600万円アップの1億300万円(推定)を提示すると、吉岡は納得の一発更改。大台を突破した事については「まだまだ金額が上の人もいる。数字的には通過点。日本シリーズでは(僅か1安打の大不振に終わり)悔しい思いをした。もう一度チャンスを得てチャレンジしたい」と慢心する事なく、更なる高みを目指す意欲を見せた。
鈴木なおのり、現状維持でサイン! FA睨み、3年契約の提示は固辞!
主力選手が次々と保留している横浜名物マシンガン更改だが、この日、これまた保留の常連・鈴木なおのりが契約更改交渉に臨んだ。フルシーズン4番を任されながら、打率こそ高かったものの、僅か6本塁打と言うショボい数字に強みのない鈴木なおのりは2年契約の2年目と言う事もあって、金銭面に関しては現状維持の1億8000万円(推定)ですんなり了承。順調にいけば、来季中に取得するFA権を視野に入れた球団側は総額7億5000万円(推定)の3年契約を申し出たが、鈴木なおのりはこれを拒否し、来季で2年契約を終える道を選択した。横浜は来季からFA権を行使しての残留を認めない方針を固めているが、これに対して「2年前からFAを区切りにと、強く思ってやってきた。1年後にどうなっているか分からないが、優勝していい成績を残して評価して貰いたい。今は横浜のユニフォーム以外考えてないが、FAの事は取ってから考えたい」とコメントを残した。
ヒゲなし入来、3.8倍増に満面の笑み! 宮本は2000万円アップを保留!
兄弟リレーがやりたくなったと言う一過性の熱に捕らわれた茂雄によって近鉄から移籍してきたが、あっと言う間に飽きられ、昨年、日本一になった翌日に用済みとばかりに解雇された屈辱をバネに、テスト入団でヤクルトに移籍し、自己初の10勝をマークして日本一に貢献したヒゲなし入来が、この日、契約更改交渉に臨んだ。球団側が2800万円アップの3800万円(推定)を提示すると、ヒゲなし入来は納得の一発サインし「喜んでサインしました。自分によくやったと言ってやりたい」と笑顔を見せた。一方、終盤、試合の流れと全く関係ない場面でバントをかまして、無理矢理、名手・川相(巨人)のシーズン犠打記録を更新した宮本に対して、球団側は2000万円アップの1億3800万円(推定)を提示。無理矢理樹立した記録は美しくないとばかりに、予想以上に評価されなかったとあって、宮本はこれを保留した。
田之上、6500万円の大幅アップ! 球団生え抜き投手初の大台クリア!
若菜暗黒指令により、ローズ(近鉄)のシーズン本塁打新記録を阻止する敬遠紛いの四球をかました試合で最高勝率のタイトルを確定させた田之上がこの日、福岡ドーム内の球団事務所で契約交渉に臨んだ。球団側は若菜暗黒指令により汚名を被らされた事を不憫に思い、タイトル料込で6500万円アップの1億円(推定)を提示。予想だにしなかった驚異の大幅増に田之上は勿論、文句一つなく一発更改。球団生え抜き投手では初の大台突破に「数字を見てびっくりした。こんなん、いきなりええのかなと…。最高の評価を貰い、気持ちよく判を押せました。よくここまできたなと言う感じ」と笑顔を見せた。
新庄、ジャイアンツに電撃トレード! ゴーグルとの日本人コンビ結成ならず!
メジャー1年目でそれなりに活躍を見せ、7倍増の年俸で契約更新したばかりの新庄(メッツ)がレラフォード内野手と共に、エステス投手との2対1の交換トレードでジャイアンツに移籍する事が決定。横浜からFA宣言したゴーグルの入団が決まり、マリナーズの鈴木一朗&ササキ様に続く日本人コンビの結成が注目されていたが、皮肉にも擦れ違いとなってしまった。「僕はニューヨークが好きなんですが、本当はヤンキースに行きたいんですよ」などと、調子に乗ってかましてしまったのが、フィリップスGMの逆鱗に触れたのか、ヤンキースどころか、ニューヨークからも飛ばされる事になってしまった新庄は、流石に、通告された時には言葉を失ったと言うが、外野の層が薄いジャイアンツではレギュラーをゲット出来る目算も高く、サンフランシスコはニューヨークの次に好きらしく、前向きに受け止めていると言う。
ベルトラン,スタニファーの2投手を獲得!
勝利数最優先のタコルールにより、勝率3位ながら、無念のBクラスに甘んじた広島は、この日、新助っ人として、フィリーズ傘下の3Aスクラントンに所属するリゴ・ベルトラン投手(32=180cm,83kg 左投左打)と、カブス傘下の3Aアイオワに所属するロブ・スタニファー投手(29=190cm,92kg 右投右打)の2選手の獲得を発表した。メキシコ出身のベルトランはメジャー通算76試合に登板し、2勝3敗1S 防御率4.34の成績。今季は3Aで37試合に登板し、2勝5敗2Sの成績をマークしている技巧派左腕で先発及び中継ぎとして期待されている。年俸は5400万円(推定)。一方、長身から繰り出す速球が武器のスタニファーはストッパー候補として期待を受けており、メジャーでは通算82試合で3勝6敗2S 防御率5.43の成績。今季は3Aで54試合に登板し、7勝8敗6Sをあげている。年俸は3900万円(推定)。