球界トピックス

12月15日


 星野氏、阪神監督就任決定! 島野氏招聘は難航!
サッチーが脱税容疑で逮捕された事で失脚したノムさんの後任として、監督就任要請を受けていた前中日監督・星野氏が、この日、名古屋市内のホテルで2度目の交渉を行い、ついに要請を受諾。同ホテルで上坂が結婚披露宴中と聞いた星野氏は交渉を一時中断し、突然、式場に乱入「監督を引き受ける事になると思います。上坂選手は敵のベンチから見てもいやらしい選手。レギュラーは確約出来ないが、やってくれると期待している」とエールを送った。阪神側は「(チーム再建まで)3年くらいはかかると思う」と複数年契約を打診したが、星野氏の「1年1年勝負したい」と言う意向を尊重して、単年契約となり、背番号は中日監督時代と同じ「77」になる模様。まだテレビ出演等の仕事が残っている為、正式な就任表明は18日になりそうだ。4時間にも渡るロング交渉の中、交わされた話は主に補強対策の話だったとの事で、現在、交渉中のハイツ田口(オリックス),片岡(日本ハム)について「二人が入ると入らないとでは大変な違いがある。物凄い戦力だ」とダブル獲得へ直接出馬も辞さない構えを見せたと言う。また、星野氏は監督就任を受けるに辺り、元ダイエー監督の田淵氏と現中日二軍監督である島野氏の招聘を強く要望していたが、これに対して、中日・西川球団社長は「話は聞くが、お断りするしかない。二軍での(島野氏の)重さを考えれば『はい、そうですか』とはいかない」と拒否の意向を貫く姿勢を見せている。

 池山、4100万円ダウンにも一発サイン! 来季は代打専念を覚悟!
今季は代打での出場が中心となった池山が、この日、東京・新橋の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。球団側は協約の減額制限を下回る45%ダウンとなる4100万減の5000万円(推定)+出来高払いを提示したが、かねてより「お金は幾らでもいいです」と言っていた池山は「あと何年続けさせて戴けるかだが、来年もユニフォームを着させて貰えて嬉しい。球団が残してくれた意味を噛み締めたい」と、これに一発サイン。「10個ポジションがあれば(レギュラーを)狙うけど…」と来季も代打中心となる事を覚悟している池山は出来高についても代打の項目に絞ったとの事。

 アグバヤニ横取りプロジェクトも破綻! 現役メジャー獲得は断念か!?
前監督星野氏に代わり、チームを盛り上げる存在として、マグワイア,カンセコ,ガララーガと言った「超大物メジャーリーガー獲得プロジェクト」をぶち上げていた中日だが、これが脆くも破綻。一転して、巨人が交渉中の「アグバヤニ横取りプロジェクト」を画策したが、巨人と金銭面で張り合っても無駄な抵抗である事を察し、アグバヤニからも撤退する方向となった。現役メジャーリーガーに固執していては、いつまで経っても新助っ人が獲得出来ない可能性を危惧した西川社長は「狙いを下げないといけないかな」とマイナーやメキシカンリーグ等にも目を向ける方針を示唆した。