球界トピックス

12月13日 マスターズ・リーグ:福岡2−4東京


 怒濤のマシンガン更改! 今度はハマのチンピラが保留!
主力選手が次々と保留する毎年恒例のマシンガン更改だが、この日は、ハマのチンピラ・三浦が交渉に臨んだ。昨年は公の場に出席する際のスーツやネクタイと言った服飾費をよこせなどと、大枚稼いでいるとは思えない銭ゲバぶりを発揮したハマのチンピラに対し、球団側は来季取得するであろうFA権を視野に入れ、総額4億円(推定)+出来高の4年契約を提示。世の中には急性骨髄性白血病に冒されながらも契約してくれる事に喜びを覚える男がいると言うのに、ハマのチンピラは右肩痛と肝機能障害により2度もリタイアするなどチームに迷惑をかけておきながら、この有難い提示を拒否し、メカゴジラ,斎藤タカシに続いて2年連続の保留をかました。一方、4年契約を結んで以来、「キング・オブ・銭ゲバ」の座を後進に譲った石井タクローは4年契約3年目となる今年も現状維持の2億5000万円(推定)で一発サインと、あっさり更改を済ませた。
 メジャー入り難航! 谷繁、横浜からの残留要請を保留!
メジャー初の日本人捕手を目指し、FA宣言した谷繁が、この日、横浜市内の横浜球団事務所で残留要請を受けた。本命と目されていたマリナーズがトレードでデービス捕手を獲得した事で獲得を見送る方向となり、パドレスに至っては最低条件を提示しているとあって、メジャー入りが微妙になってきた谷繁に対し、球団側は総額8億円の3年契約とみられる提示で引き留めを図ったが、色好い返事は貰えなかった。交渉後の会見で谷繁は「(横浜から提示された)内容は満足するものだったが、(メジャー移籍を最優先とする)最初のスタンスは変わらない。代理人からはもう少し待ってくれと言われているし、色々悩んでいる」と複雑な胸中を明らかにした。

 新人6選手、入団発表! 若大将・原監督からもエール!
この日、巨人は都内のホテルで今秋のドラフトで指名した6選手と正式に契約を交わし、その儘、入団発表を行った。世界に誇る技術を持ちながら、慢心する事なく鍛錬を惜しまない名手・川相の信者であると言う事から、早くも大きな期待を寄せられている1巡目指名の真田(姫路工)「セールスポイントは強気な投球。歴史に残る選手になりたい」と意欲を見せた。同席した若大将・原監督は「近未来に東京ドームの観衆を喜ばせ、感動させる選手になって欲しい」と若きルーキー達にエールを送った。

 ハイツ田口と3度目の入団交渉! 年内決着に難色!
オリックスからFA宣言したハイツ田口の代理人である東道弁護士が大阪市内のホテルで阪神と3度目の入団交渉を行った。渡米中のハイツ田口を欠いた交渉の場で東道弁護士はメジャー3球団からオファーがあるなど、現状を説明。阪神側からも条件面の話はせず、さしたる進展には至らなかった。竹田常務は「編成の都合もあるので、年内に結論が出ればとお願いした。出来れば次回、最終的な返答を戴きたい」としたものの、東道弁護士は「(今、オファーが来ている3球団の)他にも数球団と交渉する予定がある様だ。年内に決められればいいが、年明け早々が1つのメドになる」と年内の決着は難しい事を示唆した。

 赤堀、40%の大幅ダウンにも白旗! 礒部は4800万円アップに納得の更改!
今季、故障の影響から僅か1勝に終わった赤堀が協約の減額制限を越える40%ダウンとなる4000万円ダウンの6000万円(推定)+出来高の提示に一発サイン。「(大幅ダウンは)覚悟していた。今は自分に厳しくして、やるぞ、と言う気持ち」と復活へ意欲を見せた。またリーグトップの得点圏打率をマークし、優勝に大きく貢献した礒部は4800万円アップの9000万円(推定)に「もう少し粘れば1億に届いたかもしれないが」と言いながらも、一発サインした。

 新助っ人投手・シールバックを獲得!
最下位脱出を目指す日本ハムだが、この日、小嶋球団社長は新助っ人投手として、ウインターミーティングが開かれている米マサチューセッツ州ボストンで3Aリッチモンドに所属するクリス・シールバック投手(28=193cm,82kg、右投右打)と年俸50万ドル(推定)で正式に契約を結んだ事を明らかにした。3Aで7勝7敗1Sをマークしたシールバックは、昨年、初めてメジャーに昇格。今季もブレーブスで5試合に登板するなど、メジャー通算2年間で7試合、0勝1敗、防御率8.39の成績を残している。小嶋社長は「長身から放たれる150kmの速球が魅力。球種が豊富な日本向きの投手で、3年前から追いかけていた。うまく慣れれば2桁勝利を挙げられる可能性がある」と期待を込めた。