球界トピックス

12月12日 マスターズ・リーグ:福岡0−2東京


 星野氏、阪神と初交渉! 結論保留も15日に受諾か!?
阪神はこの日、脱税容疑でサッチーが逮捕された為に失脚したノムさんの後任人事として要請していた前中日監督の星野氏と名古屋市内のホテルで初交渉を行った。久万オーナーと野崎球団社長のトップ2が「伝統あるタイガースを生き返らせてくれ。貴方しかいない」と説得に当たったが、星野氏は即答を避けて結論を保留。しかし、以前から早期決断の方針を固めており、希望していた田淵氏の入閣についても「了解を取った。彼は猛虎打線の一員だったし、打撃部門を見て貰う」と語るなど、既に心の内は決まっている模様で、15日に予定されている2度目の交渉で要請を受諾するのではないかと見られている。

 ソーサ元木、1億4000万円の3年契約でサイン!
茂雄の嫌がらせにより、名手・川相及び清水が幽閉された影響から、内外野に便利屋として使い回された結果、3年ぶりの規定打席に到達したソーサ元木が、契約更改交渉に臨んだ。既に、FA権を行使しての残留を決め、複数年契約を結ぶ事になっていたソーサ元木に対して、球団側は3200万円アップの1億4000万円(推定)を提示し、一発サイン名手・川相が早くも若大将・原監督による新体制でのスタメン奪取に燃えており、自らは破戒僧・清原によって原監督に対する造反軍団の一員に引っ張り込まれてしまった事で恐れおののくソーサ元木「来季は開幕からスタメンで戦っていきたい」と虚勢を張らずにはいられなかった。一方、開幕当初は「川相幽閉策」の筆頭刺客として期待されながら、大不振に終わり、ソーサ元木にレギュラーを奪われたニックンは500万円ダウンの4000万円(推定)でサイン。また、負けている時に登板すると真価を発揮すると言う特殊能力すら、茂雄のヘッポコ継投により剥がされつつある西山は284万円ダウンの3700万円(推定)、これまた準備もしていないのに突然引っ張り出される茂雄のヘッポコ継投により、昨年の日本一への貢献が完全に白紙に戻された木村は500万円ダウンの4500万円(推定)と不本意な提示を受けたが、茂雄の采配を非難して粘った所で所詮、世論は茂雄の味方とあって、保留しても無駄とばかりに、それぞれ一発サインとなった。

 加藤の見返りにユウキを獲得! FA移籍で史上2人目の人的補償!
FA権を行使した加藤に近鉄へ逃げられたオリックスだが、近鉄に対して、金銭補償ではなく人的補償としてユウキを要求し、本人の了承を得た上で正式に獲得した事を明らかにした。今季は一軍出場がなく、人的補償のプロテクトから外れたユウキだが、まだ22歳と若く、将来性もある事から白羽の矢が立った。背番号は「21」を予定しているとの事。これまでFA移籍の見返りは金銭補償が大半で、人的補償の要求は1995年のゲンちゃん(日本ハム→巨人)に対する川辺以来、史上2人目

 またも炸裂、マシンガン更改! 今度は斎藤タカシが保留!
毎年恒例、保留者続出のマシンガン更改が続く横浜だが、この日は代理人を引き連れた斎藤タカシが2年連続の保留。ササキ様無き後、ストッパーとしてリーグ2位のSPを稼いだ事から強気の姿勢を見せる斎藤タカシに対し、球団側は条件提示をせず、腹のさぐり合いに終わった。来季のFA権取得も視野に入れている斎藤タカシは「(FAについては)まだ整理がついていない」とコメントを残しており、長期戦も辞さない方針を明らかにした。

 球団体勢変更なしなら加盟料免除! TBS、横浜の筆頭株主へ一歩前進!
この日、セ・パ両リーグの会長と川島コミッショナーによる三者会談が開かれた。会談後、川島コミッショナーはマルハの新たな身売り先が球団名、本拠地、フロント等を変更しない場合、加盟料30億円を発生させない事を明らかにした。身売り先の最有力候補として第3株主のTBSが挙げられているが、加盟料30億円が最大のネガティブファクターとなっていた。これが免除される事により、近いうちにTBSが筆頭株主に繰り上がる可能性が出てきたと言える。これに対して、横浜身売り問題で異議を唱えてご破算にさせたナベツネも「いいんじゃないか。異論はない」と賛同した。また、野球協約の「参加資格」及びこの章に関連する条文の解釈に曖昧な点がある事ついて、協約改正に向けた12球団の意見書を集めさせていたが、川島コミッショナーは「球団の品格を保つ事がプロ野球の為に何よりも大事と言う意見が圧倒的だった」とし、これを踏まえた上で条文改正作業に着手し、譲り受け企業等に対する何らかの審査機関や基準等を設置する意向を示した。

 小坂、大台突破で一発サイン! ジョニー黒木は怒りの保留!
チーム唯一の全試合出場を果たし、3年連続のゴールデングラブをゲットした小坂が、この日、契約更改に臨み、1500万円アップ1億円(推定)の提示に一発サイン。目標の大台を突破した小坂は「打率は低かったが、守備などの数字に表れない部分を評価して貰えた」 と喜色満面。また、前回は査定の説明に混乱して保留したルーキー・加藤も1500万円アップの2800万円(推定)に納得の更改。一方、開幕から9連勝するなど前半戦は獅子奮迅の活躍を見せながら、後半戦は右肩痛でリタイアしたジョニー黒木は1000万円アップの1億7200万円(推定)の提示に「希望金額と開きがあった。11勝4敗と言う数字を1年間の成績として見て欲しい。これまで7つも貯金した事はなかった」と怒りの保留となった。

 悪夢の水島マイナス査定!? ベンちゃん、小関、相次いで保留!
この日、契約更改交渉に臨んだベンちゃんだが、球団側は捕手として未熟で外野に回る事が多く、来季は外野一本に転向するなど、球界の貧乏神・水島新司及び山田太郎に付け入る隙を与えてしまった事におかんむり僅か500万円アップの3200万円(推定)を提示。これに対して、ベンちゃんは「僕の評価はその程度か!」と激昂して、保留。また、何も悪い事はしていないのに水島新司にシメられ続けている小関も、1200万円アップの6300万円(推定)と厳しい評価を受け「ケガをせずにフルにやったつもり。納得してサインしたい」と保留した。