球界トピックス

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12月10日 マスターズ・リーグ:大阪8−7名古屋


 求道者・前田&緒方、2000万円の大幅ダウンにも一発サイン!
リハビリ三羽烏の二人、求道者・前田と緒方が広島球場内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。左アキレス腱痛で開幕からリハビリモードが続き、僅か27試合の出場に留まった求道者・前田は2000万円と言う大幅ダウンの1億7000万円(推定)の提示にも、不本意な成績ではダウン提示は当然とばかりに文句一つ言わない相変わらずの求道者ぶりを見せ、納得の一発更改。国外亡命して、メジャーMVPに輝いた鈴木一郎(マリナーズ)ですらシャッポを脱ぐ、稀代の天才打者ながら、故障に悩まされ不本意な成績が続いている求道者・前田だが「この儘、終わる訳にはいかない。球団や監督に恩返しをしたい」と、来季は選手生命を賭ける覚悟を見せた。一方、リハビリモードから復帰し、開幕一軍に名を連ねたにも拘わらず、早くも2戦目にして右膝を故障し、6月までリハビリモードに逆戻りするなど、不本意な結果に終わった緒方も2000万円ダウンとなる1億1000万円(推定)の提示に一発サイン。求道者・前田同様に「自分にとって正念場の年になる」と背水の陣である事を自覚し、来季の完全復帰へ意欲を見せた。

 ノリダー柏田、2度目の交渉! 上積み貰えず、無念のサイン!
茂雄の悪魔の様な継投により酷使されまくりながら、ペタジーニ,稲葉らヤクルトの主軸左打者を抑えるなど貢献したが、酷使に耐えかねて左肘を痛め、オフには手術を余儀なくされたノリダー柏田が2度目の交渉を行った。4日の交渉では、300万円ダウンの4300万円(推定)と言う提示を受けて、怒りの保留となったが、球団側は手術にまで及んだ左肘の故障が茂雄に酷使継投ではなくノリダー柏田自身の責任と言う酷い評価をかまして、前回同様の額を提示。徹底抗戦しても無駄と察知したノリダー柏田は渋々サインした。「投壊と言われた責任は(本当は茂雄にあるのだが、世間はどうせ茂雄の味方なので)自分にもある。(来年は茂雄ヘッポコ継投による酷使三昧は受けないだろうから)リハビリの中で投げられるメドは立ってきた。やるしかない」とフロントを見返すべく、来季の躍進を誓った。

 恒例、横浜マシンガン更改! メカゴジラ、2年連続の保留!
毎年、主力選手が次々と保留する銭ゲバぶりを見せている横浜マシンガン更改だが、この日はメカゴジラが昨年に続いて2年連続の保留。今季は初のフル出場を果たして、3割をマークと言う好材料に加え、来季中にもFA権を取得するであろうメカゴジラに対して、来オフからFA権行使での残留を認めない方針の球団側は単年から複数年契約も含めた8300万円〜1億円超(推定)の3パターンの条件を提示したが「FA権は一軍でやってきたステータスだから手にしたい気持ちもあるが、怖さもある。五分五分」と合意に達しなかった。またマシンガン更改の先陣を斬って保留していた小川も2度目の交渉に臨んだが、200万円アップの7200万円(推定)をベースにした変動年俸制+出来高払いの3年契約でようやくサインとなった。

 赤星、2800万円アップで一発更改! 球団新人史上最高昇給に喜色満面!
日本球界では史上初となる新人王,盗塁王のダブル受賞を果たした赤星が甲子園球場内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。新庄(メッツ)の穴を十分に埋める活躍を評価した球団側は新人では球団史上最高となる2800万円アップの4000万円(推定)を提示。これに対して、「基準は阿部」と3800万円を(推定)で更改を済ませた同じくルーキーの阿部(巨人)を意識していた赤星だが、その阿部を上回った事で一発サインし「凄くいい評価をして貰った。気持ち良くサインしました」と満足気な表情を見せた。