球界トピックス
12月7日
次期監督候補・星野氏で満場一致! 11日にも正式就任要請!
脱税容疑によるサッチー逮捕で煽りを食らったノムさんが失脚した事により、後任人事に追われる阪神だが、本命と目されていた前オリックス監督の仰木さん,対抗と目されていた元阪神監督の中村氏を差し置き、前中日監督の星野氏に監督就任要請する方針である事が明らかになった。この日、開かれた球団役員会で満場一致となったもので、11日にも久万オーナーが直接出馬して正式要請する意向である事を既に、星野氏には伝えてあるとの事。これに対して、当初は否定的なコメントを残していた星野氏は「野球人として名前が出るのは光栄な事。野球は関西が盛り上がらないといけないと言うのが持論」と、一転して前向きな姿勢を示した。
岡島、大台届かず怒りの保留! 上原、公傷不認可も一発更改!
この日、東京・神田錦町の球団事務所で主力選手が次々と契約更改交渉に臨んだ。新助っ人ストッパーを獲得したい茂雄の「ストッパー失脚プロジェクト」により、ストッパー専念の筈が10点差で引っ張り出されるなど、散々セーブのつかない場面で酷使された事により、最優秀救援投手のタイトルをむざむざ逃す羽目となった岡島は最低ラインと考えていた大台1億円に届かず(推定9400万円)、リリーフ陣の査定法の説明を求めるに留まり、保留した。また、茂雄の「韓国人弾圧プロジェクト」の余波を受け、故障に喘ぎ、一軍登板出来なかったS.M.チョーは400万円ダウンの4400万円(推定)にサイン。FA移籍2年目の江藤,カリメロも揃って一発サインとなったが、2年連続30ホーマーと貢献した江藤が4000万円アップの2億8000万円(推定)の提示に「思っていた以上に評価して貰った。ユニフォームを着ている以上、現状に甘んじる事なく上を目指したい」と満足気な表情だったのに対し、茂雄との確執から故意にメッタ打ちを食らった挙げ句に二軍でサボタージュを決め込んだカリメロは6000万円ダウンの2億4000万円(推定)の提示に「殆ど働いていないから(減俸は)当然だな。(確執のある茂雄もいなくなった事だし)来年働いて、今年の分を取り返すしかない。とにかく勝つ事が何より大事」と沈痛な表情を見せた。また、左太腿痛を公傷扱いとされるかどうかで徹底抗戦も辞さない構えだった上原は3時間半に渡るロング交渉にも拘わらず、公傷は認められなかったが、球団側が公傷について明文化した文書を用意してきた事により渋々納得させられ、3000万円アップの1億600万円(推定)でサインした。
名手・川相、社団法人の理事長を円満勇退! 後任に中日・立浪!
この日、大阪市中央区のホテルで労働組合・日本プロ野球選手会の定期総会が開催された。社団法人の理事長を務めて、多大なる功績を残した名手・川相(巨人)は年齢的な事を考え、留任要請を断って専務理事に退き、立浪(中日)にバトンタッチした。一方、労働組合の会長を務めていた中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)はここまで築いてきた独裁政権を譲り渡す気は毛頭なく、しぶとく留任。副会長には悠久の若虎・桧山(阪神),ジョニー黒木(ロッテ),小久保(ダイエー)の3人が新たに就任する事となった。この日の総会では経営側が希望している外国人枠拡大問題について検討。経営側は一軍登録が投手2人,野手2人で1試合の同時出場は最大3人と言う現行制度を投手1人,野手3人として、1試合に4人同時出場出来る様に変更を求めているが、これにより日本人選手の出場機会が失われるとして、選手会では反対する方針を固めた。また、出場機会を失った選手のレンタル移籍制度や、消化試合削減へ日本シリーズ前にセ・リーグ1位対パ・リーグ2位,パ・リーグ1位対セ・リーグ2位でのプレーオフ制の導入が提案された。
J.マッケンジー、大幅5500万円増! 小久保の契約待たずに一発サイン!
パ・リーグでは1972年のノムさん(当時・南海)以来となる捕手での30ホーマーを放ち、全試合にマスクを被ったJ.マッケンジーが、この日、、福岡ドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行った。球団側は5500万円アップの2億3500万円(推定)を提示。チーム最高年俸を目指すJ.マッケンジーは小久保の交渉待ちで保留するかと思われたが、中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)を越える球界最高年俸捕手となった(古田は2億円に出来高が加算されるが)事で満足したのか、一発サインとなった。
ゲーリー川村、微減に留まり一発サイン!
開幕早々、登録抹消されるなど、背筋痛の影響から僅か6勝と言う不振に終わったゲーリー川村が、この日、契約更改交渉に臨んだ。ゴーグルがFAでメッツへ移籍した事で、より一層先発陣が薄くなったとあって、下手に不信感を持たれると厄介と判断したか、球団側は「ゴーグルの分まで頑張って欲しい」と持ち上げて、僅か800万円ダウンに抑えた7400万円(推定)を提示。2年連続で減俸提示されたゲーリー川村だが、微減に留まった事でこれ幸いと一発サイン。一方、これまたFAによるメジャー移籍が濃厚となった谷繁の後釜として期待を受けている相川は750万円アップの2000万円(推定)の提示に「投手との信頼関係を一番大事にして、いけるところまでやってみる」と一発更改となった。また、前回、倍増の1680万円(推定)を提示されながら、保留した竹下は2度目の交渉に臨んだが、今回も上乗せはなく、渋々サインした。