球界トピックス

11月30日


 アマ野球連盟・山本会長、アテネ五輪での茂雄監督就任案を一蹴!
元全日本監督の山中氏や、前JOC会長の八木氏(故人)がラブコールを送るなど、アテネ五輪の日本代表監督就任の可能性が噂されていた巨人前監督の茂雄だが、これに対して、この日、全日本野球会議の幹事会に出席した全日本アマチュア野球連盟の山本会長は、流石に、どこの国の人間に対しても、無理矢理、会話をこなせてしまうと言ったアヤしげな特技があるだけで、ヘッポコ采配をかまされて銅メダルすら危うくなる様な茂雄に任せる訳にはいかない…などと大っぴらに本音は言えなかった様だが、「私見だが、(茂雄が就任する)可能性はない。彼には違う角度から野球を見て貰った方がいい」とやんわり否定した。

 オリックス、またもや戦力ダウン! アリアスが再契約を拒否! 
一昨年は星野(阪神)にFAで、昨年はポスティングシステムで鈴木一朗(マリナーズ)に、そして、今年は加藤(近鉄)にFAで逃げられ、今またハイツ田口に逃げられれつつあるオリックスだが、今度はチーム二冠の主砲・アリアスにまで逃げられた事が明らかになった。球団側は契約延長を希望し、交渉を重ねた末、アリアスの代理人とは条件面で合意に至ったにも拘わらず、アリアス本人が再契約を拒否し、この日、退団が発表された。戦力低下が進む一方で最早、サーパス神戸と区別がつかないと心配する声も挙がっている。また、この知らせを聞きつけ、助っ人野手獲得の下手くそぶりには定評のある阪神がリスクが少ないと言う理由から、巨人を退団になったマルちゃん共々、獲得に乗り出している事が明らかになった。

 土井代表、中日・戦力外の武田獲得を明言!
中日から戦力外通告を受けたものの、現役続行に意欲を見せる元・最多勝投手の武田に対して、かねてより興味を示していた巨人だが、この日、土井球団代表が「武田が(保留選手)名簿から外れていたら、正式に(獲得へ)動く事になると思う」とコメントを残した。保留選手名簿の提出はこの日が期限となっており、他球団は獲得に動いていない為、2日に自由契約選手として工事されてから、近日中に、すんなり入団が決定すると見られている。

 中村、移籍志願取り下げるも、3年契約を要求!
横浜からFA宣言した谷繁に対して、球団側が正捕手の座を約束する様な発言で獲得交渉にあたっていた事に激昂していた中村が、この日、契約更改交渉に臨んだ。球団に対して、大きな不信感を露わにし、移籍志願の可能性すら示唆していた中村だったが「(谷繁の獲得に乗り出すと言う)連絡を怠っていたと詫びて貰った。補強するのは当たり前の事だし、そうさせたのは自分の責任でもあるが、やる気をなくすし、来る方も嫌な思いをすると思うので、そういう発言(レギュラー確約)は辞めて欲しいと言った。中日に愛着はあるので、いい形で契約したい」と、移籍志願は取り下げたものの「3年は譲れない。2年なら判は押さない」と3年契約を強硬に要求。これに対して、伊藤球団総括は「複数年契約なら2年まで」と両者の意見は平行線を辿り、具体的な条件提示に至らない儘、保留に終わった。

 日南学園・寺原、ダイエーと仮契約! 20勝目指し、背番号「20」に決定!
今ドラフトで4球団競合の末、ダイエーが抽選で交渉権を勝ち取った寺原(日南学園)だが、この日、宮崎市内のホテルで交渉を行い、契約金1億円+出来高5000万円、年俸1500万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。巨人を志望していた事でドラフト当日は複雑な表情を見せていた寺原だったが「新しいスタートと思って、頑張っていこうと言う気持ちで一杯です。最高の評価をして貰ったので、最高のプレーを見せたい。今から、やってやろうと言う気持ち。注目されるのは嬉しいし、それに応えられる様にしたい。スピードにこだわって、勝てる投手になりたい」とすっきりした表情で抱負を語った。また、背番号は「20勝と言う意味も込めて背番号を選んだ」と「20」に決定

 大島監督出馬で必死の残留交渉! 片岡、結論を保留!
FA宣言している片岡に対して、日本ハムは都内のホテルで残留交渉を行った。既に、総額10億円(推定)の5年契約を提示しているが、この日は、最後の切り札として大島監督が出馬し、来季の構想を語るなど説得に当たったが、片岡は「わざわざ出馬した大島監督の顔を潰したくない」として、以前からの予告通り、今回の交渉での結論を保留。交渉後「監督にまで出て来て貰って申し訳ない。早く結論を出さなければいけないと思っている」とした片岡は12月16日の挙式後まで結論を出さない方針を明らかにしたが、既に、阪神行きに傾いているとも見られている。その阪神とは次回、12月5日に交渉が予定されている。