球界トピックス

11月29日


 ナベツネ、全面勝訴! 実行委員会で横浜身売りの承認撤回!
この日、東京・内幸町にてプロ野球実行委員会が開かれ、ヤクルトの株式を所有していたフジテレビと同じく、フジ・サンケイグループのニッポン放送が横浜の筆頭株主となった事でナベツネが「野球協約第183条に抵触する」として機構脱退,1リーグ制移行などと脅迫紛いの異議申し立てをかましていた件について、再検討された。15日の同委員会で了承された問題だが、コミッショナー事務局は改めてヤクルトの球団株式の保有実態等を調査し、全球団の意見を聞いた上で「前回の実行委員会では重大な事実をふまえないでの承認。プロ野球はフェアプレーにのっとって行われるべき」(川島コミッショナー)として、横浜の身売り承認を撤回する事に決定ニッポン放送は筆頭株主でなかっただけで、以前から横浜の株式を所有しており、今回の件が協約に抵触するならば、今まで認められていた事自体に矛盾が発生するとあって、ニッポン放送側の反論も予想されたが、この裁定には従う模様だ。これを受けて、異議を申し立てた張本人のナベツネは「前回の決定が白紙になった事は歓迎する」と全面勝訴に大喜びした上で、「今回と同様の事態が起きない様に協約改正するべき。横浜が今後球団の譲渡、または保有者を変更する時は、加盟料を払わなければ協約違反になると思われる。この点は協約解釈を確定する必要がある」とニッポン放送に株式を売却した際に免除になっていた加盟料に関しても、ダメ出しをかました。尚、参加球団の変更の承認は11月30日までと定められているが、今回はマルハが新たに株式譲渡先を模索し、筆頭株主がまた別の企業に変更される可能性がある事から特例として、来季開幕前日の3月29日に延長する事も決定された。  

 福留、アップ提示を拒否し、現状維持でサイン!
十八番のタイムリーエラーを連発するなど、観客を湧かせた福留が、この日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。球団側は200万円アップの4400万円(推定)を提示したが、福留は自らこれを断り、現状維持の4200万円(推定)でサイン「最初から現状維持かダウンのつもりだった。1年間きちっとした体で戦えなかったし、チームもこういう成績(5位)。こんな数字(打率.251 15本)で納得出来る訳がない。ここ2年間は期待に応えられなかったので頑張る」と来季の巻き返しを誓った。