球界トピックス

11月25日 プロ野球OBオールスター:パ7−4セ


 若大将・原監督、逃げの一手で茂雄の主張を肩すかし!
札幌ドームで行われたプロ野球OBオールスターで若大将・原監督と茂雄が対面。前日、茂雄は原監督に対して、金満補強の魅力とメイ,マルちゃんに代わる新助っ人の緊急確保を強く訴える意向を明らかにしていたが、これを伝え聞いていた原監督は下手に直接、話など聞いてしまったら無下に出来ないと察知し、茂雄から逃げまくる戦法に打って出た。そうこうしているうちに、茂雄は他のOB連中に引っ張りだこに会い、原監督の作戦は見事に成功。茂雄は「なかなか話す時間がなかった。タイミングがねえ」と臍を噛んだが、「でも、まだ(原監督と話す)時間はありますから。12,3勝出来る投手を探さないと…。エヘヘヘ〜 」と次なる機会を狙っている模様。しかし、原監督は「焦って獲得してもしょうがない。勿論、2月までに朗報が入れば最高だが、いい外国人が獲れるなら、6月まで待ってもいいと思う」と、あくまで茂雄の考えをつっぱねる方針を明らかにしている。

 上原、公傷基準を巡り徹底抗戦の構え!
この日、ジャイアンツ球場で行われた少年野球教室に参加した上原は「お金ではモメたくはないが、ケガの扱いについては聞いてみたい。公傷(の基準)は球団内部の事なので、どういう方針か分からないが、納得いかなければ保留しちゃいけないと言う事もないし」と今季の契約更改で公傷を巡り徹底抗戦する意向を明らかにした。今季の上原は10勝したとは言え、防御率は4.02と安定感に欠ける内容だったが、上原本人は4月15日の横浜戦で起こした左太腿裏の肉離れで1か月程、戦線離脱した影響から下半身が復調せず、右膝も痛めるなど、故障に苦しめられたと主張。完治している様に見えながら、なかなか復帰しようとしなかった事から、宮田前コーチが「将来のメジャー行きの為に肩を休めていやがるんだ!」と吠えた事もあり、フロントの心象を悪くしている苦しい状況だが、昨年も試合中に同じく左太腿裏に肉離れを起こして、公傷を認められなかっただけに、下手をすると、毎年、関わってくる問題になりかねないとあって「とにかくすっきりした形にしたい」と考えている様だ。

 中村、正捕手のプライドが爆発! 移籍志願も辞さず!?
FA宣言した谷繁(横浜)の獲得に向け、交渉に当たった西川球団社長が「レギュラーとして、是非、来て欲しい」と正捕手の座を確約した事に対して、現・正捕手の中村が激昂競争すらさせずに、レギュラーを確約すると言うまるで茂雄(元巨人監督)の様な悪逆非道ぶりに失望しており「17年やってきたのに寂しい。30日は楽しみにして下さい」と不気味な笑顔を見せ、30日に予定されている契約更改で不満をぶちまける意向を明らかにした。「納得出来なかったら、契約しない。谷繁の事が決まらないと始まらないし、(移籍の)自由も融通も利かない事は分かっているが、来年はどこの球団にいるか分からない」と移籍を志願する可能性をも示唆している。