球界トピックス

11月23日 マスターズ・リーグ:札幌1−6福岡 名古屋0−5大阪


 巨人解雇のマルちゃん獲得へ交渉準備開始!
破戒僧・清原が悪夢の4年契約で残留となった余波を受け、巨人を電撃解雇となったマルちゃんだが、これに対して、その破戒僧・清原をFAでゲットする構想を打ち砕かれた阪神が獲得に乗り出す事が明らかになった。阪神は慢性的な長打力不足に陥っており、悠久の若虎・桧山や濱中が躍進してきたと言っても、依然として、長距離砲は最重要補強ポイント。現在、FA宣言中のハイツ田口(オリックス),片岡(日本ハム)の獲得を図ってはいるものの、いずれもパワー不足とあって、マルちゃんをターゲットに絞った模様。マルちゃんは日本でのプレー続行を望んでおり、交渉がすんなり進む可能性はあると見られている。助っ人野手に関しては、もうオマリー以来、ハズレが続いている程、見る目がないとあっては、日本での実績があるマルちゃんに手を出すのは、一見、賢明な策に見える。しかし、他球団でお払い箱になったのには、それなりの理由があり、それを見抜けなかったに過ぎないのか、はたまた、働ける力はあったにも拘わらず、力を出し切れない環境が築かれているおり、それに気付かないのか同様のケースで実績を残しながら中日を解雇されたコールズ,パウエルを獲得し、いずれも途中退団と言う大失敗を犯しているだけに、不安は否めない所だ。

 川尻、メジャー移籍を賭けた3度目の交渉も決裂!
日米野球で通用したからと、調子に乗ってポスティングシステムによるメジャー移籍をしつこい程に要求しまくっている川尻が、この日、尼崎市内で3度目の交渉を行ったが、球団側は「メジャーへの気持ちは分かるが、阪神の貴重な戦力」(竹田常務)と一貫して、要求をつっぱねる方針を固めており、またも両者平行線の儘に終わった。しかし、それでも往生際の悪い川尻は「自分の気持ちは変わらない。時間は3月くらいまであるし、何とか球団に理解して貰いたい」と、契約更改そっちのけで、交渉を続けたい意向を示した

 ノムさん、ファン感謝デーで最後の挨拶!?
この日、甲子園球場でファン感謝デーが行われた。約2万6000人のファンの前で冒頭の挨拶に立ったノムさんは「今年もまた(最下位で)お詫びしなければなりません。非常に心の痛む思いです。プロ野球は実力の世界。私も含め、全ての面で実力が足りない。近い将来、必ず皆さんの期待に応えられる様、邁進して行きたいと発言。「皆さんの期待」とは、普通に考えれば「最下位脱出」に始まり、「Aクラス浮上」「巨人に勝ち越し」等、挙げられるが、サッチーの脱税疑惑により、来季続投も風前の灯火と目されている状態とあっては、「今オフ中の退任」を意味する自虐的発言ではないか?とすら思えるものだった。

 谷繁、メジャーとの交渉に向け、来月初めに渡米決定!
メジャー挑戦を賭けて、FA宣言した谷繁だが、マリナーズを初め、興味を示しているメジャー各球団と本格的な交渉に入る為、来月上旬に渡米する事を明らかにした。各球団の若手選手を中心にした秋季リーグが行われ、多くのメジャー関係者が集まっている事から、アリゾナ州に短期滞在する予定。交渉だけでなく、実際にプレーを見せてのアピールも行われるとの事で「行ってどういう話があるか分からないから、何とも言えない。これで自分の評価が決まる訳ではないが、体の方はシーズン中の7,8割くらい出来るものは作っているつもり」とコメントを残した。