球界トピックス

11月22日


 メイに続き、マルちゃんも退団! 原監督、構想崩れて大ショック!
メイの電撃退団が明らかになった巨人だが、続いて残留の方向で固まっていた筈のマルちゃんまで退団する事が明らかになった。メイ同様に逃げられたのではなく、球団側から来季の契約を結ばない意向を通告したとの事。若大将・原監督は爆弾にしかなりえない問題児の破戒僧・清原のFA移籍後、マルちゃんを常時スタメン起用する構想を描いていたが、何を血迷ったかフロントが大枚はたいて、4年契約を持ちかけ、破戒僧・清原の引き留めに成功。4年契約とあって、2〜3年はサボタージュないしは造反三昧が続くのではないか?と危惧される破戒僧・清原だが、大枚はたいてしまったが為に飼い殺す訳にもいかなくなってしまい、マルちゃんのスタメン起用案は完全に粉砕された格好となった。これではマルちゃんがあまりにも不憫と感じた土井球団代表は「新しい環境を与えてあげた方が本人にとってもいい」と判断。メッツのアグバヤニ外野手獲得を図っている状態である事も相まって、マルちゃんの放出を決定した模様。これにより、川相や清水を外してレフトにマルちゃんを起用すると言う茂雄のあみ出した究極無比超絶破滅オーダーの再現は避けられる事となったものの、いい意味でのムードメーカー・マルちゃんが去り、悪い意味でのムードメーカー・破戒僧・清原が残ると言う展開に失意の原監督「新外国人は無理して獲らなくてもいいと思っている」と、やりきれない表情を残した。

 前田幸、巨人移籍が正式に決定! 総額5億円+出来高の4年契約!
FA宣言し、中日に残留しない旨、報告を済ませていた前田幸だが、この日、巨人と交渉を行った結果、総額5億円(推定)+出来高払いの4年契約で合意となり、正式に移籍が決定。その儘、都内のホテルで入団発表を行った。席上で前田幸は「巨人と言う大きなチームに誘われ光栄。FA宣言してすぐに連絡を戴いて熱意と誠意を感じ、その時から巨人に気持ちは傾いていた。若大将・原監督の『ジャイアンツのユニホームを着て、一緒に戦おう』の言葉が印象深かった。多大な評価をして戴いているので、無様な投球は出来ない。先発でも中継ぎも出来るのが僕の最大の持ち味なので、(どちらで起用されても)勝利に貢献したい」と決意表明。これに対して、原監督は「巨人の一員になってくれると信じていた。来季に向け、明るく力強い材料になる。先発に入ってくれれば有難い」電撃退団したメイの穴を埋めるべく先発ローテとしての期待を賭けた。尚、注目された背番号は予想されていた「30」でも「31」でもなく、中日時代と同じ「29」に決定。この日、現状維持の1300万円(推定)で契約更改を済ませた上野幽閉は押し出される格好で「29」から「31」に変更される事となった。 

 白血病・岩下、4ヶ月ぶりに退院! 完全復活へ意欲!
難病「急性骨髄性白血病」に冒され、7月上旬から神戸市内の病院で入院生活を送っていた岩下がこの日、約4ヶ月ぶりに退院した。4度に渡る抗癌剤投与による治療で、日常生活に支障がない程度まで回復しており、今後は週1回の通院しながら、飲み薬を服用しつつ、自宅療養に続ける方向で、順調にいけば、年明けにもトレーニングを再開出来る見込みとの事。「まだしんどい時もあるが、もっと体を動かせる様にする事が先決。早く現場に戻って、みんなに恩返しがしたい」と復活へ意欲を見せる岩下に対して、オリックス・矢野球団本部長は「こちらから出向いて契約更改すると思う。焦らせたくないのでじっくり復帰を待ちたい」と、来季も契約を更新し、完全復活へ全面支援する方針を明らかにした。

 日枝会長、ヤクルト株の売却を完全否定! ナベツネ、徹底抗戦の構え!
この日、都内のホテルで4年ぶりに日本一輝いたヤクルトの優勝祝賀パーティーが開かれた。これに出席したフジテレビ・日枝会長は横浜の身売り問題に伴い、ナベツネを初めとする数球団のオーナーからヤクルトの株式売却を要求されている件について「ずっと何十年(31年)も持っている訳だし、手放す必要はない。(ニッポン放送とは)違う会社なんだから…」と売却する意向がない事を明らかにした。これに対して、ナベツネは「売却しないなら、リーグに提訴。会長が処理出来ないならコミッショナーに上訴。それでもダメならオーナー会議を招集すればいい。(ヤクルト,横浜以外の)10球団は同調している。除名規定はないが、やっていけんだろうな、2球団では…と相変わらず、脅迫紛いの発言を展開しており、12球団をあげての全面戦争に突入する可能性も出てきた。

 カブレラ、怒濤の銭ゲバぶり! 6倍増の2年6億円要求!
どれ程、打ちまくっても水島新司には日本球界に存在しない男として完全無視されたカブレラが鬱憤を晴らすかの様に銭ゲバぶりを発揮している事が明らかになった。当初、カブレラは高額年俸より複数年契約を重視していると見られていたとあって、従来、助っ人には複数年契約をしない方針だった球団側もこれを配慮して約3倍増となる総額3億円(推定)の2年契約を提示していたが、何をとち狂ったか、カブレラ側は約6倍増の総額6億円(推定)の2年契約を要求。小野球団代表は「高額要求は代理人の常套手段。カブレラはそんな常識のない人間と思っていない」として、最終的には球団側の提示に大きく近付くと言った楽観的な考えだが、いかんせん3億円の差はそう簡単に埋まるものではない。また、伊原新監督が一塁を高木大,金村弟で競わせ、カブレラをDHに回す構想に対して「一塁でなければ、ヤンキースに売り込む考えもある」とほたえるなど、起用面においても、トラブっている状態とあって、最悪、決裂に終わる可能性も出てきている。

 加藤、プロ初更改で混乱! 1300万円アップにも保留!
ルーキーながら、先発,中継ぎとフル回転し、9勝をマークした加藤が、この日、さいたま市内の選手寮で初の契約更改に臨んだ。球団側は1300万円アップの2800万円(推定)を提示。これに対して加藤は「3000万円くらいはと思っていた。考えていた事がうまく話せなかったし、先輩からの意見も聞いてみたい」と、初更改であるが故に細かい査定説明に対して生まれた混乱も重なって、結論を保留した。