球界トピックス

11月16日


 ナベツネ、横浜の身売りに異議申し立て! ヤクルト株の売却を要求!
口を開けば、イカレ発言のナベツネだが、前日、横浜の筆頭株主だったマルハがニッポン放送に株式を譲渡する事実上の身売りをした事に対して、ニッポン放送がヤクルトの株式を20%所有するフジテレビと同じフジ・サンケイグループに属する事から「球団,球団の役職員および監督,コーチ,選手は直接間接を問わず他の球団の株式を所有する事は出来ない」と言う野球協約183条に抵触するとして異議を申し立てする事を明らかにした。前日、開かれたプロ野球実行委員会では弁護士が「それぞれ独立した企業体で問題はない」として承認された問題だが、ヤクルト・多菊社長が「色々あれば(横浜と)話し合ってみる事になる」と失言してしまうなど、協力体制を築く可能性をほのめかしていた事で土井球団代表も「コミッショナーの言っている事と話が違う」と怒り爆発。ナベツネは「会社が違うと言ってもグループが一緒。例えば読売が巨人を持ち、別法人である大阪読売が阪神の株を持つ事になるのと同じ。協約違反と言わざるを得ない。西武は協約違反になるからと、ちゃんとやったのに、今度は許すのか。論理的矛盾と言わざるを得ない。メディアが球団を持つのはいい事で歓迎していたが、(ヤクルトの株を)売却し、祝福されて迎えられる様にして貰いたいと西武がクラウンライターを買収した際に所有していた大洋(現横浜)の株式を売却した事を例に挙げて、反論。日本野球機構の顧問弁護士が協約違反でないと確認した上での承認であり、裁定が覆る可能性は薄いと見られているが、この儘、認められてしまった場合「日本テレビにどっかの球団を買って貰って、いい選手をみんなくれと…やったら、巨人は無限に強くなる。それをやってもいいと言うなら、こちらも致しますと言う事だよ」と強行手段に出ると脅しをかけた。やってもいいからと言って、普通ならば簡単には実行に移せない事だが、ナベツネならやりかねないと焦った川島コミッショナーは近日中に検討する事を決めた。

 ボン野村、ご乱心! 田中シュータに膝蹴りで乱闘寸前!
この日、高知・安芸の秋季キャンプで行われた紅白戦でボン野村がご乱心なされた。5回裏、白組の攻撃で二死一塁の場面から関本が左中間突破の二塁打。これで一塁走者・田中シュータは一気に本塁を狙ったが、紅組の捕手・ボン野村のブロックの前に憤死。ここで何を思ったか、性格の良さでは定評のあるボン野村が突然、田中シュータの左脇腹に強烈な膝蹴りを見舞ったのだ! いきなり蹴りをかまされた田中シュータは「普通のスライディングじゃないですか、何で怒ってるんですか!」と激昂し、あわや乱闘寸前だったが、次打者の曽我部と主審を務めていた安達打撃投手の仲裁で何とか収まった。ボン野村は「(スライディングで田中シュータの)足が上がっていたでしょ。ヤクルト時代にもなかったし、自然に頭にきた」と弁明するも、田中シュータは「足は立てていない。アウトになりたくないので普通にスライディングをしただけ」と言っており、また木戸ヘッドコーチも「普通のプレーや」と分析するなど、どうやらボン野村が勝手に怒りを爆発させた見方が強い。サッチーの脱税疑惑により、心中穏やかでないボン野村がちょっとした事でも怒りを露わにしてしまう神経過敏状態である事は否めない様で、何も悪くない筈の田中シュータはそんなボン野村を不憫に思ったか「今日はすいませんでした」と試合後、謝罪した。
 M.T.チョン、ダウン提示に怒りの保留!
この日、M.T.チョンが契約更改に臨んだが、ダウン提示に怒りの保留となった。春季キャンプで再三、寝違えて調整が遅れ、オープン戦では左アキレス腱を痛めてリタイアするなど、大きく出遅れたのがたたって今季、僅か10試合しか登板せず、2勝0敗 防御率6.16の成績ではダウン提示は至極、当然だが、M.T.チョンは茂雄の「韓国人弾圧プロジェクト」により飼い殺されたと言うイメージを強く持っており、「自分としては納得出来ない」と現状維持の1億5000万円(推定)を要求した。尚、M.T.チョンは23日に帰国となる予定で、次回の交渉は代理人が行う模様。

 山崎武、中日と再交渉! 出来高上乗せも反応薄く、移籍濃厚!?
FA宣言している山崎武が、この日、名古屋市内で中日と2度目の交渉を行った。中日側は前回の4億5000万円(推定)の3年契約と言う提示に1年間で最大5000万円(推定)と言う出来高を上乗せしたものの、山崎武は「グッとくるものはなかった」と素っ気ない態度。今回の上乗せ分を加えても中日を遙かに上回る総額7億円(推定)の3年契約を提示した横浜との交渉時には「中心選手としてやってくれと言われグッときた」と全く対照的なコメントを残しており、この日も「横浜は僕に払う金額の他に中日へ2億近い移籍金が要る訳で、獲りに来てくれるだけでも期待されていると感じる」と語るなど、横浜入りに大きく傾いたのではないかと見られている。「正式な条件を聞いたので、これではっきりさせないといけない所に来た」と近日中に結論を出す模様だ。

 ゴーグル、代理人・アタナシオ氏と会談! メジャー数球団からオファー!
最初で最後のチャンスとメジャー挑戦を賭けてFA宣言したゴーグル(横浜)だが、この日、代理人のトニー・アタナシオ氏と会談を行い、既に、発覚しているメッツを初め、複数の球団から打診があった事を伝えられた。これに対して、ゴーグルは笑顔を見せる事もなく「幾つかのいい話があったと言われた。しかし、自分にとっての『いい話』のレベルとの違いもあり、まだピンと来ない。大リーグでやってみたいと夢に描いていたが、家族がいるので迷惑が掛からない程度にしたい」とコメントし、オファーが来たからと闇雲に低条件,悪条件で飛びつきはしない事を示唆。尚、具体的に交渉を進めるのはアタナシオ氏の帰国後となる予定。