球界トピックス
11月14日
ナベツネ、人気回復へ翻意!? 両リーグ交流戦に前向きな姿勢!
口を開けば、イカレ発言のナベツネだが、この日、両リーグの交流試合について「日程が決まっているから来年は無理だが、再来年には是非、やりたい」と珍しくまともなコメントを残した。巨人とのドル箱カード目当てに餓鬼の様に食らい付いてくるパ・リーグが再三再四、要望し続けていた交流試合に対して、ナベツネは頑なに否定的な態度をとり続けていたが、視聴率低下に始まる人気低下を目の当たりにして、翻意した模様で「これまでパからの要望だけが強かったが、セの空気がいいと言う事になれば、反対するものではない。実行委員会ででも検討する委員会を作ってやらないと」と前向きに語った。バ・リーグは勿論の事、選手会もこれには歓迎ムードだが、交流戦が実現すれば、巨人戦が減る事になる可能性の高いセ・リーグ5球団は依然として難色を示しており、来年の実現は難しいとも見られている。また、野球のW杯視察に台湾に渡った茂雄が台湾の陳水扁総統から(来季、初めて開催されるダイエー−オリックス戦に続き)巨人も台湾で公式戦を行って欲しい旨、打診された事について「費用対効果を考えると厳しく、大変な赤字になるだろうが、将来的には国際化の為にやってもいいと思う」と語り、人気回復へ柔軟な姿勢を見せた。
練習試合:宮崎
C 001010000 2
G 00000003× 3
勝:酒井
負:横松
S:西山
西山、またも好投! アルモンテも残留決定でストッパー争い過熱!
12日に続いて、宮崎サンマリンスタジアムで広島と練習試合が行われた。2点ビハインドで迎えた8回、巨人は原俊介の2点タイムリー等で逆転に成功。9回からマウンドに上がった西山は3人でシピシャリと締め括り、逃げ切った。今秋からサイドスロー転向を図っている西山は12日にも3回をノーヒットに抑える好投を展開しており、「2試合いい成績だったのは、第1段階としては良かった。ステップとしては満足だが、大事なのはこれから」と満足な様子を見せながらも、気を引き締めた。若大将・原監督も「常に自分が主導権を持って投げているのがいい。横から投げているのに角度を感じるね」とストッパー候補としての手応えを掴んだ模様。また、同じくストッパー候補として挙がっているアルモンテだが、原監督の「まだ若いし、可能性がある」との判断で、この日、来季も残留となる事が決定した。
片岡、日本ハムとロング交渉も結論は保留!
FA宣言した片岡が、この日、東京・新橋の料理店で日本ハムとの残留交渉を行った。既に、総額10億円(推定)の5年契約を提示している事から、条件面に関する話はなかったものの、初めて出馬した小嶋球団社長が3時間にも渡る必死の説得を敢行。長期戦を公言している片岡は「(球団側の)気持ちはよく伝わったが、結論は出ない。まだ気持ちが揺れ動いている」と結論を保留した。21日に阪神と2度目の交渉が行われる予定だが、この日の交渉後、同料亭に来ていた阪神ファンが片岡の前に現れ、土下座をかまして、阪神入りを懇願。これで思いっきり引いてしまった片岡は日本ハム残留に一歩傾いたのではないかとも見られている。
加藤、オリックスと残留交渉! 残留の要素は「情」次第!?
FA権を行使し、去就が注目される加藤がこの日、オリックスと初の残留交渉を行った。オリックスは1年目が1100万円アップの6000万円(推定)+出来高,2年目は成績次第と言う変動年俸制での2年契約を提示。近鉄の総額2億円(推定)の3年契約を下回る提示となったが、これに対して、加藤は「気持ちは十分に伝わったが、すぐには決められない。残留をする要素があるとすれば『情』だろう。今月中には結論を出したい」とコメントを残し、態度を保留した語った。