南海黄金時代のエース・杉浦忠氏、心筋梗塞で急死!
元南海のエースとして活躍し、南海,ダイエーの監督も務めた杉浦忠氏が、この日の午前、滞在先のホテルで急性心筋梗塞により死去した。マスターズ・リーグの大阪ロマンズのコーチを務めていた杉浦氏は札幌ドームでの2連戦の為、札幌市中央区のホテルに宿泊。所用で試合には出席出来ない監督のムッシュ吉田氏から代理監督の依頼を引き受けるなど、元気な姿を見せていた。しかし、この日、球場への出発時刻になっても、ロビーに姿を見せず、ホテル関係者が様子を窺いに言った時には、浴室で倒れており、既に、息を引き取っていたと言う。享年66歳だった。前巨人監督・茂雄と立教大で同期だった杉浦氏は1958年に南海へ入団し、いきなり27勝をマークして、新人王に輝くと、翌年には優勝に大きく貢献する38勝をあげて、MVPを受賞。同年、巨人との日本シリーズでは4連投4連勝の快挙を成し遂げる等、南海の黄金時代を支えるエースとして活躍し、プロ13年間で187勝106敗の通算成績を残した。引退後は南海,ダイエーの監督を務め、1995年には野球殿堂入りを果たしている。尚、杉浦氏の弔い合戦に燃える大阪ロマンズはこの日、20点を奪う猛打爆発で札幌アンビシャスに圧勝した。
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