球界トピックス

11月8日 マスターズ・リーグ:大阪12−8福岡


 清水、新背番号「9」で茂雄の陰謀を阻止! 今オフ放出の危機から完全脱出!
清水,春風亭半ケツの背番号が「9」「17」と大きく若返る事が明らかになった。巨人の「9」と言えば、今季までは引退したばかりのチュウコーチが付けていたもので、長年、捕手が付けていた番号だが、現場を去ってもなお、放出&飼い殺しを目論む茂雄の陰謀によりハイツ田口(オリックス)獲得の動きがあるなど、胸中穏やかでない清水に対して、何とか放出や飼い殺しの可能性を否定して安心させてやりたいと言う若大将・原監督は唯一空いている一桁の背番号を与える事で誠意を示した。一方、「17」も今季限りで引退した槙原のもので、ドラフトでの獲得を狙っている寺原(日南学園)の為に空けておく可能性も考えられたが、「11」との二拓で寺原が「11」を希望した事で来季の躍進を期待すべく春風亭半ケツに託す事になった。これにより、FAでの獲得を狙っている前田幸(中日)に対して「いい番号を空けておく」としていた事から候補と思われた「17」が消滅。前田幸に用意している番号は「30」と言う見方が強まってきた。その前田幸の放出を最早、諦めつつある中日・西川球団社長は、巨人移籍が決まった場合「巨人ならいい選手が取れる可能性がある」と、金銭補償ではなく、高い資質を持ちながらも二軍で飼い殺しになっている戦力に目をつけ、人的補償を要求する可能性を示唆した。

 ゴールデングラブ受賞者発表! 川相不在で宮本が最多得票!
この日、東京都内の三井物産本社で「三井ゴールデングラブ賞」の開票が行われ、18人の受賞者が発表された。セ・リーグは日本一に輝いたヤクルトからはMVP捕手の中井美穂の旦那・古田がセ・リーグ3位タイとなる3年連続9度目の受賞となった他、遊撃手の大本命と目されていた名手・川相(巨人)が茂雄の陰謀により幽閉され続けた事により、最早、対抗馬のいなくなった宮本が最多得票で2年連続4度目、ペタジーニが2年連続の2度目、そして、タイムリーエラー連発の感が強い岩村が何故か2年連続2度目の選出となるなど、全球団最多の4人を輩出。巨人からはマッスル千代の富士が入団以来4年連続4度目の受賞を果たした他、2年連続2度目の今夜の松井さん,3年連続3度目のガッツな貴公子・仁志と3人が受賞。11年に渡り、巨人の選手が保持し続けてきた投手部門では野口(中日)が初受賞となり、常連の新庄(メッツ)が消えた外野手残りの一角は、新庄と入れ替わりでレギュラーを勝ち取ったルーキー・赤星(阪神)がここも入れ替わりで受賞を果たした。新人王とのダブル受賞は史上3人目の快挙。一方、パ・リーグは優勝チームの近鉄からは三塁手部門で中村(3年連続3度目)一人が選ばれたのみ。リーグ最多人数を輩出したのはダイエーで、全試合マスクを被る快挙を達成したJ.マッケンジーが2年連続2度目、外野手で柴原が2年連続2度目、そして、今季から二塁に転向し、初の受賞となった井口と3人が選ばれた。オリックスからはハイツ田口が2年連続5度目の受賞となった他、京都の花札屋に買収された鈴木一朗(マリナーズ)が7年連続で保持してきた外野手部門の一角を松田さんが初の受賞で勝ち取った。投手部門では霊感投手・松坂(西武)昨年、樹立した同部門高卒新人からの連続受賞記録を3年連続に更新。ベストナインでは大激戦区となった一塁手部門ではガッツ(日本ハム)が3年連続3度目の受賞。そして、遊撃手部門では小坂(ロッテ)がエセネオエセ松井(西武)を抑えて、3年連続3度目の受賞を果たした。

 石井一、最終結論へカウントダウン! 生涯保証的、5年契約を要求!
昨オフから、暇さえあれば「ポスティングシステム、ポスティングシステム」とほたえてほたえてほたえまくっていたにも拘わらず、ここに来て、ビンラディンのテロ行為に怖じ気づいてメジャー移籍を逡巡している石井一だが、この日、多菊球団社長らとの会談後「2つの選択肢で、悩んでいるのは日本に残る気持ちが強くなってきているから。残る場合は(来季の)FAでの移籍はない」と、総額12億円とも言われる5年契約を要求。これ幸いと囲い込みを図りたいヤクルト側は当初、総額7億円(推定)の3年契約を予定していたが、この石井一の要求をのむ可能性が高まってきた。アメリカの情勢がいつまでも悪化の一途を辿るとは言い切れないにも拘わらず、今後の展開を見る事なく現状だけを理由に、来年以降のメジャー挑戦をも断念して、投手としては球団史上最長となる大型複数年契約を要求する辺り、石井一の狙いはハナからメジャーにはなく、実は、生涯保証とも言える5年契約を勝ち取る事にあったのではないかとも見られている。

 FA片岡、阪神と初交渉も態度を保留!
FA宣言した片岡が、この日、東京都内のホテルで阪神と初の交渉を行った。総額10億円(推定)+出来高の5年契約を提示した日本ハムと比べ、1年短い4年契約ながらも、総額では同じ10億円(推定)を提示した上、将来のフロント入りまで約束してきた阪神に対し、片岡は「(誠意を)凄く感じた。(条件にも)十分満足しているが、正直迷っている。(結論は)早くなるかもしれないし、遅くなるかもしれない。期限は決めていない」と態度を保留。一方、交渉にあたった阪神・野崎球団社長は「何とか彼を惹き付けたいと思っている。最善の努力をしていきたい」とコメントを残した。尚、阪神とは21日に2度目の交渉を行う予定となっている。