球界トピックス
11月7日 マスターズ・リーグ:大阪6−7福岡 札幌6−12名古屋
前田幸、中日,巨人と立て続けの交渉! 巨人の4年契約提示にグラリ!
FA宣言し、去就が注目されている前田幸は、この日、まず中日と交渉を行うと、続いて巨人とも交渉も行った。引き留めを図る中日の再契約金を含む総額3億円(推定)の3年契約と言う提示に「(下交渉の額より)低くてびっくりして、上の空だった。問い詰める気力もなかった。今は頭の中を整理したい」と不満たっぷりの前田幸だったが、巨人が中日を上回る総額5億円(推定)の4年契約を提示し、更に交渉中に若大将・原監督からも電話を貰って、獲得したい意向を熱意を持って伝えられると「最大限の評価を戴いた。4年契約は有難いし、不満な点はない。原監督からも君の力が必要だと言われ、熱意に圧倒された」と対照的に満足気なコメントを残した。「即決出来る問題ではないが、なるべく早く結論を出したい」と結論は保留した前田幸だが、巨人・土井球団代表は「非常にいい手応え。球団としては誠意ある恥ずかしくない数字(金額)を出した。本当に必要な戦力だと伝えた。いい返事が来ると確信している」と好感触を掴んだ模様。
山崎武、中日との残留交渉に態度を保留!
FA宣言した選手との交渉が解禁となったこの日、中日は秋季キャンプ地である静岡・浜松市内の宿舎で、練習前の午前中に山崎武に対して、早速、残留交渉を行った。3年契約で再契約金含む4億5000万円(推定)の条件を受けながら、僅か15分の話し合いで席を立った山崎武は「(下交渉時から)金額の上積みがあり、誠意は感じたが、(名乗りを上げている横浜等)他の球団の話があれば聞きたい。残るとか残らないとかは、まだ分からない」と態度を保留した。
加藤、筋を通さず、いきなり近鉄と入団交渉!
FA宣言したハイツ田口が「最初に話をするのが筋」とオリックスとの交渉を最優先にする意向を示していたのに対し、同じくFA宣言した加藤は大阪市内のホテルにて、オリックスに無断で近鉄との交渉を行った。梨田監督も自ら出馬したこの交渉で、近鉄側はオリックスが下交渉で提示した総額1億2000万円の2年契約を上回る総額2億円(推定)+出来高払いの3年契約を提示。これを受けた加藤は「大変誠意を感じた。18年間やってきて、こういう話を戴き、よくやったと思う。(結論については)冷静になって、家族にも相談してから決めたい」とコメント。ハイツ田口と同じく筋を通すだろうと勝手にタカを括って油断していた事で、まんまと出し抜かれた格好となったオリックス・矢野球団本部長は「よそのチームと会うとは思っていなかったので、早急に連絡を取りたい」と動揺を隠せずにいた。