球界トピックス

11月2日


練習試合:宮崎サンマリン
L  001100000  2
G  10040020×  7
勝:ノリダー柏田1勝0敗
負:戸叶0勝1敗
S:岡島1S
本:和田、鈴木
 
若大将・原監督、初采配! 機動力野球炸裂で快勝!
この日、宮崎サンマリン球場で組まれた西武との練習試合で若大将・原新監督が初めて指揮を執り、チーム一の俊足と言われる鈴木の決勝ランニング3ランホーマー等、11安打7点を奪って快勝を収めた。若手中心のメンバーで「(初采配である事は)それ程、意識しなかったし、違和感もなかった。勝ち負けにはこだわっていない」と語った原監督だが、 初回からエンドランを仕掛けるなど、秋季キャンプで課題に挙げていた走塁面の強化を意識した野球を展開し、「消極的な失敗を恐れずに 、よくチャージをかけていたね。練習でやっている事が出来た」と満足気な笑みを漏らした。また昨秋、サイドスロー転向を図った際に、慣れないフォームによる制球難を建て前に茂雄暗殺を目論んで失敗した事から今季は飼い殺され続けた小野仁は、今秋から取り組んでいるスリークォーターで2回を3三振のパーフェクトピッチングに抑える好投を展開するなど、投手にも収穫が見えた。 

 青山学院大・石川、自由競争枠でヤクルト入り決定!
シドニー五輪代表として出場し、東都大学リーグの春秋連覇に貢献した青山学院大の石川雅規投手(21)は、この日、同大学で記者会見を開き「シドニー五輪アジア予選で球を受けて貰った中井美穂の旦那・古田さんに、もう一度受けて貰いたかった。先発にこだわらず、与えられたチャンスを精一杯生かしたい」と語り、自由競争枠でヤクルトに入団する事を明らかにした。当初は巨人が積極的に獲得へ動いていたが、茂雄のワガママにより寺原(日南学園)獲りを目指す方針に切り替わった事から自由競争枠を放棄した事により、間隙をぬってヤクルトがゲットした格好となった。秋季リーグには左肘痛の影響から登板を控えざるをえなかった石川だが「入れ替え戦になれば登板するつもりだった。大丈夫」と支障がない事を強調した。

 阪神、2人目の自由競争枠を消化! 法政大・浅井が入団表明!
この日、阪神の今成チーフスカウトらが川崎市内の法政大合宿所を訪れ、山中監督同席の上で最終確認を行い、浅井良捕手(22)を自由競争枠で獲得する事が決定した。これで阪神は安藤(トヨタ自動車)に続いて、2人目の自由競争枠での獲得となり、早くも同枠を全て使いきった。東京六大学の秋季リーグでは.378 2本とシュアな打撃を見せ、盗塁阻止率もリーグ通算8割を越えるなど強肩にも定評のある浅井は「とりあえずは一軍に残ってシーズンを迎えることが目標。中井美穂の旦那・古田さんの様に、キャッチャーで勝てたと言われる様になりたい」とコメントを残した。

 立命大・小川、最高条件でオリックスに入団表明!
大学球界屈指の左腕と目されている立命大の小川裕介投手(22)は、この日、京都市北区の合宿所を訪れた小林編成部副部長らから正式に獲得希望を伝えられ、上限の契約金1億円+出来高5000万円、年俸1300万円(いずれも推定)が提示された事で合意し、「必要として戴き、嬉しく思う。気持ちは固まっている」と自由競争枠でオリックスに入団する意思を表明した。谷村チーフスカウトは「左投手が少なく、どうしても必要だった。腕が長く、今のプロでもいないタイプ。先発、中継ぎ、抑えとどこでもこなせるし、開幕から戦力になる筈」と大きな期待を寄せた。5日にも選手契約の書類手続きが取られ、入団が内定する模様。

 柴田、突如の戦力外通告に動揺隠せず!
日本シリーズでペタジーニ(ヤクルト)を3タコに封じ込めた変則左腕・柴田が「若返りの為と、ワンポイントだけでなくもう少し長いイニングを投げられる左腕が欲しかった」と、足高編成部長から来季の戦力外である事を言い渡された選手会副会長であるにも拘わらず、第1回目の12球団合同トライアウトも終わり、日向キャンプへの出発を直前に控えたこの時期に、突如、戦力外通告と言う非道を受けた柴田「今、聞かされたばかりで、どう答えていいか分からない」と動揺を隠せない様子。勿論、現役続行の意思はあり、急遽、移籍先を模索していく事になりそうだ。