球界トピックス
11月1日 マスターズ・リーグ:東京3−0札幌
名手・川相、FA権行使で残留! 2年契約勝ち取り、犠打世界記録確定か!?
和製オジーこと名手・川相は、この日、東京・神田錦町の球団事務所を訪れ「ここ3,4年はFA権を持ちながら、プレーしていたが、新体制になったので、自分自身も区切りとして新たな気持ちになろうと思った」と、FA権を行使する文書を提出し、その儘、交渉に入った。2億円突破は確実と見られていた川相だが、茂雄の嫌がらせ政策の影響で出番を大幅に削減された影響から球団の提示額は700万円ダウンの8800万円に過ぎなかったが、再契約金1000万円(金額はいずれも推定)がプラスされた上に、強く希望していた2年契約を勝ち取った事により、これに合意し、残留が決定。37歳以上の選手でFAの複数年契約は過去に例がないが、土井球団代表は「存在そのものがいぶし銀。若さ以上のものを持っているし、年齢面での不安はない」と大きな期待を寄せた。2年あれば、通算500犠打は勿論の事、エディ・コリンズの持つ世界記録を更新する可能性も大いに出てきたとあって、川相は「犠打や守備でチームが必要としてくれた。複数年の希望を受け入れてくれて、感謝している。来年38歳になるが、年齢を超越したプレーヤーになりたい」と安堵の表情を浮かべて、来季へ意欲を見せた。
ササキ様、京都の花札屋・山内社長に谷繁を猛プッシュ!
この日、ササキ様(マリナーズ)は京都の花札屋を訪れ、マリナーズの筆頭オーナーである山内社長にシーズン終了の報告を行った。この際、ササキ様は横浜時代にバッテリーを組み、先日、メジャー移籍を狙ってFA宣言した谷繁(横浜)について「メジャーでも通用すると思います。言葉の問題とかありますが、それは克服出来る。彼の野球人生なんで最後は自分で決断すると思いますが、出来る限り手助けしたい」と猛プッシュ。これを受けた山内社長は「日本人の捕手はメジャーにいないし、マリナーズに紹介したいと思う。テストを受ければいい。あとは本人の実力次第で、球団がどう判断するかだ」と山内社長は谷繁を球団側に紹介する意向を明らかにした。
しかし、「次の選手は日本から獲るのは難しい。そういう面からは慎重にならざるを得ない」と鈴木一朗を買収した時と違い、球団に対して、強く獲得を要求する事はしない方針も示しており、あくまで紹介をするだけで、獲得の決定権は球団に依存する事になりそうだ。
オリックス・五十嵐を金銭トレードで獲得!
初の日本一のチャンスをまたも逃してしまった近鉄はこの日、オリックスから五十嵐を金銭トレードで獲得した事を正式に発表した。日本球界史上、僅かに2人しかいない全ポジションを務めたユーティリティープレイヤーの加入に梨田監督は「全てのポジションが
守れるし、打撃も勝負強い。色々な用途で使えるのが有難い」と納得の表情を見せた。満足顔。五十嵐の背番号はまだ未定だが、7日から宮崎・日向キャンプに合流する予定となっている。