球界トピックス

10月31日


 谷繁,ゴーグルが相次いでメジャー移籍狙いのFA宣言!
谷繁とゴーグルの主力2選手がこの日、揃ってFA権を行使する申請書を球団事務所に提出。「これからの野球人生をどう送ったら一番いいのか、一度フリーになって確かめてみたかった。話があれば、メジャーに挑戦したい。優勝した翌年のオフから意識し、かなり前から考えていた」 (谷繁),「4月にファーム落ちして(現役生活が)終わるかもしれないと言う気持ちが芽生えた。もう怖いものはない。ずっと夢に描いていたメジャーでやってみたいと思った。これが夢を掴む最後のチャンスかもしれないし、来年になって後悔したくない」 (ゴーグル)と、いずれもメジャー移籍を第1希望に考えている事を明らかにした。司令塔の谷繁,チーム勝ち頭のゴーグルの二人がメジャーに移籍した場合、戦力低下だけでなく、移籍金すらビタ一文入って来ない事になり、横浜としては大打撃となるのは必至だ。いずれも、メジャーとの交渉が失敗に終わった場合、残留を第一に考えている模様だが、谷繁に対しては、早くも中日・伊藤球団総括が「メジャー志望とは聞いているが、非常に関心があり、交渉の場を持つ事になる。ある程度の事(条件)は考えていたが、はっきりしたので、近々に細かい事を煮詰めたい」と名乗りを挙げる事を表明している。

 若松監督、正力松太郎賞を受賞!
この日、都内のホテルでプロ野球界に最も功績があった競技者に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が開かれた。セ・リーグMVPのペタジーニ(ヤクルト),日本シリーズMVPの中井美穂の旦那・古田(ヤクルト),王さんの記録に並ぶシーズン55本塁打をマークしたパ・リーグMVPのローズ(近鉄),ヘッポコ継投&嫌がらせ政策大炸裂で巨人をV逸に導いた茂雄(前巨人監督),国外亡命し、京都の花札屋に買収された鈴木一朗(マリナーズ)らが候補に挙がったが、これらを抑えて、ヤクルトを4年ぶり5度目の日本一に導いた若松監督が選ばれた。委員長のドン川上氏は「開幕前、誰も優勝するとは思っていなかったヤクルトを率いて、チームの和を作り上げながら日本一に導いた。大変な努力があっただろうし、その功績は受賞者としてふさわしい」と受賞理由を語った。ヤクルトからは、広岡氏,ノムさん,中井美穂の旦那に続く4人目の受賞となり、11月5日のプロ野球コンベンションで副賞の500万円等が贈呈される事になっている。

 桑田、FA権行使せずに残留決定!
去就が注目されていた桑田だが、この日、球団の公式サイト上にある桑田自身のコーナー「LIFE IS ART」にて「球団とよく話し合った結果、今回は行使しない事に決まった。ここ2,3年は(茂雄の嫌がらせプロジェクトの影響で)思う様に働けていないので、来年の様子をみて今後について考えたいと思う」と語り、破戒僧・清原同様にFA権を行使せずに残留する意向を明らかにした。「今年で線を引く事も考えていた」と、今季限りの引退も視野に入れていた事を暴露した桑田だが 「8,9月といい投球ができたので、(あと48勝に迫る)200勝に、どこまで近づけるか分からないが、燃え尽きるまでプレーしたいと思う」と今後へ向けての意欲を示した。
 片岡、ついにFA宣言! 移籍の可能性は五分五分か!?
この日、片岡は都内のホテルで球団首脳と交渉に臨み、その席上でFA権行使の文書を提出した。球団側は5年契約の最低10億円と言う条件提示を打診したと見られているが、「今は全くの白紙。10年間一生懸命やってきて得た権利だし、野球の視野を広げる意味でも、色々な意見を聞いてみたかった。交渉が解禁になってみないと、(移籍か残留かは)どうなるか分からないが、声を掛けてくれる全ての球団の話を聞きたい。最後は悔いが残らない様にしたい」と権利行使の理由を語った。これに対して、阪神はハイツ田口(オリックス)とのダブル獲得へ向け、全力を尽くす事を明らかにしている。

 千葉マリンスタジアム、来オフ、天然芝への張り替えを検討!
来オフ、千葉マリンスタジアムが天然芝の導入を検討されている事が明らかになった。一時はドーム化の動きもあった千葉マリンだが、「強風が売りの一つ」とファンから反対の声が殺到。これを受けた管轄する千葉市は、ドーム化から一転、天然芝化へ向けて動き出し、年内の発表を目指して、具体案の作成を急いでいる模様で鶴岡市長は「メジャーの情勢やプロ野球人気の衰退も考えないといけない」とコメントを残している。人工芝から天然芝へ張り替えたケースとなると、メジャーでは最早、主流となっている動きだが、日本では史上初の試みとなる。