球界トピックス

10月30日


 ナベツネ、衝撃発言! 来季の巨人主催試合をNHKでも放映!
口を開けば、巨人至上主義のイカレ発言を連発してきたナベツネだが、この日、都内の球団事務所で記者会見を行い、「野球で一番面白いのは、8,9回だが、(地上波では)最後まで放送されずに打ち切られる事があり、ファンに失礼だった。NHKは試合を最後までやってくれるので、ファンサービスの一環として、日本テレビの独占を辞めた」と、これまで日本テレビ系列で独占中継してきた巨人主催試合の放送について、来季からNHKにも放映権を与える事を明らかにした。茂雄がいてもなお平均15.8%と言う低視聴率に喘ぎ、その茂雄も去った上、サッカーW杯も開催されるとあって、来季の視聴率にも不安を残している状況だが、日本テレビは平日に関しては最大1時間の延長を決めたものの、土,日曜に関してはCM等の減収が5000万円前後にも上る事から、従来通り、30分の延長に留める方針を固めている。当初は放映開始時間を30分ないしは1時間ズラすと言う懸案もあったが、日本テレビ側の態度がはっきりしない事に業を煮やしたナベツネは「中立であり、(CM問題を抱えない為)最後まで放映してくれる」と言う理由でNHKに直談判を行ったと言う。また、日本テレビに対しては割引料金で売り渡していた放送権を他の民放と同額でNHKに販売する事により収支もアップするとあって、万々歳…と考えている模様。来季は土曜を中心に総合テレビで5試合、BSハイビジョンで10試合が中継される予定となっており、再来年以降については、更に、放送する試合数が増える可能性もある上、「最後まで放送してくれるなら、他の民放でも構わない」と条件付きながらも半ば自由化を認める可能性を示唆した。

 川尻、メジャー移籍交渉、またも失敗!
日米野球では毎回好投を見せる事で調子に乗り、ポスティングシステムによるメジャー移籍を目論んでいる川尻は、この日、甲子園球場内の球団事務所で移籍の許可を求める交渉を行ったものの、球団側は前回同様、(ウエスタンリーグを制覇する為の)必要戦力と考え、同制度による移籍を認めない方針を通達し、またも物別れに終わった。一時は(ウエスタンリーグを制覇する為の)必要戦力としてだけでなく、トレード要員としての利用価値も示唆していた竹田常務だったが「チームに彼を放出する余力はなく、トレード等の話も一切ない」と語る事で、川尻の機嫌をとったものの、川尻は「メジャーへの気持ちは変わらない。球団も理解してくれると信じている」と、依然としてメジャー移籍を諦めていない様子を見せていた。

 山崎武、2度目の残留交渉も決裂! FA権の行使を表明!
この日、山崎武は秋季キャンプ地である浜松市内のホテルで伊藤球団総括と2度目の交渉を行った。球団側は3年契約で再契約金+年俸の総額4億5000万円(推定)と言う前回同様の条件提示。これに対して、当初は金銭面ではなく起用法への不満を強く漏らしていた筈の山崎武だったが「決別すると言う事ではないが、自分に対する評価が低過ぎた。(希望条件との差は)滅茶苦茶と言う程ではないが、譲れない所はある」と、生え抜き選手では球団初となるFA権行使する意向を明らかにした。伊藤球団総括は「金銭面で納得いかずに、FAすると理解している。金額の上積みは検討する」と語り、金銭面での対応策をとって、残留交渉を続ける意向を示したが、山崎武は「自分が(他球団に)どう評価されるか興味がある。中日を1番に考えているが(移籍の可能性は)五分五分」とコメントを残した。これにより、破戒僧・清原の巨人残留で方向転換を図った横浜が獲得に乗り出すのは確実と見られている。

 初の合同トライアウト開催! 元巨人・杉山ら38選手が参加!
戦力外となった選手らを一斉に集めて入団へのテストを行う初の「合同トライアウト」が、この日、ナゴヤ球場で行われた。日本の全12球団の他、社会人チーム関係者や台湾,メジャーのスカウトらが見守る中、今季戦力外通告を受けた選手ばかりでなく、昨秋、猥褻事件を起こして解雇された元巨人の杉山米独立リーグでプレーした元中日の佐野ら、全38選手が参加。投手はブルペンで30球、野手は5分間のフリー打撃でアピールしたが、佐野は得意の「テカテカ投法」を見せず、インパクトに欠ける結果となった