球界トピックス

10月27日


 破戒僧・清原、「生涯巨人」発言! FA権行使せずに残留決定!
ナベツネの不要発言や茂雄のバント指令を「一生忘れない」と恨み続け、「巨人にはもう未練がない」「外様に冷たい」などと所々でほたえまくり、日頃から小物扱いしてバカにしている原新監督には造反の意思を見せるなど、FA権行使での移籍濃厚と見られていた破戒僧・清原だったが、この日、都内のスポーツジムで「家族とも相談して残留が一番いい道だと思った。5年前に念願の巨人に移籍して必死でやってきたが、今でもよかったと感じている。最初はファンを裏切る様な結果しか出せなかったが、昨年の終わり頃から少しずつ結果が出始めて、これからも巨人でプレーしたいと言う思いが強かった。1年でも長くユニホームを着て、人生の最後まで巨人の一員でありたい」と優等生発言を繰り返して、FA権を行使せずに残留する事を表明した。球団からは4年18億円ともみられる大型の複数年契約が提示されている為、残留する気ならば、FA権を行使するメリットがなかったに過ぎないが、行使しない理由を「FA権と言う武器を振りかざして、駆け引きをしたと思われるのは嫌だった」とわざわざ言う事で、更に、男を上げる事に成功。今後は出来高の条件等、細部を詰める為の交渉を重ねて、12月に正式契約する見込みとなっている。一方、秋季練習でサボタージュしたいが為に FA権行使をチラつかせていたソーサ元木は球団から4年契約と再契約金4000万円+年俸1億2000万円(いずれも推定)が提示された事で「球団が本当に自分を必要としているのか聞きたかった。もし『必要ない』と言われたらユニフォームを脱ぐ気持ちもあったけど、言葉でも金銭面でも納得する答えがあった」と語り、FA権を行使した上での残留が決定した。

 ペタジーニ,ローズの両主砲がMVP!
この日、東京・銀座のセ・リーグ事務局で、MVP,新人王,ベストナインを選出する記者投票が行われた。セ・リーグのMVPには本塁打,打点の二冠に輝くなど、優勝に大きく貢献したペタジーニ(ヤクルト)が同僚の中井美穂の旦那・古田を抑えて、初受賞。一方、パ・リーグのMVP王さんの記録に並ぶシーズン55本塁打をマークしたローズ(近鉄)がこれまた同僚の中村を抑えて、初の受賞。両リーグとも外国人の受賞となったのは、1989年のクロマティ(元巨人),ブライアント(元近鉄)コンビ以来2度目。また、セ・リーグの新人王は史上初の盗塁王とのダブル受賞となった赤星(阪神)が受賞。一方・パ・リーグの新人王は21SP(7勝14S)をマークした大久保(オリックス)が選ばれた。セ・リーグベストナインは優勝チームのヤクルトからはMVPをゲットしたペタジーニ(3度目),セ・リーグ捕手では森(現横浜監督)に並ぶ最多の8度目となる中井美穂の旦那稲葉(初)、そしてヤクルトの投手では実に38年ぶりの受賞となる最多勝の藤井(初)の4人が選ばれた。巨人からは初の首位打者をゲットした今夜の松井さん(7度目)と江藤(7度目)が選ばれたが,茂雄の陰謀により幽閉され続けた影響から名手・川相は無念の落選となった。その本命不在のショートからは石井タクロー(横浜=5度目)が選出。そして、広島からはキュラソ星人(3度目),ディアス(初)が選ばれたが、ここ6年で僅かに1人しか選ばれていない阪神の受賞者は今年もゼロに終わった。一方、パ・リーグの優勝チーム・近鉄からはMVPのローズ(3度目),中村(4度目),そして、捕手登録なのに外野手で選ばれた礒部(初)の3人が受賞。ダイエーからは盗塁王の井口が初の受賞を果たした他、J.マッケンジー(3度目)の二人が選出。西武からは史上初のルーキーイヤーから3年連続の受賞となった霊感投手・松坂と、エセネエオセ松井(5度目)が受賞。ベストナイン常連の鈴木(現マリナーズ)が去ったオリックスからは松田さんが2度目の受賞。ロッテからはボーリック(初)が選ばれたが、首位打者に輝いたフクーラは一塁手部門でガッツ(日本ハム=2度目)ばかりか、カブレラにまで抑えられる3位に終わり、首位打者としては江藤(ロッテ)以来30年ぶりに受賞を逃した。

 デカ、無情の戦力外通告! 池山は選手一本で現役続行が決定!
4年ぶりに日本一に輝いたヤクルトだが、この日、デカに対して、戦力外通告を言い渡した。終盤は完全に蚊帳の外で優勝の美酒を味わえなかったデカだが「自分ではまだやれる自信がある。力を発揮出来るチームでプレーしたい」と現役続行へ移籍先を模索する意向を示している。一方、これまた去就が注目されていたベテラン・池山だが、兼任コーチ打診案を蹴り「今季は不調だったし、自分でも納得していない。やり残した事があるし、選手一本で貰った最後のチャンスを生かしたい」と来季も現役一本を貫きたい意向を主張。これを受けた丸山編成部長は「球団にとって大きな功労者でもあるし、本人の意思を尊重した。契約も大幅ダウン言う事はせず、これまでの貢献度を汲んでやりたい」と池山の意思を尊重する事に決定した。
 社会人No.1右腕・安藤、自由競争枠入団内定第1号!
阪神は社会人No.1右腕と評判のトヨタ自動車・安藤優也投手に対して、今秋のドラフトから設けられた自由競争枠を使っての獲得交渉が合意に達した事を明らかにした。同制度第1号の入団内定となった安藤は愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで記者会見を行い「マッスル千代の富士さんと対戦して抑えたい」と早くも抱負を語ってみせた。法大時代の4年前、神宮でマッスル千代の富士にリーグ新の通算23号を浴びた安藤だが、この日、ヤクルトが勝てば優勝と言う日であった事から、先に乗り込んでいたヤクルトファンに東京音頭のノリで傘を広げられた事を未だに恨んでいるとの事で、マッスル千代の富士はとんだ逆恨みを受けていた様だ。