球界トピックス
10月25日
神宮:ヤクルト4勝1敗
Bu 000020000 2
S 30010000× 4
[Bu]●パウエル−柴田−前略・三澤興一−バーグマン−前川−岡本−大塚
[S]ホッジス−ニューマン−河端−○山本−S高津
ヤクルト、4年ぶり5度目の日本一! MVPは中井美穂の旦那!
貧打に泣いて王手をかけられ、背水の陣となった近鉄は、シリーズノーヒットの礒部と1安打の吉岡をついにスタメンから外す苦肉のオーダーを展開。しかし、この日も先手を取ったのはヤクルト。初回、第1戦から中4日で登板の近鉄先発・パウエルに対して、先頭の真中がセンター前へ弾き返すと、宮本が5戦連続の犠打を決める恒例のパターンで、一死二塁のチャンスを作ると、ここで稲葉が右中間へポトリと落ちるタイムリーを放ち、真中が先制のホームイン。更に、稲葉が二盗を決めた後、ペタジーニ,中井美穂の旦那・古田の連続四球で満塁となった所で第1戦で対パウエル3の3の岩村が二遊間へ痛打。水口が必死のダイビングを試みるも、グラブに当てるのが精一杯で打球がセンターへ転がる間に二者が返って、3点目。続く寿司職人ラミレスはサードゴロゲッツーでチェンジ…と思いきや、これを何と中村が痛恨のエラーでまたまた満塁。ここで土橋がセンターフライを打ち上げるも、三塁走者は左膝を痛めている中井美穂の旦那・古田とあって、タッチアップならず。続くホッジスはセカンドゴロに倒れて、三者残塁。直後の2回、近鉄は一死から北川がセンター前ヒットで出ると、二死後、古久保が歩いて、一、二塁。ここで梨田監督は初回3失点のパウエルを早くも引っ込めて、代打・益田を投入するも空振り三振に倒れて、二者残塁。ヤクルトは3回、2回からマウンドに上がっている近鉄2番手・柴田からペタジーニが四球を選ぶと、中井美穂の旦那・古田が左中間を深々と破る二塁打を浴びせて、無死二、三塁。岩村がショートフライに倒れた所で、近鉄は柴田から前略・三澤興一にスイッチ。前略・三澤興一はいきなり寿司職人ラミレスをストレートの四球で歩かせたものの、続く土橋をサードゴロゲッツーに打ち取り、この大ピンチを脱出。続く4回、梨田監督は前略・三澤興一を引っ張らずに、何と第3戦に先発したバーグマンを中1日で投入する謎の継投を展開。これに対して、ヤクルトは先頭のホッジスがサードへの内野安打、真中がレフト前にポトリと落ちるヒットとラッキーな当たりが続いて、一、二塁。宮本のバントで、ホッジスは三塁で封殺されたものの、続く稲葉がレフト線へタイムリー二塁打を放って、真中が一気に生還。一塁が空いた所でペタジーニが敬遠されて、満塁となった所で中井美穂の旦那・古田は三塁線へ痛打。これをサード・中村が飛びついて抑えると、体勢を崩しながら本塁へ転送。一塁側へ逸れるショートバウンドの送球を古久保が宮本と交錯しながらも懸命に体を伸ばして、何とか捕球してフォースアウト。なおも満塁の場面が続いたが、バーグマンとギルバートが絶妙の連携の前に二塁走者・ペタジーニが牽制で刺されて、1点止まり。直後の5回、近鉄は一死から古久保がセンター前ヒット。ここでバーグマンの打順を迎えるも、梨田監督は代打を送らずに、その儘、バーグマンを送り込む謎の采配を展開。バーグマンは初球にバントを失敗すると、強攻策に切り換えるも、結局、空振り三振。嫌なムードが漂う中、大村がセンター前に弾き返すと、水口は左手首に死球を食らって、二死満塁となった所で若松監督はホッジスを諦め、ニューマンにスイッチ。これに対して、ローズはしぶとくセンター前に弾き返す2点タイムリーを放ち、2点差。なおも一、二塁と一発が出れば逆転の場面だったが、中村はサードゴロに倒れて、二者残塁。その裏、ヤクルトは先頭の岩村がヒットで出ると、一死後、二盗に成功。土橋のどん詰まりの小フライが急造ファースト・北川のダイビングキャッチに阻まれて、二死となった所で若松監督は前日のヒーロー・副島を代打に送り込むも、流石に2匹目のドジョウはいなかったか、レフトフライに倒れて、結局、無得点。続く6回には、梨田監督は前日先発した前川を送り込むなりふり構わぬスクランブル継投を展開。一死後、宮本のショートゴロをギルバートが一塁へ悪送球して生かしてしまうと、続く稲葉の打球はライトへの大飛球。これがこの回から逆風となっていた事でフェンスギリギリで失速し、ローズがジャンピングキャッチする大ファインプレー。しかし、続くペタジーニの一、二塁間へのゴロをセカンド・水口がグラブに当てながらも弾いて(記録は内野安打)、二死一、三塁となった所で前川はKO。ここで代わった岡本は中井美穂の旦那・古田を歩かせ、岩村に対してもフルカウントと押し出しのピンチを迎えるも、最後は空振り三振に斬ってとり、絶対絶命のピンチを脱出。直後の7回、近鉄は先頭の代打・吉岡が倒れたものの、ここで代わった山本から大村が三遊間を破って出塁。しかし、水口,ローズと連続三振を喫して、大村は一塁に釘付け。その裏、ヤクルトは一死から土橋がピッチャー強襲ヒット。山本が送って、真中が敬遠された所で、宮本が三遊間を痛烈に破り、二死満塁。不調の関口がベンチに入っておらず、柴田を序盤で使ってしまい、最早、左腕がいないとあって、梨田監督は早くも守護神・大塚を投入。大塚は渾身の投球で稲葉を見送り三振に斬ってとり、またまた満塁のピンチを脱出。大塚は続く8回も無失点に抑えて、逆転へ望みを繋ぐ力投を展開。そして、迎えた最終回、満を持してマウンドに上がったヤクルト守護神・高津に対して、近鉄は代打・礒部,吉岡と倒れて、あっと言う間に二死。大村がセンター前に弾き返す意地を見せ、あと一人出れば、この日2安打のローズに回ると言う所で打順は皮肉にも大塚に。ここで梨田監督は藤井を代打で投入。藤井は右に左にファールを連発する必死の粘りを見せたものの、最後はキャッチャーへのファールフライに倒れて、万事休す。この打球を中井美穂の旦那・古田ががっちり掴み、ヤクルトが4年ぶり5度目の日本一に輝いた。球団初の生え抜き日本一監督となった若松監督は外野手出身としても史上初の日本一監督に。尚、MVPは故障を押して、攻守に渡りチームを引っ張った中井美穂の旦那・古田が4年前に続いて2度目の受賞。敢闘選手賞にはローズ,優秀選手賞には石井一,岩村,真中が選ばれたが、5戦連続犠打を決め、岩村を上回る.474の打率を残した宮本は4回の犠打失敗でケチがついたか、何も貰えなかった。