球界トピックス

10月21日


大阪ドーム:近鉄1勝1敗
S  012111000  6
Bu 00011403×  9 
[S]藤井−島田−山本−●五十嵐
[Bu]岩隈−関口−山村−前川−前略・三澤興一−○岡本−S大塚
本:真中1、中村1、水口1、ローズ1
 
伏兵・水口、価値ある同点3ラン! ローズ、決勝「56号」3ラン!
前日、1安打と沈黙した近鉄は初回、ヤクルト先発・藤井に対して、二死からローズがシリーズ初安打となる二塁打を放ったものの、中村がショートゴロに倒れて、無得点。一方、近鉄先発・岩隈の前に初回は3人で抑えられたヤクルトは直後の2回、一死から中井美穂の旦那・古田が歩くと、好調・岩村がライト前に弾き返して、一、二塁。ここで寿司職人ラミレスはセカンドゴロゲッツーと思いきや、一塁走者・岩村が好スライディングでギルバートの一塁転送を阻止。一、三塁と場面が変わった所で土橋の三遊間へ高く跳ね上がった打球がタイムリー内野安打となり、初戦に続いて先制点をゲット。続く3回には先頭の真中がライト線へ二塁打を浴びせると、宮本がきっちり送った後、稲葉がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、2点目。この後、ペタジーニに四球、中井美穂の旦那・古田に死球を与えて、満塁となった所で岩隈は無念のKO。代わって登板した2番手・関口も岩村に死球を食らわせて、押し出しで3点目。なおも満塁の場面が続いたが、3番手・山村の前に寿司職人ラミレス,土橋と倒れて、三者残塁。しかし、続く4回、一死から真中がライトスタンドへソロアーチを叩き込み、1点を追加。4点を追う近鉄はその裏、初戦からここまでノーヒットの中村がついにレフトスタンドへ豪快なアーチを掲げて、ようやく1点をゲット。これで何とか勢いに乗りたい近鉄は直後の5回、前川を投入。しかし、前川は二死二、三塁のピンチを背負った所で古久保が飛びついても届かない大暴投をかまして、むざむざ5点目を献上。再び4点のビハインドとなった近鉄はその裏、先頭の古久保が歩いた後、大村がショート後方にポトリと落ちる幸運なヒットを放ち、一、二塁。続く水口が送った後、ローズがレフトへきっちりと犠飛を打ち上げて、3点差。しかし、直後の6回、一死から宮本の二塁打,稲葉の四球で一、二塁のチャンスを作ったヤクルトはペタジーニの一、二塁間を真っ二つに破るタイムリーを放ち、前川をKO。更に、代わった前略・三澤興一から中井美穂の旦那・古田がライトへ痛烈なライナー。三塁走者・稲葉は果敢にタッチアップを試みるも、ライト・礒部のストライク返球の前に本塁憤死。このプレーで勢いづいた近鉄はその裏、二死から北川が一塁線を破る二塁打を放つと、代打・鷹野が歩いて、一、二塁となった所で大村がセンター前へ会心のタイムリーを放ち、ついに藤井をKO。更に、代わった島田から、今季、僅かに3本塁打の伏兵・水口がレフトスタンドギリギリに飛び込む3ランを放ち、一気に同点。これで流れは完全に入れ替わったか、ヤクルトが7回に続いて8回も得点圏に走者を進めながら、あと一本が出ない儘、勝ち越せない拙攻を展開。その裏から五十嵐を投入するも、一死から前田に四球、二死後、水口にセンター前に弾き返されて、二死一、三塁の。このチャンスにローズが右中間スタンドへ(日本シリーズに出られず、王さんは打てなかった)今季56号となる3ランを叩き込み、ついに勝ち越しに成功。9回から満を持してマウンドに上がった守護神・大塚はピシャリと3人で締めて、ゲームセット。得意の一発攻勢で4点差を跳ね返すシーズンさながらの逆転勝利を見せた近鉄が1勝1敗の五分に戻した