球界トピックス
10月20日
大阪ドーム:近鉄0勝1敗
S 010003012 7
Bu 000000000 0
[S]○石井一−河端
[Bu]●パウエル−関口−柴田−愛敬−前川
本:寿司職人ラミレス1、中井美穂の旦那1
いてまえ打線、完全沈黙! 石井一、8回1安打の快投でヤクルトが先勝!
近鉄先発・パウエルに対して、ヤクルトは初回、先頭の真中が四球を選ぶと、名手・川相(巨人)のシーズン犠打記録を破った宮本が型通りにきっちり送って、一死二塁。しかし、稲葉は粘った末に空振り三振に倒れると、続くペタジーニもレフトへのファールフライに終わり、真中は二塁で釘付け。一方、ヤクルト先発・石井一に対して、近鉄も一死から水口が四球で歩いたものの、ローズ,中村と倒れて、こちらも無得点。直後の2回、ヤクルトは先頭の中井美穂の旦那・古田がライトフェンス直撃の一打を浴びせ、左膝を痛めているにも拘わらず、全力疾走にヘッドスライディングまで見せて一気に二塁へ。この古田の執念の力走に応えるべく、続く岩村がライト前へタイムリーを放ち、1点を先制。連打を浴びて、動揺したパウエルから、続く寿司職人ラミレスが死球を食らった後、土橋が送って、二、三塁となった所でシリーズ男・飯田の打球は前進守備のセカンド・水口の正面へ。三塁走者・岩村は果敢に本塁を突いたものの、古久保の好ブロックに阻まれて憤死。真中の打席で飯田は二盗に成功し、再び二、三塁の場面を作ったものの、真中はバットを叩き折られてのセカンドゴロに倒れて、1点止まり。ヤクルトは、続く3回には一死二塁、更に、4回には無死二塁、5回には一死一塁と毎回チャンスを作りながら、後続を断たれる拙攻続き。しかし、6回、一死から中井美穂の旦那・古田が歩くと、続く岩村がこの日3本目となるヒットをライト前に弾き返して、一、三塁となった所で寿司職人ラミレスが左中間スタンドへ豪快な3ランを叩き込み、貴重な中押し点を追加。一方、6回までノーヒットに抑え込まれてきた近鉄は7回、一死から吉岡が四球で出た後、北川がライト前にチーム初ヒットを放ち、一、二塁とこの試合初めてのチャンス。しかし、続くギルバートが空振り三振に倒れると、古久保に代わる代打・鷹野もあえなくショートゴロに倒れて、二者残塁。直後の8回、ヤクルトはこの回からマウンドに上がった近鉄3番手・柴田から中井美穂の旦那・古田が左中間スタンドへ一発を放ち、5点目。更に、9回には4番手・愛敬から土橋,飯田,真中の3連打で2点を追加。完封目前の石井一は8回で降板したものの、中村を3三振に斬ってとるなど毎回の12三振を奪う1安打無失点の快投を展開。9回から代わった河端もピシャリと3人で締め括り、完封リレーを達成。投打が完璧に噛み合ったヤクルトが敵地での初戦をモノにした。