球界トピックス

10月18日


 今中&武田の最多勝コンビが戦力外!
かつての最多勝投手である今中&武田の両投手がいずれも来季の戦力外である事が明らかになった。現役続行を強く希望している武田は移籍先を模索中だが、一方、戦力外通告を受けながらも秋季練習に参加している今中は「テストを受けてまで他球団でやりたいとは思わないが、今の気持ちは五分五分。今月中には決めたい」と微妙なコメントを残している。故障後、かつてのキレが一向に甦らないとあって、テストを受けずして、他球団からお呼びがかかる見込みは極めて薄く、現役にしがみつこうと言う意欲が薄れているとなると、この儘、引退を余儀なくされる可能性も高いだろう。

 寺原の指名を断念! 青森大・細川獲りへ!
寺原(日南学園)の指名を目論んでいた西武だったが、現段階でも国内だけで8球団が食指を伸ばしており、抽選に賭けるのはリスクが大き過ぎる事から断念する事を決定。これにより生かせる事となった自由競争枠を使い、細川亨捕手(青森大)獲りへ全力を傾ける事となった。伊東が監督就任への布石として選手兼任コーチと化し、和田も外野に専念する事が決まり、レギュラー級の捕手が次々と消えて行き、山田太郎の独壇場と化すと言う正に、水島新司の思う壺の展開となっている事に業を煮やし、若手捕手の育成に乗り出した模様。強肩の細川は今秋の北東北大学野球リーグでは10試合に出場して.333、1本、7打点の成績を残すなど、打撃にも光るものがあり、浦田取締役編成担当は「2、3年もかからずに(一軍に)出て来るだろう。伊東にも英才教育をして欲しいと伝えている」と山田潰しへ大きな期待を寄せている。

 武藤←→黒木、交換トレード正式発表! 黒木リレー実現か!?
この日、ロッテ・武藤潤一郎投手(32)と日本ハム・黒木純司投手(27)の交換トレードが成立した事が両球団から正式に発表された。この二人はシーズン途中にもトレード成立寸前まで話が進んでいたとの事。両者共、今季は僅かに1試合の登板に留まっており、環境を変える事によって開花させようと言う目論見らしい。黒木は延岡学園でジョニー黒木の1年後輩に当たり、当時はバッテリーを組んだ経験もあり、広野編成部長は「『黒木バッテリー』は営業的にはいいかもしれない」とおどけたものの、あくまで投手として獲得した事を強調し、「黒木リレー」の可能性を示唆した。因みに、黒木は殆どの人に読み間違えられる事で登録名を「くろき」に変更したものの、本名は「くろぎ」であり、実際には「くろき」はジョニー黒木ただ一人とあって、弊社では今後、単純に「黒木純」と表記するか異名を与えるか検討中である。