球界トピックス

10月3日


 衰えぬ闘志健在! 名手・川相、来季も現役一本を表明!
エディ・コリンズの持つ犠打世界記録を目指す男として、全世界から去就が注目されていた名手・川相が、この日、来季も現役一本で続ける意向を示した。造反五人衆のうち、槙原,チュウ,斎藤雅と3人もの選手が茂雄を道連れに今季限りの引退を表明し、セレモニーが行われた。川相はそこに至るまで引退表明をせず、現役続行は確定かと思いきや、「オフになってからもう一人の自分と考える」などと微妙なコメントを残していた事で、多くのファンが不安に陰を落としていたが、これで夜も安心して眠れる事になるだろう。昨年、茂雄の陰謀によりコーチ兼任を要請されたものの、その茂雄が去った今オフはそういう類の嫌がらせはされていない模様で、「もし話が来ても一線を引きたい」と来季も選手専任の姿勢を貫くつもりとの事だ。執拗な幽閉策をかましながらも、川相の衰えない闘志に引退に追い込む事を断念した茂雄は今まで散々川相を使わずに他の選手にヘッポコバントをかまさせる真似をしておきながら「世界記録まて頑張れ」と、いけしゃあしゃあとエールを送ったそうだが、茂雄に言われるまでもなく、世界記録へ向けて意欲満々の川相は「行ける所までやりたい。メジャーを見ていると自分と同じくらいの(年齢の)選手がたくさん役割を与えられている。(ニックンを刺客として入団させて、競争すらさせて貰えなかった)ここ3年の成績は自分でも納得していない。40歳のショート? そう出来たらいいね」と、一向に衰えない現役への意欲を示した。その川相に対して、「スカウティング・レポート」で「今年はライトイヤー」などと侮辱極まりないコメントを残した江川卓氏をヘッドコーチとしての招聘を企てていたナベツネだったが、借金返済でそれどころではない江川氏に拒否された模様で断念し、投手コーチとして復帰が内定している鹿取氏をヘッド格に据える可能性を示唆した。

 9月の月間MVP発表!
この日、9月の月間MVPが発表された。、セ・リーグの投手部門は5試合で2つの完投勝利を含む3勝をあげ、防御率も2.25と安定した投球を見せた黒田(広島)が初の受賞。打者部門は3打席連続を含むリーグトップの11ホーマーを放ち、.382 21打点とバットが火を噴いた今夜の松井さん(巨人)が3年ぶり5度目の受賞。一方、パ・リーグの投手部門は10試合で防御率こそ3.55と抑えとしては心許なかったものの、1勝0敗9Sと獅子奮迅の活躍で12年ぶりの優勝に大きく貢献した大塚(大阪近鉄)が3年ぶり2度目の受賞。打者部門は438 10本 28打点と打率,打点でリーグトップの好成績を残した松中(福岡ダイエー)が初の受賞となった。

 本西、今季限りで引退表明! ディーノ、3年目で早くも戦力外通告!
この日、ロッテは主に守備固めとして活躍したベテラン・本西に対して戦力外通告を行い、本西はこの儘、今季限りで引退する事を表明。この他、小林軍団の一角・小林渥,横田,川俣の3投手に加えて、光山、そして、ディーノに対しても来季の戦力外である事を通告。弊社が発刊された1998年のオフに入団したディーノは、そのイカす登録名から1年目の春先までは度々取り上げてきた弊社期待の選手だったが、3年目にして早くも無念の首斬りとなった。尚、この5選手はいずれも現役続行を望んでおり、今後は移籍先を模索する予定だ。

神宮:ヤクルト18勝9敗
T  101000002  4
S  000000000  0
勝:谷中7勝3敗 負:石井一12勝6敗
本:濱中13
 阪神、連夜の胴上げ阻止! 粘投・谷中、今季2度目の完封勝利!
古巣・ヤクルトの胴上げなど死んでも見たくないノムさん率いる阪神は初回に濱中がタイムリーを放ち、この日も主導権を握ると
3回には、またも濱中が13号ソロを叩き込み、2点目。9回にはゼブラ今岡が2点タイムリーを浴びせて、ダメ押しの2点を追加。
先発・谷中は7安打5四球と毎回の様に走者を出しながら、要所を締める粘りの投球を見せ、今季2度目の完封で7勝目を飾った。
これで
巨人のプレーオフ突入マジックはまた1つ減って6となった。

広島:広島9勝17敗1分
YB 020010010  4
C  00300020×  5
勝:小林3勝0敗1S 負:吉見0勝1敗 S:小山田0勝1敗4S
本:谷繁17,18、キュラソ星人22、石井タクロー8
 ディアス、決勝2点タイムリー! 横浜、一発攻勢も及ばず!
横浜は2回、谷繁の史上217人目の通算100号となる17号2ランで先制。3回にキュラソ星人の22号3ランで逆転を許すも
5回に石井タクローの8号ソロで振り出しに。3−3で迎えた7回、広島はディアスの2点タイムリーで勝ち越しに成功。
横浜は8回、谷繁のこの日2本目となる18号ソロで1点差と追いすがり、最終回も二死満塁と攻め立てたものの、あと一本が出なかった。
先発の吉見はプロ初黒星。一方、広島2番手の小林に3勝目がついた。

GS神戸:オリックス14勝14敗
H  000003130  7
BW 020030000  5
勝:ホンコン倉野7勝4敗1S 負:大久保7勝5敗14S S:岡本5勝4敗1S
本:井口30
 オリックス、5点差守れず! 無念のBクラス確定!
残り2試合を連勝すれば、西武を抜いてAクラスに浮上するオリックスは2回、葛城イクローの2点タイムリー二塁打で先制すると
5回には、またも葛城がタイムリー二塁打。更に、小椋の暴投の後、松田さんのタイムリー二塁打が飛び出し、5点のリード。
これで決まったに思われたが、ダイエーは6回、川崎のショートゴロの間に1点を返した後、井口が30号2ランを叩き込んで、リーグ初の30発カルテットを完成。
続く7回に柴原のタイムリーで1点差に詰め寄ると、8回には小久保のタイムリーでついに同点。更に、大道,坊西の連続タイムリーで2点を勝ち越し。
8回途中から登板の岡本が打者5人をパーフェクトに抑える好投を見せ、今季初セーブ。敗れたオリックスは2年連続の4位が確定した。