球界トピックス

9月24日



霊感投手・松坂から会心の55号ソロ

スタンドインを確認し、ガッツポーズ

記念の花束を受け取るローズ

大阪ドーム:近鉄18勝10敗
L  003010011  6
Bu 000211003× 7
勝:愛敬2勝0敗
負:霊感投手・松坂15勝14敗
本:ローズ55、マクレーン39、北川5、中村45
 
ローズ、プロ野球タイ記録の55号! 中村、サヨナラ2ランで優勝へ王手!
0−0で迎えた3回、西武は高木浩のタイムリー二塁打、小関の2点タイムリー二塁打で3点を先制。一方、近鉄は4回、突如、制球を乱した西武先発の霊感投手・松坂から3つの四球を選んで満塁とすると、代打・益田がライト前に2点タイムリーを放ち、1点差。直後の5回、西武は一死満塁からカブレラがレフトへの浅いフライ。三塁走者・高木浩はローズからの好返球にタッチアップを思いとどまったものの、この間に飛び出した二塁走者を見て送球した的山が本塁から前へ出た隙をついて、ホームイン。その裏、ローズがライトスタンドへ王さん(現・ダイエー監督)に並ぶ日本タイ記録の55号ソロを叩き込んだ事で流れを引き寄せた近鉄は、続く6回には大村がタイムリーを放って、ついに同点。しかし、西武は8回、一死満塁から高木浩が押し出し四球を選んで再び勝ち越し。9回にはマクレーンが39号ソロを叩き込み、6点目。粘る近鉄はその裏、先頭の代打・北川が5号ソロを放つと、更に、二死一塁から中村が右中間スタンドへ45号2ランを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ちでローズのメモリアルアーチに花を添えた。これで近鉄はマジックを2つ減らして1とし、ついに優勝へ王手をかけた。


神宮:ヤクルト12勝16敗
G  000000021  3
S  010010000  2
勝:岡島2勝1敗25S
負:高津0勝4敗34S
S:桑田4勝5敗1S
本:ガッツな貴公子・仁志20
 
茂雄、嫌がらせ酷使継投空転! 造反軍団、怒りの3連投でヤクルトを3タテ! 
最後の首位攻防3連戦で連敗を喫し、確実と思われた優勝に陰りが見えてきたヤクルトはケガの治りきっていない中井美穂の旦那・古田をついにスタメンで強行起用。一方、前日、斎藤雅,岡島,桑田と失脚させたいが為にシメまくってきた投手陣に次々と活躍されてストレスの溜まっている茂雄は相変わらず、勝敗など度外視した自分のストレス発散の為だけにまたも名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。死力を尽くす姿勢を見せてきたヤクルトとは対照的な茂雄の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、一死から理不尽にスタメンから外され続けて規定打席到達が絶望的となった事で怒り心頭の清水がライト前に弾き返したものの、マッスル千代の富士,今夜の松井さんと倒れて、無得点と早くも川相不在の弊害を露呈川相不在の重さを痛感させられて落胆の色を隠せない巨人先発・上原は2回、スタメン復帰の中井美穂の旦那・古田にセンター左を抜ける二塁打を浴びると岩村のセカンドゴロで一死三塁となった所で暴投を犯して、やらずもがなの先制点を献上。更に、寿司職人ラミレス,土橋の連打を浴びた後、ヒゲなし入来に簡単に犠打を許して、二、三塁とされたものの、ここは真中をショートフライに打ち取って、辛くもピンチを脱出。しかし、続く3回、一死から稲葉にライト前へ弾き返されると、続くペタジーニを歩かせて、一、二塁。ここで代えるべきはサードないしはショートであるにも拘わらず、川相を出したくない茂雄は早くも上原を引っ込めて、河原を投入する嫌がらせを敢行。これに対して、エモやんは「こういう所で絶対に代えちゃいけないんですよ。ピッチャーを育てる意味では上原をこういう場面で代えるやり方ってのは何の得にもならんですね。(茂雄は)ピッチャーに対する考え方が間違ってますよ。使い方も育て方も…。野球をナメてますね」豊田泰光氏も「(茂雄は上原を)人間扱いしていないんだよねと怒濤の茂雄批判を炸裂! 川相を使いたくないなどと言う狂気じみた理由の為に引きずり下ろされたとあって、茂雄への不満を露わにした憮然とした表情でマウンドを降りた上原を不憫に思った河原は突然引っ張り出されて準備不足の為に中井美穂の旦那・古田を歩かせはしものの、岩村をセカンドゴロゲッツーに打ち取り、このピンチを脱出。直後の4回、理不尽にスタメンから外され続けて規定打席到達が絶望的となった清水が怒りで集中力が増したかきっちり四球を選ぶと、一死後、今夜の松井さんがライト前に弾き返して、一、三塁。しかし、破戒僧・清原,江藤と無為に内野フライを打ち上げる体たらくで二者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。続く5回には一死から阿部がライト前ヒットで出ると、河原の犠打で二進したものの、ガッツな貴公子・仁志が空振り三振に倒れて無得点とまたまた川相不在の弊害を露呈川相不在を象徴付ける相次ぐ拙攻ぶりに愕然とした河原に対して、ヤクルトは一死から宮本が左中間へのフライ。これを川相不在で守備のリズムを崩した清水が追い付きながらも弾いて、この間に宮本は一気に二塁を陥れると、続く稲葉がセンター前にタイムリーを放ち、2点目を追加。続く6回には中井美穂の旦那・古田がセンター前に弾き返すと、一死後、茂雄は何故か河原から斎藤雅にスイッチする訳の分からない継投を展開。いきなり寿司職人ラミレスにレフト線への二塁打を浴びて二、三塁のピンチを迎えた斎藤雅だったが、心の準備が出来ていない所で突然引っ張り出してダメ押し点を献上させようと言う「旧三本柱解体プロジェクト」を推進せんとする茂雄の企みを見抜くと、茂雄への敵愾心を剥き出しにして土橋をキャッチャーへのファールフライ、ヒゲなし入来をショートゴロに打ち取って、このピンチを脱出。しかし、川相不在で粘りにも繋がりにも欠ける巨人打線は6,7回と三者凡退。8回に入り、先頭の阿部が倒れると、斎藤雅の打順を迎えた所で茂雄は名手・川相…ではなくヒットマン後藤を投入する嫌がらせを敢行。ヒットマン後藤は四球を選んだものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相にご満悦この茂雄の非道なやり口に川相不在では一発に賭けるしかないと言う思いを強くしたガッツな貴公子・仁志はレフトスタンドへ20号2ランを叩き込み、一気に同点。ここで若松監督がヒゲなし入来を諦め、左腕・山本にスイッチすると、茂雄は左投手打率.293にも拘わらず「清水は左に弱いですからねぇ、エヘヘヘ〜」とあらぬ言い掛かりをつけて既に、規定打席到達が絶望的であるにも拘わらず、追い打ちをかけるかの様に「清水首位打者阻止プロジェクト」をまたしても発動させ、名手・川相…ではなくインケツ続きのニックンを投入する嫌がらせを敢行。ニックンは簡単に打ち上げてライトフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮したものの、清水をベンチに追いやる事が最大の任務であるニックンの結果などどうでもいい茂雄はベンチで腸が煮えくり返った様な形相の清水にご満悦。その裏、またも「岡島ストッパー失脚プロジェクト」の為にセーブのつかない場面で引っ張り出された岡島は川相不在ながらも茂雄への敵愾心を剥き出しにして無失点投球を展開。土壇場9回、ヤクルトは同点の場面ながらも守護神・高津を投入。しかし、高津はエモやん曰く「キャッチボール同然の球」と言う程、球が走らず、これに対して、巨人は二死から江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球は惜しくも左中間フェンスに阻まれる二塁打止まりとなったものの、続くソーサ元木が右中間へタイムリー二塁打を放ち、ついに勝ち越しに成功。更に、阿部がライト前に弾き返して、一、三塁とチャンスを広げたものの、斉藤宜がセンターフライに倒れて、二者残塁と川相不在を痛感させる詰めの甘さを露呈。その裏、未だに「岡島ストッパー失脚プロジェクト」と「旧三本柱解体プロジェクト」を諦めていない茂雄は川相を出さない儘、桑田を投入し、岡島のセーブポイント(救援勝利)を消滅させる作戦に打って出たものの、逆境に燃える桑田はまず土橋を三振に斬ってとると、飯田をショートゴロに打ち取り、あっと言う間に二死。真中をショートへの内野安打で出したものの、宮本をセカンドゴロに打ち取り、ゲームセット。茂雄の思惑とは逆に岡島に白星がついた上、桑田にも今季初セーブがついた川相をフル欠場に追い込み、清水をシメる事にも成功したものの、3連投による酷使で使い潰す予定だった斎藤雅,岡島,桑田の造反軍団が川相不在であるにも拘わらず、悉く好投してしまい、嫌がらせプロジェクト完遂へ大きく遠のいたとあって、この上なく不機嫌な様子の茂雄は終始無言でベンチを後にした茂雄に反旗を翻す面々が嫌がらせ采配を打破して、茂雄の目論見を空転させた事でヤクルトを3タテし、絶望視されていた逆転優勝の可能性も見えてきた巨人だが、連日連夜、嫌がらせプロジェクトが阻止されてストレスが爆発寸前の茂雄が鬱憤を晴らすがごとく、抗い様のない極悪無比な嫌がらせ攻勢に出る危険性も大いに考えられるとあって、まだまだチーム内には不穏な空気が漂っている状態だ。

横浜:横浜16勝7敗1分
C  00000030002  5
YB 30000000001  4
勝:佐々岡7勝10敗7S 負:細見0勝5敗
本:新井16
 キムタク、価値ある同点タイムリー! 延長11回、キュラソ星人、決勝二塁打!
初回、横浜は一死満塁からズーバーの2点タイムリーで先制すると、更に、谷繁が犠飛を打ち上げて、3点目を追加。
6回までバワーズの丁寧な投球の前に攻めあぐねていた広島は7回から代わった木塚に対して、新井が16号ソロ。
更に、無死二、三塁で出てきたゲーリー川村からキムタクが2点タイムリーを放ち、同点。
3−3の儘、迎えた延長11回、広島はキュラソ星人の2点タイムリー二塁打でついに勝ち越し。
その裏、横浜はメカゴジラのタイムリーで1点差に詰め寄るのが精一杯。10回から登板の佐々岡は最後まで投げきり7勝目。

甲子園:阪神14勝12敗
D  010000000  1
T  10002000×  3
勝:ハンセル5勝11敗 負:バンチ9勝8敗 S:成本2勝1敗19S
本:濱中12、上坂6
 上坂、決勝6号2ラン! ハンセル、1失点の好投で5勝目!
阪神が初回、濱中の12号ソロで先制すると、中日は直後の2回、荒木のタイムリーですかさず同点。
1−1の儘、迎えた5回、阪神は上坂の6号2ランで均衡を破る勝ち越し点をゲット。
投げては先発・ハンセルが3回以降、付け入る隙を与えない好投を展開。8回に伊藤−遠山を挟み
最後は成本が締めて、逃げ切った。ハンセルは5勝目、成本は19セーブ目をマーク。

千葉マリン:ロッテ17勝10敗
H  000000001  1
M  03001130×  8
勝:名手?川井2勝2敗 負:星野13勝9敗
本:大塚5、小久保42
 名手?川井、今季初完投で2勝目! 初芝、5打数5安打の大爆発!
ロッテは2回、酒井の押し出し四球で先制すると、更に、小坂,フクーラのタイムリーで2点を追加。
5回には椎木のタイムリー、6回には初芝のタイムリー二塁打で1点ずつ加えると
7回には大塚の5号2ランとメイのタイムリー二塁打でダメ押しの3点を追加。
先発の名手?川井はプロ初完封目前の9回一死から小久保に42号ソロを浴びたものの、今季初完投で2勝目をマーク。
尚、この日、
ロッテはクベンカに対して、来季の戦力外である事を通告した。

東京ドーム:日本ハム12勝15敗1分
BW 200010000  3
F  000000000  0
勝:加藤10勝7敗 負:伊集院光の弟子・金村7勝12敗 S:大久保7勝3敗14S
 加藤、8回零封で12年ぶりの2桁勝利! 大島、ダメ押しタイムリー! 
初回、一死一塁から松田さんのショートゴロでゲッツーを狙った奈良原が二塁へ悪送球を犯して、ボールが転々とする間に1点を先制。
更に、ビティエロの犠飛でこの回2点。5回には大島がタイムリーを放ち、貴重な1点を追加。
先発・加藤は立ち上がりから安定した投球で2年ぶりの完封なるかと思われたが、仰木さんは9回から大久保にスイッチ。
この大久保が3人でピシャリと締めて、完封リレーを達成。加藤は実に12年ぶりとなる10勝目をマークした。