球界トピックス

7月28日


神宮:ヤクルト10勝8敗
G  000200120  5
S  00042000×  6
勝:前田5勝4敗
負:上原7勝5敗
S:高津0勝2敗20S
本:江藤23、マルちゃん3,4
 
茂雄、絶好のチャンスで川相幽閉の嫌がらせ! 走塁ミス連発で自力V消滅に王手!
依然として自力優勝消滅の危機に立たされている巨人だが、この日も名手・川相が「2番ショート」の聖域でスタメン出場! 茂雄はヤクルト先発が左腕・前田だからと「清水は左に弱いですからねぇ、エヘヘヘ〜」などとあらぬ言い掛かりをつけて規定打席から遠のかせる「清水首位打者阻止プロジェクト」をまたしても発動させ、弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木をレフトに入れはしたものの、頼れるベテランのスタメン出場に試合前から意気上がる巨人は初回、先頭のガッツな貴公子・仁志が何とか川相の前に塁に出ようと珍しくセーフティバントを敢行するも、間一髪アウト。続く名手・川相もファールを連発する得意の粘りで球数を投げさせ、ショートゴロに倒れるも、この1,2番がプレッシャーをかけた事で制球を乱した前田から、江藤が四球で出塁。ここで今夜の松井さんに期待がかかったものの、粘りながら、空振り三振に倒れて、無得点。その裏、先頭の真中の打球はファーストへのゴロ。これを首痛の破戒僧・清原に代わって、久々のスタメンとなったマルちゃんからの送球を受けた上原が真中とベース上で交錯して落球(記録は内野安打)。宮本の犠打の後、稲葉に死球をぶつけてしまった上原だったが、バックに川相がいる安心感から、少しも動揺する事なく茂雄が弱腰になっているペタジーニ,中井美穂の旦那・古田に対して、強気の投球で抑え込み、このピンチを脱出。0−0で迎えた4回、先頭の名手・川相を出してしまっては巨人が勢いづいて大変な事になると察知した前田は持ちうる全ての精神力を注ぎ込んで、川相をショートゴロに打ち取ったものの、これで精も根も使い果たして疲労困憊。これに対して、続く江藤が左中間スタンドへ2試合連続の23号ソロを叩き込んで、先制すると、二死後、破戒僧・清原を出したいが為に茂雄に「ヘバっていますからねぇ、エヘヘヘ〜」などと、あらぬ言い掛かりをつけられて幽閉され続け、怒り心頭のマルちゃんがバットの先っぽで捉えたにも拘わらず、強引にレフトスタンドまで運ぶ3号ソロを放ち、この回、2点。しかし、点を取られると途端に燃えるヤクルトはその裏、達川光男氏曰く「阿部のフォーク主体の単調な配球を読みきって」、稲葉,ペタジーニがいずれもフォークを狙い打って、無死一、二塁。ここで中井美穂の旦那・古田もフォークを狙ってレフトオーバーのタイムリー二塁打を放つと、続く岩村もこれまたフォークを読みきってチョコンと当てた打球がレフト前に落ちる2点タイムリーとなり、逆転に成功。更に、寿司職人ラミレスが三遊間を破って、一、三塁となった所で土橋がスクイズを決めて、4点目。直後の5回、2点を追う巨人はソーサ元木の四球,阿部のヒットで無死一、二塁のチャンス。しかし、バスターやらバントやらと茂雄の一貫性のない指示により、むざむざ追い込まれてしまった上原は最終的にバントを決められず三振に倒れると、ガッツな貴公子・仁志もライトフライに倒れて二死。ここで名手・川相が得意のおっつけるバッティングで痛打。一、二塁間を破るタイムリーかと思われたが、これをセカンド・土橋の好プレーに阻まれるハードラックで二者残塁。その裏、先頭の宮本にヒットを浴びた所で、相変わらず、極度のペタジーニ恐怖症に陥っている茂雄は早くも上原を引っ込めて、河本組長を投入。河本組長は稲葉は打ち取ったものの、茂雄のビビリっぷりが伝染したか、ペタジーニを歩かせて、一、二塁。二死後、岩村の打球は平凡なレフトフライでチェンジ…と思いきや、ど素人レフトのソーサ元木が浅く守り過ぎていた為に頭を越されるタイムリー二塁打となり、二者生還。直後の6回、巨人は一死から、今夜の松井さんが61試合連続出塁となる四球で歩いたものの、マルちゃん,マッスル千代の富士と倒れて、無得点。その裏、巨人3番手・田畑は二死から真中にセンター前へ弾き返されるも、続く宮本のショート右への打球を名手・川相が華麗なジャンピングスローで刺して、このピンチを脱出。この川相の好プレーに意気上がる巨人は直後の7回、先頭のソーサ元木がレフト前に弾き返すと、阿部が詰まらされながらもレフト前に落として、無死一、三塁。ここで代打・チュウがライトへ犠飛を打ち上げて、ソーサ元木が生還。ライト・稲葉からの送球が大きく逸れる間に阿部が二塁を陥れた所で、若松監督はチャンスで川相の打席が回る事を恐れ、前田から右の河端にスイッチ。これに対して、ガッツな貴公子・仁志がストレートの四球で歩いて、一、二塁で名手・川相の打順…と絶好のチャンスを迎えたものの、ここで若松監督の罠にまんまとひっかかった茂雄は名手・川相をベンチに幽閉し、清水を投入する嫌がらせを敢行。理不尽にスタメンから外され怒り心頭の清水はセンター前ヒットを放ったものの、2度と川相に頼れないと言う絶望感に打ちひしがれた阿部がこれからクリーンアップに続くにも拘わらず、川相不在では強引に突っ込むしかないと焦ったか、本塁突入する大暴走をかまして憤死。しかし、川相をベンチに追いやる事が最大の任務である清水の結果などどうでもいい茂雄は追加点を逃したにも拘わらず、ベンチで歯痒い様子の川相にご満悦この茂雄のやり口に辟易としたか、続く江藤はライトフライに倒れて二者残塁と川相不在の弊害を露呈。続く8回、巨人はヤクルト3番手・松田に対して、先頭の今夜の松井さんが四球を選ぶと、続くマルちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへこの日2本目となる4号2ランを叩き込んで、1点差。一死後、ソーサ元木がヒットで繋いだものの、阿部,代打・堀田と倒れて、ソーサ元木は一塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。その裏、一死からマウンドに上がったジョーベ博士は川相不在の不安感から、寿司職人ラミレスを歩かせると、土橋にはライト前へ弾き返されて、一、二塁のピンチ。ここで代打・副島がコールされると、茂雄はジョーベ博士から岡島にスイッチ。またもセーブのつかない場面で引っ張り出されて怒り心頭の岡島は川相不在では自分で抑えるしかないとばかりに代打の代打・デカを空振り三振に斬ってとると、真中をサードへのファールフライに打ち取って、このピンチを脱出。迎えた土壇場9回、満を持してマウンドに上がったヤクルト守護神・高津の前に先頭のガッツな貴公子・仁志はファーストへのファールフライ。続く清水は理不尽にスタメンから外された鬱憤を晴らすがごとくレフト前に弾き返したものの、ここで江藤の打球はショートへのハーフライナー。川相不在では一つでも先の塁を狙うしかないと焦った一塁走者・清水が大きく飛び出して、ゲッツーを食らい、今夜の松井さんの打席を待たずしてゲームセット。川相を無為に幽閉した事により走塁ミスを連発し、敗れるべくして敗れた巨人はいよいよ自力優勝消滅にリーチと言う大ピンチに陥ったが、茂雄はチャンスで川相を幽閉する嫌がらせをかませた事にすっかり有頂天第3戦のヤクルトの先発は左の藤井が予想される事から、川相のスタメン起用の可能性は十分にあるものの、またもや勝負所で幽閉する嫌がらせに走る危険性も十二分とあって、自力優勝消滅の危険性は一気に高まってきた

ナゴヤドーム:中日9勝7敗1分
C  000000010  1
D  00000110×  2
勝:山本昌7勝6敗 負:長谷川5勝3敗 S:ギャラード18S
 求道者・前田、悪夢の負傷退場! ロペス、痛恨の決勝タイムリーエラー!
スタメン2試合目の求道者・前田が左足太腿に痙攣を訴えて、初回で負傷退場するアクシデント
精神的支柱と攻撃力を失った広島は6回まで3安打と沈黙。先発・長谷川は5回まで無失点の粘りの投球を見せていたものの
6回、一死満塁の場面で関川のファーストゴロをロペスが痛恨のタイムリーエラーを犯して、中日がついに1点を先制。
更に、続く7回には詐欺師ゴメスがタイムリーを放ち、2点目を追加。広島は8回、緒方のタイムリー二塁打で1点差と詰め寄るも
最後は守護神・ギャラードの前に反撃を断たれて、連敗を喫した。中日先発の山本昌は7回途中まで無失点の好投で7勝目。

甲子園:阪神10勝8敗
YB 000101300  5
T  100300000  4
勝:米1勝1敗 負:伊達2勝1敗 S:斎藤タカシ4勝1敗18S
本:トラさん4
 
小川、走者一掃3点二塁打! トラさんのリサイタルショーを粉砕!
初回、悠久の若虎・桧山の犠飛で先制した阪神は、4回にメカゴジラのタイムリーで追い付かれるも
その裏、トラさんが4号3ランを叩き込み、勝ち越し。
前回のお立ち台で約束した「六甲おろし」熱唱リサイタルショーが、ついに実現するか!?
と期待されたが、6回、SAMの捕逸で1点を返されると、続く7回には小川に満塁の走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、一気に逆転される始末。
土壇場9回、
リサイタル開演に燃えるトラさんがヒットを放ち、反撃の狼煙を上げ、二死二塁と一打同点のチャンスを作ったものの
代打・矢野の痛烈な打球がサード真正面に飛ぶ運のなさで、ゲームセットとなり、トラさんのリサイタルはお預けとなった。
これで横浜は今季初の5連勝。2番手の米に5年ぶりの白星がついた。一方、伊達はプロ初黒星。

福岡ドーム:ダイエー14勝6敗
Bu 001001000  2
H  00020001×  3
勝:長冨1勝0敗 負:岡本2勝2敗6S S:ペドラザ3勝3敗23S
 主砲・小久保、勝ち越しタイムリー! ダイエー、ついに首位奪回!
0−0で迎えた3回、近鉄はローズのタイムリー二塁打で先制。しかし、ダイエーは4回、松中の犠飛で追い付くと
更に、J.マッケンジーが絶妙のタイムリーバントヒットを決めて、勝ち越しに成功。粘る近鉄は6回、川口のタイムリー二塁打が飛び出し
試合は振り出しに。2−2で迎えた8回、ダイエーは小久保のタイムリーで再び勝ち越し。最後は守護神・ペドラザが一死一、二塁のピンチで
ローズを併殺にとって、23セーブ目をマーク。これでダイエーは近鉄を抜いて、34日ぶりに首位に返り咲いた。

西武吹き抜けドーム:西武15勝5敗
F  100000000  1
L  00000030×  3
勝:青木勇2勝0敗 負:清水1勝4敗 S:豊田4勝0敗19S
 清水、力投報われず! 小関、決勝2点タイムリーで6連勝!
日本ハムは初回、片岡のセカンドゴロの間に1点を先制。日本ハム先発・清水の前に6回まで2安打と抑え込まれてきた西武だったが
7回、代打・シバタオーのタイムリーでついに追い付くと、更に、満塁の場面で小関が2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功。
7回以降、小刻みなリレーを展開してきた西武は最後は抑えの豊田が無難に締めて、逃げ切り6連勝。2番手の青木勇は2勝目をマークした。

GS神戸:オリックス7勝7敗1分
M  010000010  2
BW 000100000  1
勝:小野7勝5敗 負:山口3勝2敗2S S:小林雅0勝2敗24S
本:ボーリック24
 ボーリック、値千金の決勝弾! 小野、1失点の好投で7勝目!
2回、塩崎のタイムリーエラーで先制点を許したオリックスだったが、4回、進藤がタイムリー内野安打を放って同点。
5回以降、膠着状態が続いたが、1−1で迎えた8回、ロッテはボーリックが24号ソロを叩き込んで、ついに均衡を破る勝ち越し点をゲット。
最後は守護神・小林雅がピシャリと締めて、この1点を守りきった。先発・小野は1失点の好投で47日ぶりとなる7勝目をあげた。