球界トピックス

7月25日


 茂雄、ついに改心か!? ヤクルト3連戦で、名手・川相のスタメン起用を示唆!
19日の打撃練習中に左手有鉤骨を骨折していた事が明らかになったニックンが、この日、都内の病院で同部位の骨片摘出手術を行った。当初の診断通り、全治には早くても4週間はかかる見込みとの事。さて、負け越せば自力優勝が消滅するヤクルトとの後半戦開幕3連戦で、この期に及んでも、ソーサ元木や川中でお茶を濁すのではないか?と見られていた茂雄だが、何と「大事な所でベテランが生きるんです。スタミナもあるし、バッティングもいいんですよ、エヘヘヘ〜」と、名手・川相のスタメンショートでの起用を示唆すると言う誰もが予想だにしていなかったコメントを残したのだ。ここまで散々ないがしろにしてきた川相に対して、何を今更…と言わんばかりに、手の平を返して持ち上げまくる茂雄の変わり身の早さには呆れ果てるばかり「堂本光一が監督をやっても100勝は出来る」とまで言われた巨大戦力を抱えながら、前半戦、ヤクルトに4.5差をつけられる大苦戦を強いられている最大の要因と言われる「川相幽閉策」。しかし、それでいながら、勝敗度外視で川相への嫌がらせを貫いてきた茂雄が、ここにきて翻意した裏には、一体どんな真意が隠されているのか!? 流石に、疲労困憊でかつての元気もすっかり消え失せ打撃不振に陥っているソーサ元木,左打者であるが故に汎用性が低く経験の浅い川中,まして、一軍未出場の永池,佐々木等を起用して敗れる様な事があれば、責任を問われかねないと察知しての、渋々の起用に過ぎないのか!? はたまた、シーズン中に時折見せる、守備固めで投入すると同時に不振ないしは疲労困憊の投手を注ぎ込んで「川相効果」を相殺させる様な、川相を陥れる為の伏線を密かに張り巡らせているのか!? 現段階では川相失脚の為の決定的な材料は判明していないが、途中でマルちゃん,川中らを代打に送る嫌がらせをかます可能性は十二分に考えられるなど、まだまだ手放しで喜ぶ訳にはいかないだろう。また、スタメンショートの起用を示唆しても、打順については何も触れていないのも気になる所だ。ここまで繋がりに欠け、一発頼みのファミスタ野球をするしか手のなかった巨人打線だけに、川相がどこに入るかはこの上なく重要な要素と言える。かつて、本格的な川相幽閉策の布石として、清水を2番に入れ、川相を全く持ち味を生かせない7番に入れ続けた事により、存在価値を低下させた(様に見せた)前科のある茂雄だけに、今回もその再現となる危険性は否めない。聖域たる2番に入り、犠打,ヒットエンドラン,進塁打,粘っての四球等、幾らでも持っている手札を使い、得点圏に走者を置いた場面を作った上で、首位打者の今夜の松井さん,打点王の破戒僧・清原に着実に繋ぐのが理想的展開である事は言うまでもないだろう。果たして、茂雄はここに来て本気で逆転優勝を狙いに来たのか、単に、他の候補がいない為に体裁を繕ったに過ぎないのか、あるいは、川相を一旦持ち上げた上で一気にどん底へ叩き落とす秘策を目論んでいるのかが注目される。

 恐怖の赤ヘル打線、完全復活目前! 求道者・前田,緒方が続々スタメン復帰へ!
左アキレス腱痛により、開幕から戦線離脱していた「リハビリ三羽烏」の最後の一角・求道者・前田が、いよいよベールを脱ぐ! 17日に、一軍昇格を果たしたものの、まだ代打で2打席立ったに過ぎない状態だったが、この日、松原チーフ兼打撃コーチが「(27日からの)中日の初戦からスタメンと考えている」とコメントを残したのだ。また、松原コーチは、同じく「リハビリ三羽烏」の緒方についても、痛めている右膝への負担を配慮し、天然芝の広島市民球場で行われる31日からの横浜戦でスタメンに復帰させる意向を示した。これにキュラソ星人,ロペス,ディアスが加われば、巨人も顔負けのド迫力打線と化すだけに、逆転優勝への期待は高まるばかりだ。