球界トピックス

7月24日


 ニックン、左手有鉤骨骨折! 名手・川相、スタメン復帰へ大チャンス!
世界に名だたるバントの達人で、和製オジーと称される程の安定した守備力を誇るとあってナインから絶大な信頼感を得ている名手・川相を愚かにも幽閉せんとする茂雄が長打力と将来性を大義名分に、今季はインケツ続きであるにも拘わらず、執拗に起用し続けてきたニックンだが、19日の打撃練習中に左手首を骨折していた事が判明。19日から一向に痛みが引かない為、23日に都内の病院でレントゲン検査を受けた結果、「左手有鉤骨骨折」で全治4週間との診断を下され、25日に骨片摘出手術を受ける事となった。これにより、ここまで不遇の扱いを受け続けてきた名手・川相にいよいよスタメン復帰の道が見えてきたと言っていいだろう。川相を幽閉する事を第一に考えている茂雄の事、当面はソーサ元木をスタメンショートに宛うであろう事は想像に難くない。だが、ソーサ元木は疲労からか打撃不振に陥っており、7月の打率は.103とどん底状態。これに対して、名手・川相は開幕からコンスタントに打ち続けており、打席数こそ少ないものの、首位打者の今夜の松井さんをも上回る高打率をキープしている。また、左投手が先発と見るや、発動される「清水首位打者阻止プロジェクト」の際、ニックンの健在中同様、ソーサ元木がレフトに回れば、なおの事、川相のスタメンの可能性は高くなってくる。これまた川相幽閉策の刺客として台頭してきた福井も右手親指亀裂骨折で戦線離脱しており、正に、川相の為に機は熟したと言えよう。しかし、勝敗を度外視してでも嫌がらせをかます事がしばしばある茂雄だけに、この期に及んでも、川中,ヒットマン後藤,堀田辺りを使ったり、ファームから新たなる刺客を引き上げてでも川相を幽閉しようとする危険性は十二分に考えられるとあって、まだまだ予断は許さない状況だ。後半戦開幕カードとなるヤクルト戦に負け越せば、早くも自力優勝が消滅すると言う剣が峰に立たされている巨人だけに川相のスタメン起用で何とか逆転優勝の望みを繋ぎたい所だが、果たして!?

オールスターゲーム/札幌ドーム:全パ70勝59敗7分
全セ 201100000  4
全パ 30220100×  8
全セ…●野口(D)−佐々岡(C)−成本(T)−岩瀬(D)−黒田(C)−ギャラード(D)
全パ…ミャオ(L)−○藤田(M)−小倉(BW)−盛田(Bu)−橋本(L)−具(BW)−ペドラザ(H)−豊田(L)
本:マッスル千代の富士(G)1、ペタジーニ(S)1、カブレラ(L)2、今夜の松井さん(G)3、中村(Bu)3、J.マッケンジー(H)1
 今夜の松井さん、史上初の3戦連発! 中村も3戦連発で逆転MVP!
名手・川相(巨人)を選出しなかった上、史上初の期待がかかる今夜の松井さん(巨人)の3戦連発についても「札幌は相性が悪いですし、ちょっと無理でしょうねぇ、エヘヘヘ〜」などとケチをつける茂雄(巨人)の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた全セは初回、全パ先発・ミャオ(西武)に対して、川相不在の重さを熟知しているマッスル千代の富士(巨人)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ先頭打者アーチを叩き込むと、一死後、ペタジーニ(ヤクルト)も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ球宴新記録の6打数連続安打となるソロアーチをぶち込んで、2点を先制。更に、今夜の松井さんが四球で歩くと、二死後、キュラソ星人(広島)がライト前に弾き返して、一、三塁としたものの、岩村(ヤクルト)が倒れて二者残塁と、川相不在の巨人を彷彿させるファミスタ野球を展開。その裏、当然、オールスターに出てくるものとばかり思っていた川相が茂雄の陰謀により外されて、落胆の色を隠せない全セ先発・野口(中日)に対して、全パは二死から、ローズ(近鉄),中村(近鉄)が連打を浴びせて、一、三塁とした所でカブレラ(西武)がバックスクリーンへ2試合連続の3ランを叩き込んで、一気に逆転に成功。1点を追う全セは3回、全パ2番手・藤田(ロッテ)に対して、二死から茂雄とナベツネに立て続けにいちびられて、怒り心頭の今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ球宴史上初の同一年3試合連続アーチを叩き込み、同点。しかし、その裏、追い付いて貰っても川相不在の不安感が拭えない野口に対して、全パは一死からローズが歩くと、中村がレフトスタンドへ松井さんに続いて3戦連続となる2ランを叩き込んで、勝ち越しに成功。更に、二死後、小久保のショートゴロを井端(中日)がエラーしてしまい、中日のレギュラー野手と比べ、遙かに高い安定感の守備力を誇る名手・川相をベンチに幽閉すると言う愚行を犯し続けている巨人が事実上の2位に甘んじているのは当然と呆れ果てた野口だったが、何とかハイツ田口(オリックス)をレフトフライに打ち取って、2点で食い止めた。直後の4回、全セはヒットで出た岩村が二盗を決めて、二死二塁となった所でキムタク(広島)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間フェンス直撃のタイムリー三塁打となって、岩村が生還して1点差。なおも二死三塁の場面だったが、マッスル千代の富士はあえなくショートゴロに倒れて、1点止まりとまたも川相不在の弊害を露呈。その裏、全セ2番手・佐々岡(広島)は簡単に二死を取り、エセネオエセ松井(西武)もセカンドゴロに打ち取ってチェンジ…と思いきや、これを今年こそ和製オジーと謳われた名手・川相と二遊間コンビを組めるかと楽しみにしていたにも拘わらず、またもや茂雄の陰謀により阻止されて、落胆の色を隠せないキムタクが2年連続のエラー広島のレギュラー野手と比べ、遙かに高い安定感の守備力を誇る名手・川相を球宴に選出しない茂雄の嫌がらせに辟易とした佐々岡は、続く松田さん(オリックス)にセンター前に弾き返されると、ローズには右中間突破の2点タイムリー二塁打を浴びて、7点目を献上。直後の5回、全セは先頭の真中(ヤクルト)が二塁打を放ったものの、ペタジーニ,今夜の松井さんと倒れ、二死。ここで破戒僧・清原(巨人)を迎えると、王さんは地元・北海道で清原との対戦を強く希望していた本人の意向に応え、小倉(オリックス)から盛田(近鉄)にスイッチ。王さんの期待に応えるべく気迫の投球を見せる盛田に対して、破戒僧・清原はあえなく空振り三振に斬ってとられて、結局、真中は二塁に釘付けとまたまた川相不在の弊害を露呈。迎えた6回、この回からマウンドに上がった全セ3番手の成本(阪神)も川相不在の球宴など、とても「夢の球宴」とは言えないとばかりに呆然自失状態で、いきなり先頭のJ.マッケンジー(ダイエー)に左中間スタンドに叩き込まれる有様。続く7回、川相不在のバックに不安感一杯で悉く打ち込まれた全セ投手陣を目の当たりにしてきた5番手・黒田(広島)は川相不在のバックなどアテにはならないとばかりに中村,カブレラ,ガッツ(日本ハム)と並み居る強打者に対して三者三振の快投を展開。直後の8回、全パ6番手・ペドラザ(ダイエー)に対して、全セは一死から、破戒僧・清原が内野安打で出ると、続く稲葉(ヤクルト)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、センターフェンス最上段に直撃の二塁打となって、二、三塁のチャンス。しかし、ここで江藤(巨人),中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)と打ち取られて、二者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。土壇場9回も、一死からガッツな貴公子・仁志(巨人)がレフト前に弾き返したものの、真中,メカゴジラ(横浜)と倒れて、今夜の松井さんの5打席目を目前にしながら、ゲームセットとなる興醒めな結末となった。川相不在により怒濤の拙攻拙守三昧を繰り返し、投手陣も悉く火ダルマとあって、敗れるべくして敗れたセ・リーグだが、茂雄は大好きな空中戦に大満足しており、敗因が自分にある事など全く意に介していない模様。尚、MVPは松井さんに続いて球宴タイ記録の同一年3戦連続アーチとなる勝ち越し2ランを放った中村が選ばれ、200万円をゲット。優秀選手賞には一時は逆転弾となる2試合連続の3ランを放ったカブレラとどめの一発を含む2安打のJ.マッケンジー2安打2打点のローズ,そして、球宴史上初の同一年3戦連発を記録した今夜の松井さんが選ばれた。

 クルーズ、手術で今季絶望! 5年連続助っ人途中退団の金字塔達成か!?
左肩痛の影響から帰国しているクルーズが、25日にロサンゼルスで左肩関節唇損傷の手術を受ける事になった。完治まで早くても4ヶ月以上はかかる見込みで今季中の復帰は絶望的。オープン戦の大爆発により、一時は「バースの再来」と崇められた事もあったが、実際には「ブロワーズの再来」止まりの内容な事もあり、この儘、途中退団となる可能性が高くなってきた。神様のお告げにより途中退団したグリーンウェル以来、4年連続助っ人途中退団の怪記録を更新中の阪神だが、どうやら、その記録を更に伸ばす事になりそうだ。