球界トピックス

7月20日


 宮田コーチ、茂雄の陰謀打破を画策! アルモンテの二軍落ちを示唆!
宮田投手コーチが着々と茂雄の陰謀打破を進めている。岡島,ジョーベ博士を川相不在のバックを背負わせながら、無茶使いして疲弊させる事により、失脚させ、アルモンテをストッパーとして確立させようとしていた茂雄だが、来日から間もなくして、アルモンテが川相不在の重さを理解してしまったにも拘わらず、それでも川相を起用しないと言う墓穴采配を繰り返す為に、アルモンテは岩鬼に扮する現実逃避モードに走るばかりで不安定な内容が続いている状態。一方、宮田コーチは桑田派の前略・三沢興一が近鉄に島流しにされ、派閥党首の桑田が二軍に飼い殺し状態とあって、情緒不安定に陥っていた岡島を救うべく、精神安定剤的役割も含めて、桑田の昇格を図る事で岡島の復活を促し、「旧三本柱解体プロジェクト」の妨害をも目論んでいる。そして、この日、とどめとばかりに「二軍で実戦経験を積ませないと、緊張した場面ではとても使えない」とアルモンテの二軍調整を示唆し、茂雄の陰謀完遂は大きく遠のく事となった

フレッシュオールスターゲーム/東京ドーム:全イ12勝23敗5分
W  000000031  4
E  00031330× 10
全ウ…中里(中)−●山本(近)−藤田(神)−佐竹(広)−山田(ダ)
全イ…上野幽閉(巨)−○高橋一(ヤ)−大沼(西)−渡辺俊(ロ)−酒井(巨)−後藤(湘)−井場(日)
本:里崎(ロ)、蔵本(中)
 上野幽閉、飼い殺し打破へ必死のアピール! 里崎、3打点でMVP!
全イの先発はその不吉な名前から開幕から幽閉され続けているドラ2ルーキー・上野幽閉(巨人)。これに対して、全ウは一軍のレギュラーとして定着している沖原(阪神)が死球で出ると、一死後、一軍無安打であるにも拘わらず、パ・リーグの試合などロクに見ていない水島新司に「大活躍のルーキー」などと「ドカベン パロ野球編」で嘘っぱち情報を流されてしまった高見沢(オリックス)がライト前ヒット。更に、沖原が三盗を決めた後、吉本(ダイエー)が歩いて、一死満塁となったものの、中濱(近鉄)がショートゴロゲッツーに倒れて、結局、無得点。上野は続く2回にも死球の走者を出したものの、3つのアウト全てを三振で斬ってとる快投を見せ、無失点で責任を果たして、飼い殺し打破へのアピールに成功。続く3回からマウンドに上がった高橋一(ヤクルト)は二死から3人の走者を出して満塁としたものの、ここで相川(サーパス)をセンターフライに打ち取って、このピンチを脱出。一方、全ウ先発・中里(中日)も3回を投げて1安打無失点の好投を展開。しかし、4回からマウンドに上がった2番手・山本(近鉄)に対して、全イは先頭の高山久(西武)がサード・相川のエラーで出ると、続く七野(サーパス)が歩いて、一、二塁。ここで高橋信(日本ハム)のサードへのゴロが内野安打となると、相川の一塁への送球が逸れる間に二塁走者・高山久が一気に本塁をついて、ついに均衡を破る先制点をゲット。更に、一死満塁となった所で、飯山(日本ハム)がレフト前にタイムリー、代打・里崎(ロッテ)がライトへ犠飛を打ち上げ、この回、3点。続く5回には全ウ3番手・藤田(阪神)から、一死二、三塁の場面で高橋信の内野ゴロの間に4点目。6回には一死満塁から田中充(湘南)の2点タイムリー,高山久の犠飛で3点を追加すると、更に、7回には4番手・佐竹(広島)から飯山の犠飛の後、里崎がレフトスタンドへダメ押しとなる2ランを叩き込んで、とうとう10点のリード。大沼(西武)−渡辺俊(ロッテ)と繋いできた全イの継投の前にゼロ行進が続いていた全ウだが、8回、この回からマウンドに上がった酒井(巨人)に対して、蔵本(中日)がレフトスタンドへ3ランを放ち、ようやく一矢報いると、9回にも里崎のパスボールで4点目。しかし、反撃もここまでで、結局、中盤の大量点を全ウが守りきった。尚、MVPには2ランを含む3打点の里崎が選ばれ、賞金100万円をゲット。優秀選手には2安打2打点の飯山2打点2盗塁3出塁の田中充3回3三振無失点の中里3ランを放った蔵本の4人が選出された。

 鈴木に敗れたサンダース、早くも退団申し入れ!
横浜に途中入団したサンダースがメジャー復帰を目指すべく自ら退団を申し入れている事が明らかになった。京都の花札屋に買収されて、国外亡命を果たした鈴木(マリナーズ)の加入により、メジャーの座を追われたに過ぎないものを、「鈴木とレギュラーを争った」などと都合のいい解釈で鈴木並の期待をしてしまったのが大間違い。打率は1割にも満たず、三振率は5割と言う完全な期待外れで二軍で調整中の有様とあって、この退団願は横浜としても願ったり叶ったりと思われるが…、笹川運営部長は何故か「戦力として考えている。これ(退団願の受諾)ばかりは難しい」などと慰留する事を示唆した。