球界トピックス

7月12日



8回、鋭い眼光で打席に入る名手・川相

レフトスタンドへ会心の2号2ラン

おどけた表情でベースを回る川相

浪速のMKもメジャー級の一発に脱帽

マルちゃんの手荒い祝福を受ける川相

通算300打点に若大将・原コーチも祝福

9回、あわや二塁打と言う打球を好捕

深い位置から踏ん張って大遠投

ニックンも真っ青の強肩でダイレクト返球

東京ドーム:巨人7勝9敗
S  000000001  1
G  00470002× 13
勝:河原3勝1敗
負:石井一7勝3敗
本:江藤20、マッスル千代の富士17、名手・川相2
 
名手・川相、会心のメモリアルアーチ炸裂! 巨人、一夜にして首位奪回!
前日、川相を最後の最後まで幽閉した事により悪夢の5連敗を喫し、首位陥落となったにも拘わらず、この日も茂雄は懲りずに名手・川相をベンチに幽閉し、2番の適性など欠片もないインケツ続きのニックンを2番ショートでスタメン起用する大暴挙に打って出た。更に、ヤクルトの先発が左腕・石井一だからと「清水は左に弱いですからねぇ、エヘヘヘ〜」などとあらぬ言い掛かりをつけて規定打席から遠のかせる「清水首位打者阻止プロジェクト」をまたしても発動させ、清水を幽閉。しかも、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を起用すると言う暗黒オーダーを展開。この茂雄の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発・河原は川相不在の上、ヘッポコレフトラインを強いられた事で投球の幅を大きく狭められ、不安感一杯で初回、二死から稲葉,ペタジーニ,中井美穂の旦那・古田と3連続四球を与えて、満塁。しかし、ここは負傷の岩村に代わって出場の池山をサードゴロに打ち取って、辛うじてこのピンチを脱出。その裏、巨人は二死から江藤がセンター前へ弾き返すと、暴投で二進したものの、今夜の松井さんはサードへのファールフライに倒れて、無得点と早くも川相不在の弊害を露呈これで川相不在の重さを痛感してしまった河原は直後の2回、二死から投手の石井一に三遊間を破られると、真中にはレフトフェンス直撃の二塁打、続く宮本を歩かせて、またまた満塁のピンチ。ここで迎えた稲葉に対して、カウント1−3と追い詰められたものの、最後はセカンドフライに打ち取って、ここも何とか無失点で切り抜けた。その裏、巨人は先頭の破戒僧・清原が四球で歩くと、マッスル千代の富士のキャッチャーゴロの間に二進。しかし、ソーサ元木,チュウと倒れて、破戒僧・清原は二塁に釘付けと、またも川相不在の弊害を露呈相次ぐ拙攻に川相不在の重さを改めて思い知らされ、落胆の色を隠せない河原は直後の3回、一死から中井美穂の旦那・古田にショートへの内野安打を許すと、二死後、寿司職人ラミレスに三遊間を破られ、土橋には四球と、何と3回連続の満塁のピンチ。しかし、ここも石井一を空振り三振に斬ってとり、無失点と薄氷を踏む様な苦しい投球の連続。その裏、先頭打者として打席に入った河原が川相不在で野手陣が頼りにならないとあっては自分が口火を切るしかないとばかりにセンター前ヒット。茂雄の嫌がらせにより最悪の環境を強いられながらも次々と襲い来るピンチをしのいでしのいで、打っても自ら活路を開かんと2打数2安打と言う河原の働きを流石に不憫に思ったか、これでようやく活気が出てきた巨人はインケツ続きのニックンのヒット,今夜の松井さんの四球で、二死満塁のチャンス。ここで破戒僧・清原が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間を深々と破るタイムリー二塁打となり、満塁の走者が揃って生還し、ついに3点を先制。更に、マッスル千代の富士が詰まりながらもレフト前に落とすと、川相不在では一つでも先の塁を狙うしかないとばかりに強引に二塁を狙って憤死。しかし、この前に破戒僧・清原が生還しており、この回、4点をゲット。4点を貰っても川相不在のヘッポコレフトラインを背負わされていては不安感など到底拭えはしない河原は4回も二死二塁とまたまた得点圏に走者を背負ったものの、ここもペタジーニを打ち取り、ピンチを脱出。その裏、巨人は一死からチュウが歩くと、河原の犠打が池山と石井一が譲り合った事で内野安打となった後、ガッツな貴公子・仁志も三遊間を破って、またまた満塁。インケツ続きのニックンの2点タイムリーの後、江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ史上25人目の通算300号となる20号3ランを叩き込み、石井一をKO。更に代わった本間から、一死後、川相不在では何点あっても足りないとばかりに破戒僧・清原がヒットを放つと、マッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ3試合連続の17号2ランを叩き込み、この回、大量7点を追加。11点と大量リードとなった事で茂雄はソーサ元木をベンチに下げたものの、代わりにレフトに入れたのは清水…ではなく堀田あくまで清水を規定打席に近付けさせまいとする茂雄の嫌がらせに辟易とした河原はレフトラインのヘッポコ度が軽減した事など気休めにもならず、5回に無死二塁、6回にも一死一、二塁と得点圏に走者を背負うピンチの連続。その裏、一死から江藤がレフト前ヒットで出た所で、茂雄はようやく「フル欠場にしなかった」と言うナインへの体裁を繕う為だけに名手・川相を代走で投入。しかし、7回からその川相がその儘、サードの守備に入った事により、その絶大なる安心感から一気に落ち着きを取り戻した河原は初めて得点圏に走者を許さずに、切り抜けると、8回からマウンドに上がった田畑も無難な投球を展開。すると、その裏、巨人は先頭のガッツな貴公子・仁志がヒットで出ると、一死後、この日初めて打席に入った名手・川相がレフトスタンドへ通算300打点となる会心の2号2ランを叩き込み、ダメ押し! 9回からマウンドに上がった3番手・南は川相に打球を集める頭脳的投球を展開し、二死二塁と完封リレー目前と迫った所で寿司職人ラミレスのショート右への詰まり気味のゴロをインケツ続きのニックンが早々と追う事を諦める気合いの入らぬプレーでセンターに抜けるタイムリーとしてしまったものの、後続を断ち切り、ゲームセット。名手・川相の攻守に渡る大活躍により、巨人は一夜にして(仮初めの)首位に返り咲いたが、茂雄は体裁を繕う為だけに出した筈の川相に不覚にも活躍されてしまったとあって、憤懣やるかたない表情でベンチを後にした。この鬱憤を晴らすべく、翌日からまた川相への弾圧が強まるのは必至と見られており、折角、返り咲いた(仮初めの)首位の座も風前の灯火だろうと言う声が所々で挙がっている。


ナゴヤドーム:中日7勝7敗1分
C  0000001020  3
D  0101000101× 4
勝:正津2勝1敗 負:高橋5勝5敗
本:山崎武18、ディアス18
 延長10回、神野、サヨナラタイムリー! 中日、1ヶ月ぶりの連勝!
2回、中村のタイムリーで先制した中日は4回には山崎武の18号ソロで2点目を追加。
5回までパーフェクトに抑えられていた広島は6回、ディアスの18号ソロで1点差と詰め寄るも
8回に詐欺師ゴメスがタイムリーで、再び2点差と広げられ、これで勝負あったかと思われた。
しかし、土壇場9回、完投目前の野口が東出,ディアスと連打を浴びてKOされると、岩瀬を挟んで出てきた守護神・ギャラードが
ロペスに犠飛,代打・野村にタイムリー内野安打を許して、延長に突入。10回、一死一、三塁のピンチを逃れた中日は
その裏、一死二塁の場面で途中から守備に入っていた神野がタイムリーを放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

平塚:横浜6勝10敗
T  000201000  3
YB 000100000  1
勝:谷中2勝1敗 負:バワーズ1勝8敗 S:成本2勝0敗15S
 エバンス、先制&ダメ押し打! 成本、ピシャリと15セーブ目!
0−0で迎えた4回、阪神はエバンスのタイムリーで均衡を破ると、更に、沖原にもタイムリーが飛び出し、この回、2点。
その裏、谷繁のセカンドゴロの間に1点を返されるも、6回、またもエバンスがタイムリーを放って、ダメ押し。
投げては先発・谷中が5回まで1失点と役目を果たすと、6回からは小刻みな継投を展開。
最後は成本が3人で締め括り、15セーブ目をマーク。谷中には1ヶ月ぶりとなる2勝目がついた。