球界トピックス

7月8日


横浜:横浜7勝11敗
G  000100010  2
YB 03200000×  5
勝:ゴーグル5勝4敗
負:田畑0勝1敗
S:斎藤タカシ4勝1敗15S
本:ドスター5、小川9、清水7
 
名手・川相、悪夢のフル欠場! 無為な打線改造も虚しく屈辱的3連敗!
前日、川相の投入が遅れた為に拙攻三昧を繰り返し、屈辱のサヨナラ負けを喫したにも拘わらず、全く懲りていない茂雄は疲労性腰痛の江藤をスタメンから外したにも拘わらず、インケツ続きのニックンをショートに、ソーサ元木をサードに入れて、絶好調の名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。規定打席から随分遠のいた事で安心したのか清水を1番に、復調の兆しが見えるマッスル千代の富士を3番に回すなど、大幅な打順のテコ入れを図ったものの、所詮、川相不在では殆ど効果など発揮されない事が何度となく立証されているとあって、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、打線改造の甲斐も虚しく三者凡退。一方、移籍2試合目にして先発登板となった田畑はヤクルト時代に散々苦しめられた鉄壁の守備を誇る名手・川相が不在と言う信じがたい布陣に不安感一杯で一死から金城にバントヒットを許すと、二死後、ボークを犯した挙げ句に鈴木なおのりをストレートの四球で歩かせて、一、二塁。ここは小川の打ち損じに助けられて、切り抜けたものの、続く2回、一死からドスターにレフトスタンドへ5号ソロを叩き込まれて、先制点を献上。二死後、ゴーグルのショートへのライナーをインケツ続きのニックンがグラブに当てながら弾く(記録はヒット)と、石井タクローのセカンドへのゴロを川相不在で守備のリズムを乱したガッツな貴公子・仁志がバウンドを合わせ損ねて(記録はヒット)、またまた一、二塁のピンチ。川相がいれば、とっくにチェンジとなっていたであろうと、落胆の色を隠せない田畑金城には左中間突破の2点タイムリーを浴びて、この回、3失点。続く3回には一死から小川に左中間スタンドへ9号ソロを浴びると、更に、二死後、ドスターにライト前ヒット、谷繁にはライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を打たれて、5点目を献上。3回までゴーグルの前にパーフェクトと沈黙していた巨人は4回、一死からガッツな貴公子・仁志がピッチャー強襲の内野安打で出ると、マッスル千代の富士が歩いて、一、二塁。二死後、破戒僧・清原が三遊間を破るタイムリーを放ち、ようやく1点。なおも一、二塁のチャンスだったが、ソーサ元木はファーストゴロに倒れて二者残塁と川相不在の弊害を露呈。続く5回、一死から阿部がヒットで出たものの、ここで4回に田畑から代わった河本組長がヘッポコバントを炸裂。すかさず処理した谷繁から一塁ベースカバーに入ったドスターへ、そしてドスターから二塁へと転送されたものの、この送球が阿部のヘルメットに直撃。辛うじてゲッツーは免れ、チャンスは残ったものの、清水が初球を簡単にレフトへ打ち上げて、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈。6回には一死からソーサ元木,ニックンと連打を浴びせて、一、二塁とすると、二死後、河本組長の所で茂雄は名手・川相…ではなくヒットマン後藤を投入する嫌がらせを敢行。しかし、ここで川相不在では一つでも先の塁を狙うしかないと焦っていた二塁走者のソーサ元木が大きく飛び出し、谷繁の牽制の前にタッチアウトとなる大チョンボで無得点とまたまた川相不在の弊害を露呈。ヒットマン後藤の投入は無駄に終わったものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相にご満悦。しかも、次の回も川相を使わんと言わんばかりにヒットマン後藤をサードに残し、7番のニックンの所に3番手・平松を入れる嫌がらせを敢行。この茂雄の非道なやり口に辟易とした平松は先頭の金城に三遊間を破られると、メカゴジラの犠打の後、鈴木なおのりには四球、小川にはレフト前ヒットを許して、満塁のピンチ。ここで代えるべきはピッチャーではなくサードないしはショートである事に気付かない茂雄は平松を引っ込め、三浦を投入。川相不在で不安感一杯の三浦は代打・マイケルに痛打されるも、ガッツな貴公子・仁志の好守でゲッツーを完成させ、辛くもこのピンチを脱出。直後の8回、川相を差し置いて代打に出て、打ち終わる前にチェンジとなった事で打ち直しとなった先頭のヒットマン後藤はセンターフライに倒れたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相にご満悦。しかし、そんな茂雄の様子に腸が煮えくり返った清水は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ怒りの7号ソロを叩き込み、2点目。土壇場9回、この回からマウンドに上がった横浜守護神・斎藤タカシに対して、先頭の今夜の松井さんがレフト前に弾き返して、王さんと並ぶセ・リーグタイ記録となる50試合連続出塁を達成。しかし、破戒僧・清原がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開となると、続くソーサ元木もセカンドゴロに倒れて、今季横浜相手に初の3タテを食らった上に、ゴーグルに史上116人目となる通算100勝目を献上する始末。名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、敗れるべくして敗れた巨人だが、茂雄は打線改造に川相を組み込まなかった事が敗因などとは微塵も思っておらず、今後も川相を組み込まない事を前提にした無為な打線改造をかましまくるのは必至とあって、最早、V2は絶望的との声が所々で挙がっている。

神宮:ヤクルト7勝8敗
D  000000000  0
S  01121001×  6
勝:前田4勝3敗 負:前田幸2勝8敗
本:寿司職人ラミレス14,15
 寿司職人ラミレス、2発3打点! 前田、粘りの投球でプロ初完封!
2回に寿司職人ラミレスの14号ソロで先制したヤクルトは、続く3回には中井美穂の旦那・古田のタイムリーで1点
4回には稲葉のタイムリー等で2点
5回には寿司職人ラミレスの犠飛と着々と加点。
8回には寿司職人ラミレスがこの日2本目となる15号ソロを叩き込み、試合を決定付けた。
投げては先発の前田が走者を出しながらも要所を締める粘りの投球を展開し、プロ初完封で4勝目を飾った。

広島:広島10勝5敗
T  000000010  1
C  20000002×  4
勝:長谷川5勝2敗 負:ハンセル3勝5敗 S:玉木2勝1敗3S
本:キュラソ星人12、ディアス17
 キュラソ星人&ディアス2戦連発! 広島、投打噛み合い3連勝!
広島は初回、キュラソ星人が2試合連続の12号2ランを叩き込み、2点を先制。その後、長谷川,ハンセルの両先発の好投が続き
膠着状態となったが、阪神は8回、ゼブラ今岡のタイムリーでようやく1点を返し、1点差。
しかし、その裏、広島はディアスの2試合連続17号ソロ,新井のタイムリー二塁打でダメ押しとなる2点を追加。
最後は玉木が締めて、3セーブ目。先発・長谷川は5勝目をマークした。

大阪ドーム:近鉄6勝12敗
H  003220000  7
Bu 000000000  0
勝:山田2勝1敗 負:山村5勝4敗
本:松中23、柴原4、井口16
 ルーキー・山田、プロ入り初完封! ダイエー、連日の一発攻勢で首位に肉迫!
0−0で迎えた3回、ダイエーは小久保のタイムリーで先制すると、続く松中が23号2ランを叩き込み、この回、3点。
続く4回には柴原が4号2ラン、5回には井口が2試合連続16号ソロと、得意の一発攻勢をかました後、大道がスクイズを決めて、7点目。
投げては、先発のルーキー・山田が二塁も踏ませぬ完璧な投球で、強力いてまえ打線を僅か2安打に抑えてのプロ入り初完封を達成。
首位近鉄に3タテを食らわしたダイエーは、ゲーム差を0.5にまで縮め、2位に浮上した。

GS神戸:オリックス9勝9敗
L  010014020  8
BW 211030000  7
勝:デニー1勝2敗 負:具3勝4敗10S S:豊田3勝0敗15S
本:金村弟13、マクレーン21
 塩崎、決勝タイムリーエラー! 西武、5点差跳ね返し連敗脱出! 
初回、オリックスはビティエロの2点タイムリーで先制。その後、2点ずつ取り合って迎えた5回には
代打・五十嵐のタイムリー二塁打、ハイツ田口の犠飛、デニーの暴投で5点のリード。これで決まったかに思われたが
直後の6回、西武はマクレーンの21号ソロを皮切りに、小倉のタイムリーエラー、
エセネオエセ松井の史上205人目の通算1000安打
となるタイムリーで1点差とすると、8回にはマクレーンのタイムリー二塁打、塩崎のタイムリーエラーでついに逆転。
オリックスは土壇場9回、無死一、二塁のチャンスを作ったものの、あと一本が出ず、3連戦3連勝はならなかった。

松山:日本ハム9勝7敗1分
M  000100111  4
F  000002000  2
勝:薮田1勝1敗 負:ガンちゃん4勝6敗 S:小林雅0勝1敗23S
本:メイ20、ガッツ15、ボーリック18、松本1
 ボーリック、決勝18号! 薮田、2年ぶりの白星!
0−0で迎えた4回、ロッテはメイの20号ソロで先制。1点を追う日本ハムは6回、ガッツの15号2ランで逆転に成功するも
直後の7回、ロッテはサブローのタイムリーですかさず同点。更に、続く8回にボーリックの18号ソロで勝ち越すと
9回には松本の今季初アーチでダメ押しの4点目。その裏、守護神・小林雅が一発が出ればサヨナラのピンチを背負いながらも
何とかしのいで23セーブ目。先発・薮田は2年ぶりの勝利となった。